志高く 孫正義正伝 完全版 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550190

作品紹介・あらすじ

徒手空拳から立ち上がり、日本を代表する事業家となった男・孫正義。その原点となる少年時代にはじまり、アメリカでの青春期、そしてソフトバンクの創業から情報革命に挑む現在に至るまで、波乱に満ちたその半生を、孫がもっとも信頼を置く作家・井上篤夫が二十数年にわたる徹底取材で描いた決定版評伝。読むと勇気と活力が湧いてくる、孫本人がはじめて公認した「正伝」。

感想・レビュー・書評

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  • 孫正義という人物の凄さを知ることのできた一冊。
    世間からバッシングされようとも彼の目指すべき「志」は、誰にも止められないことがこれを読めば良く分かります。
    幼少時代から彼に影響を与えたであろう人物を詳細に記されており、取材された著者の労が感じられた。
    ただ、凄いとだけしか感じられず、今の自分に直接響いてきたのは、
    「自分の志って? 今までの人生ブレブレじゃん。良く見つめ直してね……」
    小さな自分を感じさ、考えさせられる良書。
    人生の突っ走り方に悩む20代の若者に是非読んで欲しい!

  • 2007年に発売されたものを
    4年も遅れて読んだことに後悔。

    ただ、自分を磨くと強く思い、
    いくつかの偉人の本を読みました。

    その中で絶対に読みたいと思っていたのがこの本です。

    読んでいると、織田信長列伝や、大河ドラマを読んでいるような
    凄まじいものを感じました。

    織田信長と同じく、孫正義は次元の違う雲の上の存在に感じられました。

    おおよそ真似のできない、
    世紀にひとり誕生するかしないかの
    ような偉人です。

    20世紀、工業製品は瞬く間に誕生し、
    電化製品は、いまもこれからも進化を続けている。
    自動車も同様。これらは、松下幸之助、本田宗一郎の手によるもの。


    毎日使用することが欠かせない、PCとインターネット

    あれもこれもその時代を作ったのが、この孫正義。




    読んできた幾多の本は、BookOFFに手放してきたが、

    ノルウェイの森同様に、一生私の本棚に置いておきたい本です。




    必ず歴史に残る人物です。

    そんな人物と、下々の僕は到底、接点は持てないであろうが、

    同じ時代に生きていることが幸せに思います。



    孫正義ほどの志の高さは持てないが、

    小さくともなにか「成し遂げてやろう」と思いました。




    書いたのが、孫正義本人ではなく、第三者である井上さんが書いたことにより、

    孫正義本人では、おおよそかけない部分も魅力あります。



    「最初に孫正義に会った時の印象はどうだったか?」など、

    あらゆる経緯を、ビルゲイツやその他相当な実力者に話が聞けています。



    My treasure Book のひとつになりました。



    こんな良い本に出会えて本当に幸せです。

  • 以前も孫正義の本を読んだことがあり、だっぶたエピソードも。それにしてもこの人の行動力、パワーは尋常じゃないですね。巻末の解説はファーストリテーリングの柳井氏。彼が書いているように、この本を読んですごいなで終わるのではなく、行動せよ。そのとおりですね。「志高く」生きたいものです。

  • 人間のエネルギーの強さが運命を切り開く❗

  • やっぱ孫正義は子供の頃から只者ではなかったんだなという感じ。

    めちゃくちゃ刺激を受けたし
    伝記だけど自己啓発みたいな感じで読んでた。

    同じ時代に生きられて嬉しい。
    私もこれからも新しい挑戦を。

  • ソフトバンクの孫正義社長の伝記。

    志が高いどころではない。
    この人はすごい。

    民間企業はよいと思う。
    スーパーブリリアントな人に経営資源を集中力させて、驀進させることができる。

    自分はどうか。
    少し欲を出してもよいかもしれないと思った。

  • 日本を代表するITベンチャーの雄、孫正義氏の自伝。
    知っていることもあれば、初めて知ったこともあった。

    アメリカ留学時代の話や、コンピュータ黎明期のストーリーはかなり胸アツ。Softbankのソフト卸売り業から出版事業、パソコン通信からはじまってYahoo!BBへとつながっていく流れは何となく知っていたけど、裏話など含めて実に劇的で面白かった。

