ハニー・ハンター 憑依作家 雨宮縁(祥伝社文庫な25-3)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 219
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396348144

作品紹介・あらすじ

戦利品は、アイドル自慢の装飾品に彩られた身体の一部!
悪魔に魅入られた洗脳実験で、熱狂的な異常殺人者を世に放つ真意を暴け!

カラオケバーの美人ママが変死体で見つかった。自慢の装飾品を着けた瞼を切り取られていた。憑依作家・雨宮縁は、これを連続殺人と突き止める。そして、背後で殺人犯を操る存在を嗅ぎ取る。数々の洗脳実験で殺人犯を世に放った帝王アカデミーの月岡玲奈との関連はあるのか? 縁は自分が囮になり、彼らの正体と狙いを暴こうとするが――クライム・ミステリーの白眉!

感想・レビュー・書評

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  • 雨宮と庵堂の歪な関係について新情報が発覚し、少し全貌が見えてきた。それにしても人を操って殺し、その殺し方でマウントをとるような絶対悪が存在するのが小説の中だけなのか実施には知らないだけでいるのかとても恐怖を感じました。次回作も期待して待ちたいと思います。

  •  サイコパスVSサイコパスの戦いというも私は好みです。

     内藤さんのシリーズものは私と相性がいいようです。

  • この3巻でシリーズの構造がだいぶ見えてきましたね。このまま一気に決着に向かうこともないと思いますが、直接対決は近いのかもしれません。

  • 内藤了『ハニー・ハンター 憑依作家 雨宮縁』祥伝社文庫。

    シリーズ第3弾。覆面推理作家の雨宮縁が自作小説の主人公になりきり、狂気に満ちた事件を解決する。

    シリーズを通して、雨宮縁の正体と縁と秘書の庵堂とが交わした約束、猟奇殺人犯を陰で操る帝王アカデミーの月岡玲奈などが少しずつ明かされるというストーリーのようだ。面白くなって来た。

    前の2作では、そうした仕掛けが小出しであり過ぎたために面白さが今一つ伝わらなかったのが少し残念。

    カラオケバーの若い美人ママがピアスを着けた瞼を切り取られた状態で死体となって発見される。憑依作家の雨宮縁はこの事件を含め4つの事件が同一犯による連続殺人であり、背後で何者かが犯人を操っていることに気付く。

    本体価格690円
    ★★★★

  • 瞼を切り取られた遺体が発見され
    それを新たなハンターの仕業だと見抜いた縁はさらにその後にハンターを作り出す存在に気づく

    今回大きく話が動き出して面白かった

    縁と庵藤の関係や複雑な胸の内にも興味深々どう着地するかな?
    次もワクワクです

  • 憑依作家 雨宮縁シリーズ 第3弾。

    初っ端の庵堂の回想に結構な衝撃を受けました。
    雨宮と庵堂が組むことになるシーンでもある。
    本作では、雨宮と庵堂だけでなく、黒幕にも焦点を
    あてたストーリー展開となっている。

    編集者の真壁は縁の指示により隔離病棟の女性に
    インタビューを試みる。
    そこは死んだ者の気配でなく、
    生きていない者の気配に満ちていた

    このシリーズ本の出版企画が本編に登場するので、
    物語なのにリアルに錯覚しそうになります。

    さぁ、次はどう動く?楽しみです!

  • 内藤了さんの憑依作家 雨宮縁シリーズの3作目です。
    シリーズ物ですが、単体のお話としてとても面白かったです。所々の描写にスマイル・ハンターやネスト・ハンターのことが出てくるため、これから読まれる方は順番に読んだ方がより面白く読めると思います!

    今回、下調べをせずに買ってしまい、スマイル・ハンターの次に読んでしまいました、、、ネスト・ハンターを飛ばしてしまいました!!不覚、、、

    1.スマイル・ハンター
    2.ネスト・ハンター
    3.ハニー・ハンター
    4.トラップ・ハンター

    の順番だそうです。
    早く全巻揃えたい(yum)

    本の世界に入れたら、まじで庵堂に会いたい。

  • 縁と庵堂の過去が見えてきた
    まだモヤっとしてるけど
    加代子は不気味

  • シリーズ第3弾。
    ダラダラひたすら長く感じてなんとか読了。

  • 2022 12/25 読了

    内藤了先生の「ハンターシリーズ 3作目!」

    めちゃくちゃ面白かったです。
    私は内藤了先生は「よろず建物因縁帖シリーズ」でファンになって、先生の小説を読み始めたのですが、正直、このシリーズの1作目はそれほどのめり込めなかったというか、「よろず建物因縁帖シリーズ」ロスが強くて、それで入り込めなかったのかな?

    でも、このシリーズを読み進めていくうちに、その面白さの虜になりました。

    このハニーハンターも、本当に犯人…ハンターは異常です!
    そして、さらにその異常なハンターすらも掌の上で踊らせる真のサイコパスが!!!

    雨宮縁VS…

    このハニーハンターで、敵の正体が明らかになります!
    そして、縁サイドの事も徐々に。
    上記の内容もとても、面白かったですし、
    もちろん縁たちとハニーハンターとの戦いも読み応えありました。
    どう展開していくのか、その面白さにページを捲る手が止まりませんでした!

    敵の正体も判明したし、
    あと、敵の攻略法もほんのりと見え始めているのかもしれません!!!

    4作目、次なるハンターの異様性が怖いのですが、
    それと同時に語られるであろう縁サイド、敵サイドの秘密も楽しみで、今から4作目が待ち遠しです!

    本当に面白かったです!!!

    以上

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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