風魔(上) (祥伝社文庫 み 14-2)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335281

感想・レビュー・書評

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  • 最近知った風魔流忍者。伊賀、甲賀は有名だけど他にもいたのか。
    序盤で小太郎すごく好きだな〜とワクワクしたものの、北条の誰々の息子の誰々と…とか豊臣と徳川が…とかの説明が出てきて、歴史が苦手な私はかなり苦戦してしまった…。
    名前が似てるし誰が誰?どっちの味方だっけ?となり、もう開き直ってそのへんは頭に入れずに読んだ。笑

    武将たちは戦の頭脳戦というか、相手がこう出るだろうという先を読んださらにその先を読んで手を打って…と、賢さと豪胆さがあったんだなぁ。
    そして武士の心意気ってすごい。
    恩義、忠義を重んじていつでも死ぬ覚悟ができている武士ってすごかったんだな。
    もう少し主人公のでる場面が多くあってほしかったけど、面白い。
    中巻に続く。

  • 北条家の忍、小太郎。
    私のイメージは忍びと言うよりアメリカ映画のスーパーマンみたいな感じ。

    歴史に疎い私でも割とすんなり読めた方だと思います。
    実はこの本、三分の一くらい読んで、一年近く放置してしまっていた本。
    先日ふと思い出し続きを読みました。
    いや、良く内容覚えていたな。
    中、下巻は間を空けずに読もうと思います。

  • 風魔外伝を読んで、本編を覚えていないと楽しめないため、再読。確かにこういう話だったので、外伝の話があるのだなということがよくわかる。

  • レビューは下巻にて。
    ここまでのとこ、かなりオモロい

  • 風魔の小太郎の爽やかなキャラクターが魅力的。氏姫が賊に襲われた際、危機一髪で小太郎が現れるなど、劇画的な設定は相変わらずだが、家康影武者説も出てきたりして、中巻が楽しみ。

  • 宮本昌孝著「風魔(上巻)」を読みました。

     待望の文庫化、全3巻のうちの上巻です。

     時は、秀吉が天下を握ろうとしている時代、北条方に代々仕える忍者風魔一族の長、風間小太郎が主人公です。謀略渦巻く乱世に自由を求め生きた、希代の忍びの生涯が描かれています。

     主君を救うため、小太郎は優れた能力を発揮し、縦横無尽の活躍をするが、時代には逆らえず、北条方が滅んでしまう所までが上巻です。

     主人公は、忍者としての優れた能力を持っていますが、心は非常に人間的で温かい人物として描かれ、これまでの忍者とは一味違い、とても魅力を感じます。

     また、主人公を取り巻く歴史上の人物やライバルたちとの駆け引きなどが次々と展開し、読み応えたっぷりです。

     いよいよ次は、秀吉と家康との戦いが描かれますが、小太郎がどのように関わり活躍していくのか、目が離せません。

  • 風魔小太郎の敵が同じ忍びで数人おりあまりキャラクターの区別がないのでちょっと混乱。しかしどの小説も一貫して秀吉は悪。

  • 風魔、この有名だが詳細を知られていない忍者の存在が新鮮だった。小太郎についても人外の化性のイメージがあったが当作では爽やかに描かれて好感がもてた。次作が楽しみだ。

  • 風魔衆の頭領となる風間小太郎の小説。

    まず宮本昌孝さんの描く風魔小太郎のキャラクターが涼やかでかなり良い。
    上巻450ページ程あり上・中・下巻で1400ページ程ありそうで、まだ上巻の段階だが面白く飽きさせない内容と涼やかな小太郎のキャラクターで楽しめる。
    龍姫や蛾妙、甚内、対手方の忍びもそれぞれ良いキャラクターで楽しい。

    過去にも感想で書いた記憶があるが、個人的には忍者が最強過ぎる描写が多すぎると冷めてしまう事が多いのだが、こちらも強いのは強いが理解出来る様な描き方で問題はなかった。
    長く積読してあったがもっと早く読んでも良かったなぁと思える作品でした。

    続きも楽しみだ。

    2022/6

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著者プロフィール

1955年静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、手塚プロ勤務を経て執筆活動に。95年、『剣豪将軍義輝』で、一躍脚光を浴びる。おもな代表作は『海王』『ふたり道三』『夏雲あがれ』『家康、死す』『風魔』『陣借り平助』など。『乱丸』で2015年第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。近著に『天離り果つる国』がある。

「2023年 『義輝異聞 将軍の星 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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