竜の柩―長編伝奇小説 (ノン・ノベル 442)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 109
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396204426

作品紹介・あらすじ

"竜とは何か?なぜ西洋では悪魔、東洋では聖なる存在なのか?"古代文化の栄えた津軽十三湊、長野皆神山ピラミッド、諏訪と出雲…。奇怪な土地買収事件を発端に、各地に残る"竜"の痕跡を辿り始めたTVディレクター九鬼虹人に執拗な妨害が連続した。やがてローマ・ヴァチカンの黒い影が浮上し、謎を追って九鬼はインド、パキスタン、トルコの調査行に旅立った…。待ち受ける敵と謀略。"竜"が語る驚愕の真相とは?文明史とその定説を覆す壮大な推理で激賞を浴びた大河伝奇巨編。

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーよりも、神話や遺跡が絡む仮説がてんこ盛りで面白い

  • 中3で出会い、私の世界観を一変させてくれた本。
    もう、夢中で読みました。
    本当じゃないかと思わせられるだけの薀蓄がこれでもかと盛られています。
    当時の私は、それに溺れたんだよなぁ(笑)

    今考えると説には無理もありますが、宗教好きの原点です。

  • 舞台は青森から始まり海外を点々とする。
    古代の文化を民話信仰と結びつける処は少々強引な気もするがこの様な解釈の仕方は個人的に好きだ。
    引用文が結構多いので読み飛ばしてしまう処もしばしば。
    この系統の小説では前に高田崇史の本も読んでいたので、はじめから、UFO、宇宙人ありきの処で拒否反応がでたのかも。

  • 面白かった。
    製鉄信仰だったり、出雲の古代民族だったり、多少他の本で読み齧ってはいたものの、さすがに神=エイリアンの説はファンタジーだろう、と読む前は高を括っていた。それが、ここまで現実感を持った説明をされようとは。何だか本気で信じちゃいそうだ(笑)
    ただ、最後の決着の仕方は、、、ちょっと残念感が残るかな。続編はどうなるんだろう、、、。でも、薀蓄とアクションの描写が程良く、長いが最後までドキドキしながら飽きずに読める。古い作品だけれど、面白い本は何時読んでも面白いんだろうな。

  • すさまじいまでの資料と知識から進んでいく推理が圧倒的。
    神=宇宙人を証明する旅を描いたお話だけど、中学生のときに出会った渡しは当時は本気で信じた。
    独特の押しの強さと展開の突飛さにはついていけない人も多いのではないかと思う・・・
    反面、はまる人間はとことんはまる。
    タッチや展開、テーマその全てに加えて登場人物があまりに魅力的。
    人生かけて一押しのシリーズの、その序。

  • 東北地方などを舞台とした作品です。

  • 面白かったですが…終わり方が納得いきません、最後の最後にそれですかw

    古典や神話をつなぎ合わせて、突拍子も無い話を本当かもと思わせる技術はすごい。そういう意味では今まで読んだ小説の中で一番。

  • これすごい!!

    奇想天外歴史ミステリーでありながら、

    もしかしてそうなのかも?!!って思わせる説得力。

    UFOとか神話とかそういう不思議系が好きなら絶対読むべし。

    とにかくオンパレードだべ。

  • 伝説に潜む「竜」とは一体何なのか? 虹人たちの謎を追う旅がはじまる。

    面白いです。資料を積み上げて推理されてるからなぁ。
    つい何回も読みなおしてしまう〜あああ。

  • 出会ったのは中1の時。言いようのない衝撃を受けました。物の見方という根本的なところを揺るがされた一冊。なんと言おうともマイバイブル!

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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