- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416113653
作品紹介・あらすじ
恐竜学の最新知見満載<br>鳥になっていく進化の道筋が明らかに<br><br>新しい発見が相次いでいる恐竜研究。なかでも鳥類への進化については、「食性」「脳」「羽毛」をキーワードに、研究が進んでいます。本書も、この3つを手がかりに、恐竜がどうやって鳥になっていったかを、研究者の思考回路を交えながらわかりやすく解説。CTスキャンでわかった脳の変化、胃石からわかるエサの変化、羽の痕跡からの推理など、研究者たちが、化石や骨を目の前に、どのように謎を解き明かしているのか、その研究手法も面白く紹介しています。<br>解説するのは、恐竜学で今最も人気のある気鋭の研究者、北海道大学総合博物館の小林快次先生。最前線で活躍する小林先生ならではの、恐竜研究エピソードも必見です! 写真やリアルイラストレーションを多用し、見て楽しいページも多く、また、難しい漢字にはルビをふっているので、恐竜好きな小学校高学年の児童でも読みこなせます。
感想・レビュー・書評
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恐竜が鳥へと進化していった過程がこれまでの化石の発見や研究をもとにわかりやすくまとめられた一冊。今話題になっている羽毛恐竜なども出ていて、頭の中の整理がつく。
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イラストが綺麗、そしてリアルでよい。
文章もわかりやすく、すぐ読めるので、初心者にお勧めできる。 -
恐竜が鳥へと進化していったかを、わかりやすくイラスト付きで紹介。
単に化石からの調査だけでなく、CTによる脳の検査、羽毛恐竜の発見、抱卵していた可能性などなどあまり恐竜に興味がない自分にも、そこまで既に進んでいるのかと驚きを隠せなかった。
これからも新発見が続々と現れることに期待したい。 -
私が恐竜好きなのを知っている友人が面白かったよ!とこの本を勧めてくれました。
TVの恐竜関連の番組は見逃さないようにしていますし、
今年(2016年)6月にも、恐竜博に行きました。
⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/c/28c494eec8b96698b875c4461da35081
『恐竜 ファンタジー 』 : 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
それにしても、恐竜研究はどんどん新しい発見があって 面白い驚きに満ちています!
今や 鳥を見ると 恐竜に見えるこの頃。
若冲の 鶏も それっぽい。 o(*'o'*)o
本書は、すごくわかりやすく楽しく読めるし、何よりイラストがきれいで超リアル!
そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎
・ URLはこちら http://www.palaeo-soc-japan.jp/friends/ 『化石友の会 - 日本古生物学会 』 :
そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎
2016/9/10 予約 9/14 借りる。9/20 読み始める。11/18 読み終わる。
内容と目次・著者は
内容 :
最先端の恐竜研究において行われている細分化された議論や、一見関連性の無いような研究を集め、
恐竜がいかに鳥類へと進化していったのか、恐竜が陸上を捨てて空へと生活圏を広げるまでの過程をわかりやすく説明する。
恐竜学の最新知見満載、鳥になっていく進化の道筋が明らかに
新しい発見が相次いでいる恐竜研究。
なかでも鳥類への進化については、「食性」「脳」「羽毛」をキーワードに、研究が進んでいます。
本書も、この3つを手がかりに、恐竜がどうやって鳥になっていったかを、研究者の思考回路を交えながらわかりやすく解説。
CTスキャンでわかった脳の変化、胃石からわかるエサの変化、羽の痕跡からの推理など、
研究者たちが、化石や骨を目の前に、どのように謎を解き明かしているのか、その研究手法も面白く紹介しています。
解説するのは、恐竜学で今最も人気のある気鋭の研究者、北海道大学総合博物館の小林快次先生。
最前線で活躍する小林先生ならではの、恐竜研究エピソードも必見です!
写真やリアルイラストレーションを多用し、見て楽しいページも多く、また、難しい漢字にはルビをふっているので、恐竜好きな小学校高学年の児童でも読みこなせます。
目次 :
プロローグ 鳥の恐竜起源説
1章 食べ物の変化
・「恐竜」って何者?/「歯」は口ほどにものを言う/・最初の恐竜は肉食だった?/
・「獣脚類」という恐竜たち/・肉食? 実は植物食/・胃の中の石が果たした役割/
・いろいろな恐竜がもつ、いろいろな胃石/・胃石がないと……太る?/
・完璧な標本。……なのに胃石がない
2章 子育ての変化
・“子育て"をする動物たち/・恐竜の卵の化石/・集団営巣地が意味するもの(マイアサウラ)/
・「泥棒」ではなく「抱卵」(オヴィラプトル)/・恐竜の子育ては雄がする?(トロオドン)/
・卵の形の変化が意味することは(トロオドン)
3章 翼の変化
・続々発見される恐竜の羽毛/・わからなくなった羽毛の役割/
・羽毛と羽根、そして翼/・翼の起源として考えられる4つの仮説/
・ここでも鍵を握るオルニトミムス/・翼の役割は求愛のためだった/
・飛翔のはじまりとみられる3つの仮説
4章 鳥の誕生
・空を飛ぶ、ほかの動物たち/・そもそも「鳥」ってなんだ?/
・最初の鳥、「始祖鳥」の特徴/・肩の変化。指の変化/
・ティラノサウルス類以降、植物食になるものが増えた?/
・ちょっと注意。進化は必ずしも年代順では語れない/
・鳥は“強者の進化"か“弱者の進化"か/・鳥が大量絶滅を生き抜いた理由とは?
