- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403220630
作品紹介・あらすじ
ライターで漫画家の渋谷直角が放つ初の"自叙伝"的コラム&エッセイ。大人気ブログ「ロベルトノート」からのセレクト+書き下ろし多数で贈る直角一部始終。
感想・レビュー・書評
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ライター兼マンガ家である著者の人気ブログ「ロベルトノート」の、ベストセレクション。書き下ろし原稿もあって、「ロベルトノート」をいつも読んでいる人にも楽しめる内容になっている。
よい意味で雜誌的な作り。デザインもカッコいい。
著者の文章と、ヘタウマ風ではあるが味のあるマンガ/イラストが入りまじって、心地よいリズムを刻んでいく。
まったく「ためにならない」本だし、読者の人生を変えるような教訓は何一つ得られないが、それでもじつに面白い本。
著者の個人的な思い出を扱った文章と、著者の周囲で起きたヘンな出来事を観察して綴った文章が二本柱になっている。いずれも、話ができすぎていて「盛ってる」感ビンビンだが(毎回オチまでついてるし)、面白さはかなりのもの。
たとえば、著者の近所にあるスーパーのアルバイトの若者たちの人間模様を客として観察したシリーズは、まるで風変わりな連続ドラマのようだ。
また、著者がライターとして出発したころの思い出を綴った“連作青春コラム”「sweet 90's blues」は、同業者としてたいへん興味深く読んだ。
著者は、『Relax』などマガジンハウスの雑誌を中心に活躍してきたライター。専門学校に通いながらマガジンハウスでバイトしていたところ、椎根和氏(『Hanako』を成功させた辣腕編集者として知られる)に、「キミ、『ハナコ』のバイトをやめて、ライターになりなさい」と言われたのだという。
著者はそう書いてはいないが、要は書き手としての才能を椎根氏に見出されたということだろう。その意味でこれは、一人のライターのささやかなサクセス・ストーリーでもある。
「それにしても、一回り世代が下で、しかもマガハ系ライターともなると、同じライターでも私の20代とは違って華やかな青春だなあ」と思った。著者自身は華やかだとは思っていないかもしれないが……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/5/17
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雑誌『クレア』に連載中の直角さん。やっぱ、おもしろいなぁ。好きだなぁ。
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ゆるいから息抜きに良し
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冒頭の、ドイツ=成増、アメリカ=蒲田ネタを読んで、おおっおもろ!と思ったんだけど、その後、視点が似てる共感できる、と思いつつもなんかこう、いまいち心から笑えなかったのは、できすぎてるからか、ひとつひとつが長すぎるからか、うーん原因不明。かなり早いページからほとんど雑誌のように流し読みしてしまった。ごめんなさい。比べるわけではないが彼よりせきしろのほうが明らかに自分の感覚に合っている。
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直角さん好き!
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面白い部分と、あんまり興味が持てない部分が半々くらいでした。ネタ系を期待してたので、自伝的なとことか面白くなかった。
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嘘みたいな本当の話。
電車で読んでいたけど、笑いをこらえるので、いっぱいいっぱいで終始ニヤニヤしてしまっていた。
本人にとっては、日常でこんな出来事と出合ってしまったら、面倒くさいと思ってしまうかもしれないが、
ひとつの才能だと思う。
ブログで読んでいたエピソードでも、何度読んでも面白い。 -
二十歳くらいからリラックスはなめるように読んでたし、休刊以降もブルータスの「せつない」特集の直角くんの着目点にそれ!それ!って思ってたし、だからこんなに直角ワールド堪能しまくれて幸せです。とりあえず違和感ある人が電車にいないか探して、学生の話しには聞き耳たてる毎日です。
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爆笑はしないけど、ずーーっとニヤニヤしてしまう。
Relax世代なので。。。
何度も読む。