10代のための疲れた心がラクになる本: 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法

著者 :
  • 誠文堂新光社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416519387

作品紹介・あらすじ

友だち関係、勉強、家族、容姿……ストレスは多くあるけれど、大丈夫! 君は変われる!

・ 心がざわつくこと、つらいことが多くて、イヤな気分に押しつぶされそう
・ 朝起きると「また一日が始まる」と、どんよりした気分になる
・ 笑うことができなくなっちゃった
・ 自分のことをわかってくれる人がいない、ひとりぼっちだと感じている

気がつけば、こんな状態になってしまっていませんか?
でも、大丈夫。
心がパンクしかけていても、自分で自分の心をセルフケアできるようになると、必ずラクになります。
生きやすくなります。
大切なのは、知識、心構え(マインド)、行動(技術)、この3つです。

1 まず、「この状態はどういうものか。治す方法があるのか」といったことを知る。
2 次に「よし、治すぞ」という心構えをもつ。
3 そして、治していくために必要な具体的な技術を知り、行動を起こす。

この3ステップです。
どうすることが自分自身をラクにするのか、心の声を聞いて、一歩踏み出せばいいのです。
行動に移せば、状況は変わります。

この本は、「敏感気質(HSP/HSC)」の第一人者でもある児童精神科医・長沼睦雄先生が、
これまでの臨床経験を総動員して書きました。
前半は「知識編」、後半は「技術編」。
この本に書いてあることを、小さなことひとつでもいいから、何か実践してみてください。
きっと状況は変わります。

大人ももちろん、とりわけ、多感な思春期を生きる10代の方にこそ、ぜひ読んでほしい本です。

感想・レビュー・書評

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  • 私自身、HSPを患っています。すごく小さな幸せが一日のうちに一回でも訪れれば、その日はすごく気分良く過ごせます。逆に、すごく小さな悪い事が一日のうちに一回でも訪れれば、その日はすごく気分悪く過ごしてしまいます。小さな音でもびっくりしてしまう、傷つきやすいなど、いいことはあまりないように感じています。でも、この本を読んでから、「これは生まれ持った性格だから、しっかり付き合っていこう」と思えるようになりました。

    • ぷみさん
      こんばんは、ぷみです。
      素敵なコメントと励ましのお言葉、ありがとうございます!自然と頬が緩みました。
      学校生活、大変です...でも、レモンケ...
      こんばんは、ぷみです。
      素敵なコメントと励ましのお言葉、ありがとうございます!自然と頬が緩みました。
      学校生活、大変です...でも、レモンケーキさんのように、温かい言葉をかけてくださったり、近くで助けてくれる人達がいるので、大丈夫です!
       お互い、頑張りましょう!
      2022/04/02
  • 疲れた心を癒す3つのステップ|10代のための疲れた心がラクになる本|長沼 睦雄|cakes(ケイクス)
    https://cakes.mu/posts/24337

    いつか(@ituka_e) ? Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/ituka_e/?hl=ja

    10代のための疲れた心がラクになる本 | 株式会社誠文堂新光社
    https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/20890/

  • 当たり前のことを書いているといえば、確かに、当たり前のことを沢山書いているかもしれない。だけど、私はこの本を確かに『10代のための疲れた心がラクになる本』として人に推薦できる。


    本当に変わろうとする気があなたにはあるか?

    という筆者の問いは、無気力に陥った10代には酷な問いかもしれない。だが、決してそれは疲れた心を持った10代を責めているのではなく、変わろうと考えることにより、私達は本当に変わることが出来るというメッセージが込められている。


    漫画が所々にある上、比較的に平易な文章で構成されているため読みやすくなっており、まさに当事者である10代のための本であると感じた。

  • 2019年6月26日読了。Cakesでも連載中の、10代の心の不調について「大丈夫だよ」と励まし具体的な解決方法をガイドしようとする本。心と体はつながっており心の不調は体に影響しまた逆もありうるし、体を活発化することで心の不調を改善する一歩になりうること、言い分を聞かず「なまけている」「気合だ」などと断じられるのではなく、不調を理解してもらい・支えてもらっているという実感が改善に踏み出すきっかけを生むこと、何より「自分」が自分の不調に向き合い知識を身に着け、親でも医者でもなく自分がなんとかするという気持ちを持つこと。どれも重要なことだが、悩みの渦中にいる人には見えなかったりするものだろう。自分にとっても役に立つ考えだし、また自分も人を支援できる人間でありたいものだ。

  • HSPと思春期のお話。素晴らしすぎて保健室に置いたんだけど、自分の心身について知ること=救うことだと目の前の子どもたちを見ていて心より思う ちな私は完全なるHSP(多分)なので20代の疲れた心もラクになったよ

  • 自分でよくしていこうと意志を持つからこそ、生きやすくするためにいろんな知識を得たいという意欲が湧くのだと思いました。だから、自分で治す→自己治癒力に繋がっていくのかなと考えました。

    「理解が心を救う」のは、本当にその通りであると思います。自分自身を理解してもらえていると思うと、安心感が生まれて自分自身が相談しやすいと感じる環境になると思いました。

    ふとしたときに感じた気持ちも、グラデーションのようにで「今日はこんな気持ち」「さっきまで、〜な気持ちだったけど、今は〜な気持ちになった。」と相手に伝えられたら素敵だなぁと思うとともに、自分自身がそういう人になりたいと思いました。

    自分の内側の価値。自分しか知らない「自分自身」と外界を分けて考えることが面白いなぁと感じます。自分の感情と切り離して、相手を見られるように、心の境界線を少しずつ濃くして、自分自身が安心すると感じる「心の内側」にしていくイメージで進んでいきたいです。

    「自分の限界がわかる」ことは、私自身にとって認めたくない部分でもあります。自分はここまで取り組んだ、と自分自身に対して、良い評価をすれば、自分自身の限界に対する捉え方も変化するのではないかと感じます。 

    本当の自分がわからなくなったときに、また読みたいと思いました。

  • とっても素敵な本だった
    読んでよかった

  • 自分を肯定されるだけで、ただ一つの文章や言葉だけで人の価値観が変わるのか〜、と感心。
    というか自分の感情もぐわんぐわん揺らいで変わるし、
    涙も落ちるけど、優しい気分になれた。
    この本は知識や行動について書かれていて、それを実行することももちろん大切だけど、この本を最後まで読み終われただけでも、自分にとって得るものが沢山あった。
    自分も、誰かも肯定していきたい。
    "ハイボクノウタ"
    を聞いて、すとんと落ちてくる感覚。
    自分が今欲している優しさをダイレクトに受けた感じ、
    とっても良いし、選曲が著者の人柄を感じさせてとても好きになった、、
    自分の物差しで、自分の好きを自分自身で肯定して、生きてく。

  • よくできた一冊です。
    読みやすい。
    でも、できればコミック版も希望。
    コミックでないと読めない層もいるから。
    でもとにかく、学校は買い!
    でしょう。

    2019/05/16 更新

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著者プロフィール

山梨県甲府市生まれ。北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター小児精神科医長。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て日本神経学会認定医の資格を取得し神経内科医として勤務。感覚運動障害に興味をもち研究しながら感覚統合療法セラピストの資格を取得。北海道大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程にてシナプス生化学の基礎研究を終了後、障害児医療分野に転向。1993年以来、現職にあり、自閉症などの発達障害児者の診療を続けている。障害児者の高次脳機能障害と知覚特異性に興味をもっている。

「2006年 『自閉症者からの紹介状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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