- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403220548
作品紹介・あらすじ
「東京ポッド許可局」は、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオら3人の文系お笑い芸人が、お笑い・TV・プロレス・好きなお菓子・政治経済などあらゆる事象を、独自の視点で鋭く楽しく語り合うおしゃべりラジオ。膨大な放送回の中から「すべらない話」論や「ビートたけしベンチャー」論など珠玉の10回分を収録。局員による書き下ろしコラムや脚注など内容充実!「とんねるず論」など新録3回分を収録した「書籍版許可局」CDつき!「そういう世界もあったんだ」「そういう見方があるんだ」と貴方の知的好奇心を刺激します。
感想・レビュー・書評
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2010年頃に放送されたポッドキャストの書き起こし。
芸人に関する論ばかりで他の種類も見たかったという思いが強いが、論文を出せそうなくらいに緻密な論理によって組み立てられたお笑い論は納得感が高い。とはいえ飲み屋のテンションで話が進行していくのでとても読みやすい。
読んでいて楽しかった一冊。
ピン芸人=素数とか、壊す笑い、とか言葉のセンスも気持ちいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと前の週刊ブックレビューで紹介されておもしろそうだと思って。
知的好奇心を刺激するって帯に書かれてるけど、お笑いの分析とかなるほど、とか思いつつ、取り上げられてるテーマにイマイチ興味がなかった。
オリジネーターとフォロワーとか、言われればそうかもって思うけどなかなか冷静に分析とかできないなー。
だからこういうの読んでおもしろいと思うんだろうけどね。 -
マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、みちという4人の文化人が分析したお笑い論。
「矢沢永吉:ビートたけし=長渕剛:片岡鶴太郎」論と「ピン芸人=素数」論は特に印象に残った。 -
ま~ポッドキャストが面白いんだこれが・・・。
本書はまさかのそのCD付きの豪華な本です。
局員が定義する「真っ赤なスポーツカー理論」、「”壊す”笑い」などなど、かゆいところに手が届く、ちょっと笑える理屈が満載です。 -
2010年出版。Podcast配信の番組『東京ポッド許可局』の書籍化。
Podcastで聞いている『荻上チキ・Session-22』に出演していたプチ鹿島さんの芸風に惚れ込んで、遡って“発見”した『東京ポッド許可局』。今やマイPodcastのメインはチキちゃんじゃなくて、『東京ポッド許可局』になってしまった。
自分の中で、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオの3人が今、1番熱い芸人である。
語るということはとても楽しいことだと思い知らせてくれるのと同時に、聞くことも楽しいことだと知ることになる。3人には3人を形づくっているルーツがあって、それを全面に出しながら普遍性を探る会話は本当に刺激的。
目からウロコ話もあれば、くだらなくさすぎて笑ってしまうことも多々ある。それが全部同じテーブルに並ぶということが、この番組で行われている奇跡である。 -
地上波進出を機に存在を知る。
過去の放送も聴きたいなあ~。手遅れや!
タツオさんが出された辞書の本読みたい。 -
タマフルのマキタスポーツゲスト回ともリンクする
いまや、売れかけ中の3人 -
ポッドキャストで配信されていたものの書籍化。
お笑いに付いて3人の芸人(周辺にいるインサイドの立場)が掘り下げ語る。
こういうの大好き。
とはいえ私は今のお笑い番組や芸人について普通レベルほどの知識もないが。
「排泄映画」論があまりにも上手すぎて面白い。
排泄映画=泣かせる映画ってことですが、
エロなタームで説明すると、その身も蓋もない感じが異様に分かりやすい(笑)
「手数」論は今の笑いがどこまで細分化されて計算されてるのかが分かるし
「素数」論(ピン芸人)の捉え方の難しさとか、
どんだけ凄かったんだ!と過去のネタを探して見たくなってくる。
面白い批評って、その元を辿ってみたいという気持ちにさせるものだ。
お笑いをスルドク分析して「インタレスト」の面白さが味わえる。
オマケCDと番組サイトで実際の音で聴くと
その場のノリのバカバカしさと、
そのノリから核心を突く言葉が出てくる感じが分かって
さらに面白かった。 -
よくもわるくもpodcast通り。(当たり前か)
すべて3人の声で再生される。
近頃は、世相を切るオヤジジャーナル化してきてる気もする。