- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396207403
作品紹介・あらすじ
「この家は祈っている。静かに、ひたむきに」-猛吹雪の中、忽然と現われた謎の洋館、その名は霧越邸。訪れた劇団「暗色天幕」の一行は、住人たちの冷たい対応に戸惑い、館内各所で出遇う不可思議な"暗合"に戦慄する。やがて勃発する殺人事件の現場には、何故か北原白秋の詩集が…。奇怪な"連続見立て殺人"の犯人は誰か?館に潜む"何物か"の驚くべき正体とは…?本格推理と幻想小説の類例なき融合を成し遂げ、我が国ミステリ史上に燦然と輝く異形の傑作、ここに登場。
感想・レビュー・書評
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2016年8月10日読了。
スタンダードに、本格ミステリ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
探偵役の槍中の長々した説明がうざかった。
深月を亡くした鈴藤の深い悲しみが人間ぽくて。
だんだん槍中にいらいらしてきたよぅ。 -
とりあえず、いいのか。不可解現象はそのままでいいのか。
anotherで不満に思った点が、またまるまる入ってた。謎の人物、捕まえるタイミングたくさんあったよね。え、それってどういう意味って、聞き出すタイミングたくさんあったよね。
それじゃだめだよ。ミステリじゃないよ。
と、私は思うのです。ついでに動機がおいてけぼりすぎるぜ。 -
吹雪で滞在することになった霧越邸で連続殺人事件が起こります。童謡の見立て、姓名判断、邸内で起こる怪奇現象、謎の人物、そして連続殺人。文学や美術に関する薀蓄も絡めながら次々と提示される謎には読み応えがありました。
しかし、人が殺人を犯す際の葛藤や覚悟、情動がないので緊迫感が欠けた印象でした。また、殺人の動機はあまりにも説得力がなかったです。 -
辻村深月さんは綾辻先生が大好きなんやな、とこの作品で今更気付く…。
辻村作品もそのうち読み直そうっと。 -
最後の展開はよかった。やはり綾辻作品は読みごたえがある。すこし、サスペンス要素も入っている。
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名探偵かっこいいじゃないですか('◇')ゞ
本格ミステリーって言われるとビミョーな感じもするけどストーリーとしては面白いと思う☆
詩的な印象もアリかな。綾辻ジャンルの中では中間的な位置かな?