- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413039987
作品紹介・あらすじ
ささいなことでドキッとする、ちょっとしたことに過敏に反応してしまう…。それは性格ではなく、性質のせいかもしれません。何事にも敏感に反応しすぎてしまうのが、「HSP(Highly Sensitive Person=非常に敏感な人々)」と呼ばれる性質。ある調査では、生まれつき5人に1人がHSP性質だとわかっています。HSPの人は周囲の出来事や環境の変化に過度に敏感に反応してしまうために、生きづらさを感じたり、周囲の人から誤解を受けることも多々あります。本書では、日本におけるHSPの数少ない臨床医である著者がHSPの特徴を解説しながら「生きづらさ」を減らして生きていく具体的な方法を紹介します。
感想・レビュー・書評
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長年の答えが見つかったようです。
私自身HSPだと気付きました。
この本を読み終えたとき涙が出ました。
生きづらさの答えをようやく見つけました。
これからはこのHSPと少しずつ向き合っていきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
HSPの入門書。自分にあてはまる面が多く共感できる内容だった。
HSPは先天的な気質であるが、 HSPが感じる生きづらさは後天的なものであり変えることができる。という前向きなテーマがかかれている。
敏感に反応してしまう刺激を振り返り、自分の場合、人混み、匂い、音(特に大声)、怒っている人の感情、自分のマイナスのイメージであることに気づいた。
HSPは繊細で相手のことを考えるために負の感情を処理しきれない。結果些細な言葉を受け止めトラウマをつくってしまう。
親や教師が悪い、自分が悪いわけではなく、トラウマは自分のそういう面と環境が重なった結果に過ぎなかったと理解でき気持ちが楽になった。
HSPはストレス耐性が低い。
HSPは内省的な人が多いため、主観的で自分の脳内で自己批判を繰り返す。
自己批判は自己肯定感を下げる行為。自分をいじめるクセをやめる。
自分の非だけでなく、相手の落ち度も考える。
多分私を含めたHPSは自己弁護が苦手であろう。しかし、自分を過剰にいじめないために、自分を弁護することをしていきたい。
セルフケアも苦手なので、自分をいじめるのではなく、労ることをこころがけたい。 -
「ほかの人とは何かが違う」と思いながらも、理由が何なのか分からずにいたときにHSPという言葉・概念に出会った一冊。
ページをめくるたびに自分に当てはまることがたくさんあって今までの自分の謎が解けたような感じがしました。
初めて読んだときはボロボロ泣けてきてしまったのを覚えています。
あなたはあなたのままでいい、と今まで自信がなく気後れしていた私を肯定してくれるような本でした。 -
HSPという生まれながらにして敏感な体質をもった人達がいるというのが、ちゃんとした研究によって明らかになっているのを知らなかった。
一見すると発達障害にも似た敏感さだけれど、そちらとも違う。あれ?いったい何だろう。と思う人は読んでみるととても腑に落ちると思う。
他人との境界線が薄いのは幼少期の親との距離感が原因の一つであったり、他人の気持ちを自分の事として取り込みやすい性質があるために、自分軸を失いやすいという分かりやすい説明は目から鱗が落ちるようだった。
五感が敏感である。直観力がすぐれている。など、良い面と、それ故の生きづらさの比較。そしてそれをコントロールする方法、または接し方など、自分や他人を理解するにはとてもよい教科書だと感じた。
『知る』というのは他人を助けることでもあり、自分を許すことでもある。
読んで良かった。 -
生きづらさを捨てていい
周囲の理解 -
自分は、チェックシートの8~9割当てはまり、典型的なHSPかもしれない。
特に音と臭いに関して敏感だ。
会社の斜め後ろのデブオヤジの無神経な咳、妻が食器を洗う時のコップがぶつかる音。香水やタバコ、整髪料の臭い。音は耳に突き刺さり、臭いは頭痛を催す。
せめて家ではストレスを受けたくないので、最近はリビングに長居せず、寝室で静かに音楽を聞いたり、読書している。 -
なるほど。HSPは気質。完全ではないけど着地点を教えてくれた気がする。
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さまざまな敏感に対して対処するアイデアとして、勉強になった。
個人的には、大事なことがあとに記述される文章がニガテなので、正直読みづらかったが、各章に分かれていたので、問題なかった。 -
15分くらいでさらーっと
悩んでる真っ只中の人にとってはきっとお守りになる本だと思う