忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版

著者 :
  • 新人物往来社
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本棚登録 : 121
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404041432

感想・レビュー・書評

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  • 俺の人生っていったい何なんだ?誰か教えてくれ。ユーモアを知ってしまった俺の罪なのか⁉︎ヘルマン・ヘッセも書いている。ユーモアが大切なんだ。ユーモアのわからない人間が戦争を始めるんだってね。。。地震のあとには戦争がやってくる。軍隊を持ちたい政治家がTVででかいことを言い始めてる。国民をバカにして戦争に駆り立てる。自分は安全なところで偉そうにしてるだけ。。。戦争はやめよう。平和に生きよう。そして、みんな平等に暮らそう。きっと幸せになれるよ。(瀕死の忌野清志郎の告白)

  • 宮本社長オススメの本。キヨシローのTVブロスでの連載をまとめた本。内容はとても散文的で場当たり的な内容が主だが、中にははっとさせられるものも。

    地震の後には戦争がやってくる・・といった未掲載内容がこのタイミングで発表されたことははやりどう考えても震える。
    まだ聞いたことの無い曲もたくさんあるので、じっくり聞きたいと思う。

  • 今は亡き忌野清志郎さんが、TV Bros.に連載していたものをまとめて更におまけ頁とCDまでついた一冊です

    完全版とはそんなにお得な一冊ということですね



    もうね 各ページがたまらんですよ カッコEんです

    胸に刺さる言葉がこれでもかと溢れてくる一冊



    もうね アノ清志郎節で言われちゃったらアナタ

    腰が砕けちまいますよ たまらんです



    例えば

    「俺は情けない男じゃない。自分から死ぬのは嫌だね。そいつはゴメンだ。だって世の中には上手くいかないことなんて腐るほどあるだろう?俺はつまらないことで死ぬにんげんじゃないんだ。」
    なんて彼のその後の人生を考えると何も言えなくなっちゃいますよね



    そして常に新しいことを考え、歌本来の意味を知っていた数少ない人だと思います

    君が代問題にしても、、、

    彼の歌う君が代を聞きたいですね





    とてもキラキラした言葉がたくさん詰まった一冊です





    余談ですが、これは装丁に凝った本です

    もしも書店で手に取られることがありましたら、是非カバーを一枚めくってみてください

    抱きしめたくなりますよ

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      CMでDay Dream Believer聞いて、やっぱり忌野清志郎良いなぁ~としみじみ思ってます。
      「抱きしめたくなりますよ」
      本屋に行っ...
      CMでDay Dream Believer聞いて、やっぱり忌野清志郎良いなぁ~としみじみ思ってます。
      「抱きしめたくなりますよ」
      本屋に行って購入します!
      2012/06/26
    • nono0418さん
      nyancomaruさん

      コメントありがとうございます

      抱きしめてください

      清志郎君の声は、どんな時もどこで何をしていても耳に飛び込ん...
      nyancomaruさん

      コメントありがとうございます

      抱きしめてください

      清志郎君の声は、どんな時もどこで何をしていても耳に飛び込んできますよね

      彼の反骨心も大好きです
      2012/06/26
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「何をしていても耳に飛び込んできますよね」
      そうですよねぇ、、、もう新しい歌声が聴けないのかと思うと残念です。
      「何をしていても耳に飛び込んできますよね」
      そうですよねぇ、、、もう新しい歌声が聴けないのかと思うと残念です。
      2012/06/27
  • 連日テレビからは悲しいNEWSが聞こえる。世の中は悪くなるばかりだ…。清志郎!ビンビンにキメて、ぶっ飛んで来てくれよ!ガツンと一発熱いナンバーを聞かせてくれよ!みんなブルースを忘れちまいそうなんだ。あの頃がまんま蘇るあのナンバーを聞かせてくれよ!

  • 「冬の十字架」が発売中止になった頃の雑誌連載をまとめた本。エッセイのようだが物語風でもあり、主役や登場人物は都度変わる(連作もある)。

    時期が時期だっただけに、世の中や誰かに対する怒りや恨み辛みが書いてあるが、ユーモアがある書き口なので読んでいて嫌な気分にはならない。

    「大人って、こんなに怒るんだ」と自分もいい年をした大人なのに思ってしまった。たまに自分のことを言ってるんじゃないかとドキリとさせられたり、その後で励まされたり、共感できる部分があったり……。贔屓があるかもしれないが、とにかく嫌な気分にならないのだ。

  • 歌詞からしておそらくとは思っていた。でたらめに自動書記のごとき筆致に隠された構成力と、それを自ら壊していく表現がたまらなくスリリング。かなり文字数はあろうとみるが、リズムがあるのでページが軽い。
    亡くなる直前の手記へ向かう本自体のすさまじさにただ圧倒される。

    小説家はだしというよりも、唯一無二の言語表現である。

  • 文庫も出てるがどうせだったら〜
    CDも付いているこちらを買うべし。
    完璧な内容〜時にサイケで楽しい本。

  • 感度最高!

  • 俺が君と同じ時間に生きてる、とか、そんなこと言いたくなるよ。

  • 名言だらけ。

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著者プロフィール

バンドマン。1951年4月2日-2009年5月2日。1968年、高校在学中にRCサクセション結成。1970年、「宝くじは買わない」でデビュー。「ぼくの好きな先生」「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」「スローバラード」「い・け・な・いルージュマジック」など多くのヒット曲を放ち、日本のロックシーンの開拓者として、後続のバンドマンたちへ多大な影響を与える。1991年にバンド活動休止後も、ソロ活動のほか俳優、絵本の執筆、サイクリストなど、活動は多岐にわたる。また日本語の使い手としての才能も高く評価されており、『エリーゼのために』『十年ゴム消し』『瀕死の双六問屋』など著作多数。

「2020年 『使ってはいけない言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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