    完全版はVodafoneから日本の携帯事業を買収するところで終わってしまうのだけど、Sprint買収のあたりぐらいまでをフォローアップした話は是非読んでみたい。新版というのがでているのでチェックしてみよう。

    <blockquote>20代で名乗りを上げ
    30代で軍資金を最低で1,000億円貯め
    40代でひと勝負し
    50代で事業を完成させ
    60代で事業を後継者に引き継ぐ</blockquote>

    奇しくも19歳の頃に立てた、この人生計画通りに来ているのだから、凄いことだと思う。残された50代でどう事業を完成させ、60代の頃にそれをどう引き継ぎ、見事の引き際を見せるのかとても楽しみ。

    この本の惜しいところは、所々に著者の「こうであったに違いない」みたいな推測であったり、孫昌義氏を必要以上に持ち上げる記述が入ること。勿論、取材や調査で分からないこともあるだろうから、ある程度は推測で埋める必要があるのは分かるし、孫さんのことが好きなのは分かるけど、自伝としては誇張や妄想の類は極力排除すべきであると思う。

    また、所々、技術的に正しくない記述もあるが、そこは専門家でないのだから仕方ない。が、しかし、日本の通信・コンピュータのパイオニアを取り扱う書物である以上、編集や監修の力でサポートする必要があったのではないかなと思う。

  • 高校中退してアメリカに渡って飛び級して大学に編入。そこで起業、卒業して帰国して日本で再度起業。スピードと行動力がすごい。なんでもいいからこのIT革命の機会を利用して事業を起こして成功したいと考えて行動してきた孫さん。事業をおこして成功すること、に生き甲斐を感じていてこういう人が起業家に向いているんだなと思った。生を受けしは、ことを為すべし、的な坂本龍馬の言葉も印象的。坂本龍馬が生きていたら今は事業をやっているだろう、と。

    そしてすごいなぁ、、と思っているところに柳井さんの感度したなら行動せよとのあとがきの言葉。人生で一番悔いが残るのは、挑戦しないこと。今の状態でよいと思わず、若い人は一人前になるよう成長すること。孫さんがこういうことをやったなら、自分でもできるんじゃないかと思って行動しなさい。同意します。

    ペッパーくんは個人的に結構ツボで、いつもお店で見かけると絡んじゃうんだけど、孫さんの戦略にまんまと乗せられていたということがわかりました…

  • 色んなことに対して頑張ろうと思えたきっかけの本。

  • 熱い。こんな風に生きたら楽しいな。

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著者プロフィール

井上篤夫 いのうえあつお
作家、翻訳家。早稲田大学在学中から執筆活動を始める。欧米を中心に、時の人物を深く掘り下げた評伝を数多く出版、翻訳の分野でも活躍している。
1987年、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長、CNNのテッド・ターナー会長などをインタビュー『若きアメリカ企業の勝利者―12人からの直言』を発表した。1990年から3年間ボストンに住んで『ボストンに友情あり』を著した。
代表的な著作にベストセラー『志高く 孫正義正伝 新版』(実業之日本社文庫)、本邦初の評伝『素晴らしき哉、フランク・キャプラ』(集英社新書)、『ポリティカル・セックスアピール 米大統領とハリウッド』(新潮新書)がある。
2011年、NHK-BSハイビジョン「永遠のヒロイン」で放映されたヴィヴィアン・リー、マレーネ・ディートリッヒ、キャサリン・ヘプバーン、イングリッド・バーグマンの4大女優の番組内容に加筆して『永遠のヒロイン~ハリウッド大女優たちの愛と素顔』(NHK出版)を著す。
翻訳に『ミシェル・オバマ ~愛が生んだ奇跡~』(アートデイズ。訳・解説)。マリリン・モンロー没後50年、遺稿集『マリリン・モンロー 魂のかけら』(青幻舎。訳・解説)。ネイティヴ・アメリカンの生き方を描いた詩『今日という日は贈りもの』(角川文庫)他多数。
配信サイト「アップストア」で最初にダウンロード数が1万を超えたのは、『志高く 孫正義正伝』(実業之日本社)である。英語版電子書籍、Aiming High - A Biography of Masayoshi Son [iBooks Edition](You Teacher)をリリース。
2017年には、児童書『とことん 孫正義物語』(フレーベル館)を出版した。

http://www.ainoue.com

「2018年 『マタ・ハリ伝<電子版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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