- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396635381
感想・レビュー・書評
-
デザイナー
パリ
つなぎ止めるための嘘
雨
冒頭から理世と美名の会話には何か違和感
読み進めていくと
苛立ちと嫌悪感に変わり気持ち悪い
でもページをめくる手が止まらなかった
幼稚で自分が1番で
承認欲求のカタマリのような人って
こちらが消耗する
図書館本
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アパレルメーカーで働く理世は、夢でもあった新規ブランド〈スウ・サ・フォン〉のプロジェクトに抜擢された…偶然入ったカフェでコトリと運命的な出会いをし、〈スウ・サ・フォン〉のメインデザイナーとしてスカウトする…以降、公私ともに親しくなり親友と呼べるまでになっていたが、理世に対してコトリが不可解な言動を繰り返すようになっていく…。
じわじわと心を蝕んでいく…文庫の方の帯に惹かれました!読み始め、最初はブランドの立ち上げと新たな出会い、そこには理世の上司のセクハラ・モラハラもあったけれど、比較的明るい雰囲気で読めていました。でも、あまりの怖さに胸がざわめきました…。リアル日常的にもありそうなことでもあったため、輪をかけて怖くなりました…。人って怖い…!ってつい思っちゃったけど、コトリのように怖い人はそうはいないよね(汗)。人間的に歪んでしまっている…そのきっかけが母との確執ってことなのかな…コトリの手掛ける〈スウ・サ・フォン〉が今後どうなっていくのか…気になるとことです。 -
派手さはないけれど、じわりじわりと怖い話。
それも犯罪ではないけれど、精神的に迫ってくる話。
結局、巻き込まれちゃった話。
前情報を入れずに、どんな話なんだろう〜と読み始めたけど、けっこう一気読み。
こんな人と出会ったらヤダ。
面白かったです。 -
-
こんにちは(^^)
しのさんのコメントを見てこの本を読みたくなりました。
いつもレビューを読んでくださって、その上イイネ!をくださってあ...こんにちは(^^)
しのさんのコメントを見てこの本を読みたくなりました。
いつもレビューを読んでくださって、その上イイネ!をくださってありがとう(^^)2018/02/20 -
こんにちは(*'▽')
コメントありがとうございます♪
私のレビューで読みたいって思って下さって
とっても嬉しいです( *...こんにちは(*'▽')
コメントありがとうございます♪
私のレビューで読みたいって思って下さって
とっても嬉しいです( *´艸`)
こちらこそ、いつもレビューを読んで下さっ
てイイネを下さってありがとうございます(*´ω`)2018/02/20
-
-
久々にこわい女に出会いました。
なんていうか、世の中にはいろんな人がいて、自分の機嫌を自分でとれない人もいて、よくも悪くも、人の影響を受けやすすぎるタイプなんだろうなぁ…
なにが、自分というものをしっかりもつこと、だよ。こわいよ。
なんだろね、根本的に価値観の合わない人っていうのは確かにいて、どんなに頑張っても理解できないことっていうのも確かにあるんだよな、悲しいけど。
そっとフェードアウトさせてくれたらいいのに。それを許してくれない人はまじでむり。
『自分のことを客観視できていない人』。ほんとうにそれ。
自分もそういう人付き合いになってしまっていないか、と思ってしまうね。
たしかに、自分のすべてを受け入れてほしい、って、思ってしまってる。私の場合は、親にそういうふうに『愛された』からなのかもしれないけど。
ほんとにむずかしいし、でもだからこそ、閉じこもってちゃなにも始まらないんだよなぁ。 -
私も主人公と同じような経験をしたことがある。
本当に苦しくて、友達というつながりに振り回され、当時のほとんどの知り合いと縁を切ることになった。
今は随分時間が経ったので、冷静に読むことが出来たが、もっと前なら落ち着いて読むことも出来なかっただろう。
でも、実際にこのような人がいるということを知っていて、振り回されないよう対応することが大変だということを知っていることって大切だと思う。 -
怖かったけど、「ザ・女子」みたいなお話に笑っちゃう。コトリさんほど極端ではないけど、限りなく近い性質の女子っているなぁと思いながら読みました。こういう人って、どういう思考回路でそういう行動するんだろうって不思議に思ってたけど、本人に深い考えなどなく、自分の込み入ったこんがらがった気持ちに素直なだけなのねと余計に怖くなった。女って複雑で怖い生き物です。もし、自分がコトリさんに振り回された泉くんたちのような男子だったら絶対に女恐怖症になって、二度と女子とは付き合わないな。でも、みんなコトリさんから離れて平穏な幸せを掴めて良かった。
初めて読んだ作家さんだけど、すごく読みやすかった。別の作品も読んでみたい。 -
ざわざわと、常に嫌な気持ちがつきまとう話でした。
理世が受けたセクハラ、美名からのパワハラとも言える悪意のある嫌がらせ、仕事での付き合いで、逃れられない環境の中ですり減る感じが読んでいてきつくて仕方がなかったです。
美名があの様な行動をとる人になってしまった原因を思うと気の毒にも感じますが、やっぱりダメ。
「自分だけ元気で、親しい人を傷つけながら生きていく」と言われてしまっても仕方の無い事なのだと思います。
その後もまた新たな出会いで、元気にやってる様子ですし。
自分では太刀打ちできない怖いものに出会ったら…
それはきっと逃げるが勝ちなのでしょう。
理世には、最適な逃げ場が出来て良かった。
新しい出会いがあり、ファッションの本場でまた違った形に触れ合っていけるような終わり方で安心しました。
母の責任は重大、を実感しました。