鉄童の旅

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 102
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536385

作品紹介・あらすじ

国鉄がまだ健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする男の子がいた。室蘭本線、青函連絡船、中央線、東海道線、相模線…男の子の存在は、出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜ、ひとりぼっちで列車に乗っているのだろう-?切なくて、あたたかい、人と鉄道の「絆」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • あってもいいような、映画にもできそうな話。
    後半はちょっと話を作りすぎと感じたが、あっという間に読んでしまった。

  • 列車に乗って旅をする5歳くらいの男の子。周りに連れている大人はいない。男の子を見かけた乗客たちは不思議と温かい気持ちになる。
    なぜ男の子は1人で列車に乗って旅を続けるのか?JRの鉄道検査を担当する主人公と男の子との意外な関係が見えてきます。

  • 不思議だけど、変。説得力がない。

  • 俺たちの~の新作を早く読みたい。

  • いい人ばかり出会う主人公。鉄童の成長にぐっとくる。

  • 電車の振動はゆりかご

  •  ファンタジーのままでも、良かったのかな。
     鉄童の設定自体かなり素晴らしく心あたたまるものだから。
     

  • 読み終わったときに「成る程〜」と納得。
    面白かったです。

  • 面白かったー(*´ω`*)
    まず導入部分がうまい!鉄童とは「何」か?なぜ鉄童となり、鉄童ではなくなったのか?気になってしまって、ぐい、と本に手を引かれた感覚。
    タイトルと表紙から、鉄道ヲタクの快活で明解な青春ものかと思っていたのだけど、鉄道と、鉄道にまつわる人に深く縁のある男性のこころあたたまる話だった。
    いい本を読んだ(*´ω`*)

  • 鉄道。雑誌。結婚。記憶喪失。不思議な話。読みやすくはあるのだけど、もっと長い話だったら「俺のおばさん」みたいな読み応えがあったのかなぁ。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ・茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部出身。在学中は恵迪寮で生活し、現在は埼玉県志木市で暮らす。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞。2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。

「2021年 『満天の花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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