僕は馬鹿になった。: ビ-トたけし詩集 (祥伝社黄金文庫 ひ 2-5)
- 祥伝社 (2002年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396313012
感想・レビュー・書評
-
ビートたけしらしい、毒と自虐が飛び交う詩集。
でも温かみも感じられる不思議な読感です。
口調のあらっぽさ、振られた女性への未練たらたらな言葉、暴力を振るう父親の回想、友達の考え方。
本音を話しているのが感じられて好感が持てる。
以前道徳について書いた本も読んだことがあるけれど、びっくりするくらい本質を考えて語ろうとしている人だと思う。
そして、自分ごととしてそれを語る人だから、説教されているように思わない。
身にしみる言葉もあるかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度も読み返して 何度も発見できる本
-
ロマンチストなたけしの一面を見た。
-
自己犠牲
-
素晴らしかった。
詩ではあるけれど、ほんとうに独り言のよう。
恋愛詩はとくに繊細でした。
母親への思いも、痛みも、優しさも伝わってきて、泣けました。 -
どえらい人生を送ってきたビートたけし氏は
どこまでも少年のような屈折したピュアさ、
繊細でその反面目を話せないような危険さがあるが、
その実を隠さず吐き出した詩の数々に、
“マルチなたけし”だから詩の本でも出した、というような
生っちょろさは感じなかった。
真摯な、詩の本。
すごく好きな本だった。 -
人間、死ねば忘れられるか、話の肴にされるだけ
人生とは敗北を運命づけられた戦いなのであり
ゆえに真実は敗北のなかにしか存在しないのである
…なんてことは誰もいってないけどな
まあ笑って読もう -
TVで紹介されていたので手に取ってみました。
もともと好きな人に入っていたんですが、さらに好きになりました。
毒舌を吐いても好かれるのは「恥」をたくさんかいて「学ぶ」ことを忘れていないからじゃないだろうか。
「騙されるな」ガツンときました。 -
優しさと弱さをもった言葉がつづられていると思った。大好きな本です