- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784405106833
感想・レビュー・書評
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東洋医学の入門書。通ってる鍼の先生に「東洋医学の概要を知るのに一冊読むとしたら?」ということでおすすめされた一冊。
構成としては見開きの左ページに文章、右ページには図がメインというのが基本となっており、かなり図の存在がありがたい。
基本的な概念の章から始まり、その概念に基づき診断する章、診断結果に対してどう治療をするかの章、という流れで書かれている。
この基本的な概念の章が結構ヘビーで、固有名詞が次々に出てくる技術系のドキュメントのようだった。五臓六腑はinterfaceで、実際の人間の臓器はそれを実装しているイメージをした。
もちろん、これを一冊読んだからといって東洋医学を完全理解し診断なり施術ができるようにはならないが、普段どういう観点で診察をされているかがなんとなく分かって面白い。
鍼灸師の資格を取るには3年学校に通って試験を受ける必要があるらしいので、趣味で取れるレベルではなさそうだったので残念。漢方薬に関しても薬剤師資格をとった上で、的な感じだった。
普段使っているような言葉も東洋医学が語源っぽいものがあって興味深い(五臓六腑、元気、風邪など)。
また、五行説なんかは和風のゲームでよく見かける概念だし、漢方薬の処方は某錬金術っぽくもあると思ったので面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
http://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA90989378 -
今現在、気功を習っているのですが、指導員コースということで、気功理論が含まれています。参考書として使えるかなあと思って読んでみました。
陰陽五行や氣・血・津液、五臓六腑あたりの解説はよくできていると思いました。ただ内容がとても広い範囲を扱っているため、どうしても概説レベルにとどまるので、本格的に取り組みたいのであれば、より高度な専門書を読んだ方が良いかと思います。入門書としては良い本だと思います。
レベル:401
まあまあ良い数値。ただし、全てが正しいとは限らないことに注意が必要。 -
一般書にしては、かなり詳しく書いてあります。
手元に置いて、しっかり読みたい本。 -
東洋医学の基礎が学べる本。
鍼灸や漢方薬、五行の考え方までひと通り網羅しているので、入門書に最適。
右のページがイラストになっているので、それを見るだけでも頭に入る。
証の見立てやツボ一覧なども載っている。健康情報番組で東洋医学に関する用語が出てきた時にこの本を見れば、理解が深まりそうだ。