- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408557113
作品紹介・あらすじ
「なんて美しくて
ロマンチックな小説なんだろう」
――小説家・中村航さんも感動!絶賛!
人気作家・いぬじゅんが贈る、不朽の名作!
愛を見つけに深夜特急は北へ。
終着駅で待っていたのは……!?
「噓、でしょう?」
神戸に住む琴葉がある朝出社すると会社は倒産。
札幌にいる遠距離恋愛中の恋人・海斗に電話し不安をぶつけるが、
彼の反応はなぜか歯切れが悪い。
見え隠れする元カノの影。
悩んだ琴葉は、衝動的に深夜特急に乗り、彼に会いに行くが……。
車中、訳アリな面々との出会いが、彼女の心を変えていく。
心揺さぶる結末が待つハートウォーミングストーリー!
この物語は、2014年11月に公募された「otoCoto presents OtoBon ソングノベルズ大賞 ~音楽を感じる小説~ DREAMS COME TRUE編」の入選受賞作。
大のドリカム好き著者が、『LAT.43°N ~forty-three degrees north latitude~』(北緯43度)という楽曲を元に書きあげた小説。
そして今、7年の時を経て、新たなエピソードや登場人物を含めて書き直され、感涙必至の物語に生まれ変わった!
それはまさに愛と優しさに満ちた、最高にヒューマンなエンターテインメント!
人生に勇気をくれる1冊!
感想・レビュー・書評
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幻想的な表紙が目に止まり購入。偶然、深夜特急で同じ部屋になった5人。それぞれが悩みを抱えながら、目的地を目指す。
深夜特急という言葉だけで、旅好きには嬉しくなります。
閉ざされた空間の中でオリエンタル急行のような事件は起きませんが、お互いの悩みを打ち明けていく。
ゲイの健太の存在が、森沢明夫さんの「大事なことほど小声でささやく」に登場するゲイのマスターに似ているなと思いました。
悩みの大きさなんて人それぞれ。
大切なのは、向き合うか向き合わないか。
一期一会の出会いだからこそ、話せることもある。
家族だからこそ、話せないこともある。
話としては面白かったですが、心にストンと落ちるまで惹き込まれなかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「特急列車」ということばだけでも、非日常感がでるなと。
ちょっと、した勇気と行動力で変われる気がする -
大きな事件も物語も起きないのにとても心が揺さぶられます。物語に出てくる夜行ではありませんが、特急列車の座席で読みながら満たされる気持ちで涙がでる勇気ある小説でした
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もらい泣きした
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色んな愛が出てきて色んな自分の中のめんどくさい気持ちが出てきて、みんなそうなんだって思えた。
読みながら私も気持ちが軽くなりました。
続きがきになって読み進めペースがとても早かった