王妃マリーアントワネット (ビジュアル選書)

制作 : 新人物往来社 
  • 新人物往来社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404038470

作品紹介・あらすじ

華麗なる日々、そして革命の動乱。幼き日のウィーン、歓喜の戴冠、秘めたる恋、やがて訪れる闘いと目覚め-。その激動の生涯38年を、オールカラーで再現。

感想・レビュー・書評

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  • 古い写真や絵画も沢山。

    フェルセンについてが少なくて意外だった。

    ルイ17世の最期についてが興味深い。
    診察していた医師のドゥゾーと助手二人が治療開始から三週間後急死。
    外科医ペルタンに至急の往診依頼が6/6「かさぶたと腫瘍におおわれ、頭は垂れ下がり、顔・両脚はやせ衰え、腹部は膨れ、慢性の下痢に苦しむ」8日「脈が弱く、腹部が膨張し」緑便を伴い、激痛にもがく
    午後から意識が混濁し始め、多量の汗を流しゼイゼイと喘ぎ苦しみもがいた。
    3時頃、呼吸困難に陥り、「長い長い溜息」をついた後、息をひきとった。
    その部屋で5時間を費やす解剖がペルタンら四人の医師で行われた。
    脳は「素晴らしく発達し」博学な成人男性に匹敵する完成度、内臓全体と両肺に無数の腫瘍、胃を開くと500ccほどの「黄色がかった非常に臭い液体」が流れ出た。
    死因は結核とされた。

    監視やマインドコントロールをしていた教育係からの虐待、飢餓状態があっての事だろうけど、結核はどれがその診断理由なんだろう?
    ルイシャルルの心臓(ペルタンが解剖した遺体)が1999年、DNA鑑定されてタンプル塔で獄死したのはルイシャルルってはっきりしたわけだけど、父親はルイ16世だったのかな、フェルセンでなく?調べてみなかったのかな~?
    ミトコンドリアDNA配列、マリーアントワネットと二人の姉の毛髪、四人の子孫の毛髪あるいは血液の遺伝子と一致。

  • マリーアントワネット
    プチトリアノン《離宮》
    チェイルリー宮殿《》


    ルイ16世
    ダンプル塔《一家幽閉》

    マリーテレーズシャルロット
    王妃の長女

    ルイシャルル
    王妃の息子
    ルイ17世

    フェルセン
    王妃の不倫相手

    エリザベド
    王の妹

    ポリニャック夫人
    王妃の友達

    オルレアン公

    ルイ15世
    ポンパドール夫人
    デュバリー夫人

  • 2018年3月26日紹介されました!

  • カラーの本で写真が多いので
    眺めているだけで
    アントワネットがいた当時の様子がわかるし
    文章もしっかり書かれている

  • オールカラーで、初めてマリー・アントワネット関連の本を手にする人にはいいかもと思った。
    ひとりの人が書いてるのじゃなくて、数人で書いているのが今までにない感じで、アントワネット以外の登場人物にもページをさいているのが良い。

  • ビジュアル多用でマリー・アントワネットの一生を追ったもの。後半生に紙幅が割かれているのは特徴だろうか。とりたてて新しく知ったことはなかったが、ちょこちょこと面白いエピソードが蓄えられた。
    マリー・アントワネットやルイ16世は近年、再評価の声が高まりつつあるような感じがする。どうもアントワネットは稀代の悪妃に思えない。かといって、時代の巻かれた悲劇の王妃というのでもなく、聡明で主体的に時代に立ち向かった部分があったのではなかろうか。そんな見方をもっと教えてほしい。
    ビジュアル本なので、昔の絵画などもたくさん載っているのだけど、「おお、これは『ベルばら』に描かれていた構図と同じだ」というものがけっこうあったり、書いてある内容と比べてみても、改めて『ベルばら』の考証およびストーリーの巧みさを感じた。

  • こちらは最近発売されたマリー・アントワネットの新人物往来者のビジュアル選書。同じくビジュアル系の知の再発見双書が17.6 x 12.6 x 1.4 cm サイズに比べて、21 x 15 x 1.8 cmとちょっと大きい。安達正勝、桐生操、小井高志、中野京子、本城靖久、柳谷巌、他の執筆者が各章を分担して書いている。オールカラーで見ごたえあり。

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