銀盤のトレース age15 転機 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550572

感想・レビュー・書評

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  • これ前作ある?
    これが最初のはず。
    小学生でトリプル跳んでいるって凄いな。
    トップ選手ではない少女の成長譚、ジャンプ的で良い。
    次の話に期待。

  •  おもしろかったし、今フィギュアをやってる多くの子たちは多かれ少なかれ朱里の直面した問題にぶつかるのだろうと思う。
     この本を読んで、個人的に作品の出来栄えとは関係ないけれど印象に残ったのは、主人公朱里が時計回りにジャンプを飛ぶことに変更するということだ。理由は以前ジャンプで失敗した恐怖感を払拭する、ということだがそれ以前にもともと彼女が左利きであり、時計回りのジャンプのほうが自然であることがあかされている。いままでそうしなかったのは教えることが出来る指導者がいなかったのと、リンクの練習環境ゆえであったとも。
     この部分を読んで愕然、とまではいかなくても日本がいかに左利きが少なく配慮されていないのか、こんな処にまで影響が(フィクションだけれど)あるのかと左利きの一人としてとても残念。

  • 前作と変わらず、フィギュアファンには嬉しい、丁寧な成長物語。
    伊藤みどりさんの解説、相変わらずのみどり節がよかったです。
    2017/9/26読了

  • スポーツ選手らしく気が強く、かつ少女らしい真っ直ぐな気性の女の子。
    15才ということで、まだ周りに目が行き届かなかったりするんだけど、周りの変化や人々にもまれて成長していく様が生き生きと描かれています。
    若々しい勢いを感じる物語。

  • #フィギュアスケート #高校受験 #ライバル #コーチ

  • 続編があると知りネットで購入。ジャンプの失敗が尾をひいているが、名門校名南に一般入学を決めた。そこから道が開けていく。ずっと目標にしていた親友彩音の不調の理由は。

  • 面白かった。副題がついてるから続きあるのかな、と思って調べてみたらやっぱりあった。そっちも読んでみようと思う。

  • 前作では小学生だった主人公も中学生。進学や怪我による休養、スランプ、親友との関係など、様々な転機を迎える。スケートにただ打ち込み技術の向上を目指したい朱理と、それに振り回されるコーチとの関係は一度ぎくしゃくするが、祖母の言葉から朱理が反省し、修復する。まだまだ子供の朱理がスケートを通して成長していくことが嬉しい。

  • 再読。
    中3の秋、竹中朱里は試合中のジャンプの失敗で足首を骨折。数ヶ月のリハビリ期間に勉強し、スポーツ強豪進学校に合格した。
    高校での基礎からのきちんとしたジャンプやスケーティングの指導に刺激を受け、今までのコーチとの関係がぎくしゃくしたり、本当にありそうな話。

    2012.8.29
    シリーズ2冊目。
    スケートを中心としつつ、怪我、高校受験、ライバルの動向など、青春小説のように感じ。
    フィギュアスケート界の話としては、やや物足りなかった。

  • 泣いたわ…
    続きが気になります!

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著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた。他の著作に「銀盤のトレース」シリーズ、「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』などがある。

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