パラスティック・ソウル endless destiny (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403524738

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  • ビルア種の一部に出現するハイビルア
    これまでの3作で精神のみの種族Oが存在しビルア種に寄生して生き続ける事が明かされた。

    5歳のビルア種にのみ寄生することができ、25年で宿主である身体から出る…それを繰り返す永遠の命。
    愛という感情を理解できないO
    人間のその感情を理解できない種族Oのハルは一途に愛を伝えてくるジェフリーに絆され結婚した…
    愛することを知ったハルは幸せな結婚生活を送り妊娠するが、寄生体交換が近づいて…

    まぁ可哀想!木原作品らしくなってきました笑
    Oが身体から抜けたハルは記憶が5歳に戻るわけです。ジェフリーにとったら愛したハルが自分を忘れて幼児になってしまう…Oの真実を知らないから愛し続ける…一方ハルは隣家の5歳児に寄生して、もう一度愛し合えると信じているが…

    女性体から男性体に…5歳のわたしの魂はハルなんだ!何故気づいてくれない!結局は容姿を愛したのか?寄生交換で年齢差もある!

    最後の時までジェフリーを愛し抜くハルが可哀想すぎるし、当然こうなるよなぁというハルの辛い現実に木原さんイジワルすぎのイタすぎ(゚´ω`゚)゚。

    でも面白かった笑


    • おびのりさん
      イタイのいただきたいです。
      イタイのいただきたいです。
      2023/12/21
    • みんみんさん
      この世界ホント良くできてます♪
      当然起こるだろう問題がリアル!
      ケモ耳だけどエロほとんどナシ笑
      この世界ホント良くできてます♪
      当然起こるだろう問題がリアル!
      ケモ耳だけどエロほとんどナシ笑
      2023/12/21
  • まさかのおまけみたいなこちら。

    おじさんとボーイズラブ。絵面はとてもいいけど、40過ぎのおじさん、、、、うーーーん。理解に苦しむ。

    あとがきに著者が。

    自分がおじさんになったからおじさんの気持ちが、、、って書いてあるの見て、え!!!!著者って若い女の子じゃないの!!!!!

    って思ってしまって。いや、わからないけど。わからないんだけどさ。おじさんが描くおじさんのボーイズラブって思って最初から読んだら、だいぶ様相変わって来ると思ってしまった。

    ボーイズラブってだけで怯むのに、著者がおじさんってなると偏見なのかな、うっ!ってならない?ならないのかな?いや、わからんけど。

    読んだあとに知ってよかった。読む前ならなんか気分が複雑になりそうだった。

    面白いんだけどね。ただ、ボーイズラブじゃなくてもよかったんじゃないかとは思うよね。内容面白いだけに。

  • パラスティックソウル読み終わってしまった。
    初期の願いが叶う系のお話の雰囲気がすごく好きだった。三作目四作目は、シリーズというより同じ世界の別シリーズていう感じかな。
    これはこれで好きだけども。そしてこのあとOがどうなっていくのか気になる…。ジェフリーは若い時も年老いてもとにかく可愛かったな…

  • 美しいハイビルアの大学教授のハルは
    3年後にフェードアウトすると知ってて
    学生のジェフリーと結婚するが…。

    雑誌で途中まで読んだ記憶があったので
    最後まで読めて嬉しいけど…
    さすがこの手の痛い話を書かせたら天下一品、木原さん!!
    痛い!!
    痛いけど…ありな話だなぁ~と。

    人生限りがあるからこそのモノ。
    永遠だから幸せとは限らない。
    忘れる事ができない…って言うのはある意味不幸な事でもあるよね。
    同じ魂でもなぁ……
    でもこれが現実ってもんじゃないか?
    〝愛〟を知ったハイビルアの
    諦めきれない想いと絶望の物語。

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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