エピローグ これからの恐竜・鳥研究
コラム・「古生物学」と「考古学」のちがい/・学名のつけ方/
・研究者はどうやって、恐竜化石をみつけているのか?/
・「植物食」と「草食」のちがい/・始祖鳥は黒色だった!?/
・恐竜研究者になるには/・日本の恐竜時代の地層
著者 : 土屋 健
金沢大学大学院自然科学研究科で修士(理学)を取得。
科学雑誌の記者・編集者を経て、URLはこちら http://www.geo-palaeont.com/ 『オフィスジオパレオント 』 : 代表・サイエンスライター。
著書に「恐竜の飼い方」がある。
監修 : 小林 快次
→ URLはこちら http://oodoori.com/2382 『2015年9月7日放送の第276回プロフェッショナル仕事の流儀 』 :
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考古学に興味のある学童や考古学者になりたい子供向き。簡単な説明とカラーの挿絵や図がふんだんにもりこまれていて、非常にわかりやすい。この分野に暗い大人でも楽しめるとはおもうが、ファミリアーなら昼休憩1時間で読める量だし、目新しい話はない。2013年の”最新研究”。
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小林快次先生監修。2013年刊。
北海道むかわ町山中での、ハドロサウルス科(鳥盤目 - 鳥脚亜目、カモノハシ恐竜、カモハシ竜としても知られる口吻部が特徴的)恐竜の全身骨格(推定約8メートル)発見というビッグニュースは、今年4月。
約7200万年前(白亜紀後期)の地層は、水深80~200メートルの海底だった。
日本の恐竜研究史上、最大級の発見で、ここでも北大総合博物館の小林快次准教授が活躍している。 -
面白かった!
冒頭の「恐竜は絶滅していない」から、非常に興味を惹かれた。
恐竜が出てくる小説を読みたくなった。
『ジュラシック・パーク』と『さよならダイノサウルス』から始めよう。 -
>「恐竜は絶滅していないということ。鳥に形を変えた恐竜は、現在でも私たちの世界に棲んでいる。」
>「『鳥は恐竜の1グループである』という見方が、今日の主流である」
>近年の恐竜の定義は「『トリケラトプスと鳥類の最も近い祖先から生まれたすべて』」「つまり定義自体に『鳥類は恐竜である』ということが組み込まれている」
というような30代以上の、トカゲっぽい恐竜像を幼少期に刷り込まれた世代には衝撃的な文言でスタートする本書は、すべてのかつて恐竜少年だった人たちに読んでほしい本。
1996年に羽毛を持った恐竜の化石が発見されて以来、恐竜図鑑の想像図は、ふさふさの恐竜たちで溢れている。
それより前に恐竜から卒業してしまった人たちと、そのあとに恐竜を知った人たちでは恐竜のイメージに大きな隔たりがあるのです。
挿絵と写真がたっぷりで、143ページの薄さにぎゅっと詰まったお得な一冊です。
鳥=恐竜ということを知っている、程度の人にも。
鳥類の定義は
>「始祖鳥とそれよりも進化した鳥類」で、
>始祖鳥はジュラ紀後期に生きていた。
もちろんジュラ紀の後には長大な白亜紀があるわけで、
というのは、また更にイメージをどんでん返しされてすげー!ってなりました。
それと翼の獲得について。
飛べない恐竜たちがなぜ翼を持ったのか。
おっとこれ以上はぜひ実本を手に取って読むべし。
損はしない。 -
最先端は常に進んでいる。
当たり前のことなんだけど、日々の生活ではなかなか実感できない。
鳥類の祖先は恐竜である、ということ。
なんとなく知っていたのだけれど、それをイラストと平易なことばで解説してくれている。
白眉なことばかり。
恐竜に羽毛・・・。
おじさん世代には非常に新鮮でした。 -
★★★★☆
小さな手がかりから鳥と恐竜がつながっていく。
わからないこともまだまだ多く、発見も続報があり、これからも恐竜学が進化していく予感をはらんで。
中学生以上、一般
(まっきー)