内向型人間だからうまくいく (祥伝社新書)

  • 祥伝社
4.10
  • (31)
  • (17)
  • (16)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 437
感想 : 25
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115944

作品紹介・あらすじ

行動力がないことも強み!?
大人数の場が苦手だったり、同時に複数の仕事がこなせなかったり、アドリブや雑談ができなかったり……。もしかするとそれらは内向型人間だからかもしれません。
内向型人間は、話すのが苦手でも聞き上手ですし、行動力がないように見えるのは、慎重にリスクを踏まえて行動できる証拠です。時間をかけてじっくりと仕事に取り組むことで、高い成果を出せるのです。
本書では、内向型人間の長所を活かした働き方と生き方を提案します。大切なのは、自分の特性を知ること。そうすれば、その性格は弱みではなく、強みに変わります!

カミノユウキ/内向型プロデューサー。1989年、大阪府生まれ。神戸大学医学部保健学科卒業。神戸大学大学院保健学研究科修了。医療機器メーカーで働くなか、自分が内向型人間であることに気づき、独立。内向型な性格の人を対象としたオンライン講座や講演を行ない、SNSで内向型に関する情報を発信している。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内向型・外向型の脳の違いなどは興味深かった。その後のアドバイスの部分は、アドバイス自体はよく見るもので、内向型に限らないような気がして、あまり納得感はなかった。結局、内向型・外向型というよりは、人間は一人一人違っているのだから、世の中の主流に合わせる必要はなく、自分に合った生き方をしましょうということなのかもしれない。

  • ●疲れやすく、たくさんのタスクを同時にこなす事が苦手で、ノリが悪い。
    ●日本社会では外向形の性格が理想になってしまっているのは間違いありません。そのせいで行きづらさを抱えている内向型人間はたくさんいるはずです。
    ●時代が外向型を求めた。セールスマンの登場。
    ●レスポンスが遅いのは、神経経路が長いから。だから集中するのに時間がかかる。
    ●副交感神経系が優位なので、緊急時に冷静になって考えることができる。
    ●空気を読みすぎるあまり、自分の価値観を裏切ってはいけません。対話する相手の数にも気をつけましょう。
    ●内向型人間はマイペースです。決してゆっくりと言う意味ではありません。むしろ逆で、マイペースで仕事を進められている人は、スピードでも仕事の質でも、非常に高いパフォーマンスを発揮します。
    ●時間を細切れにしないよう。なるべくまとまった時間が作れるようにする。
    ●「忙しい=格好いい」を卒業しよう。エネルギーを消耗して疲れてしまう。悩む労力も減らす。●先延ばしは疲れるだけ。タスクを実行しなくても、やらなければと言うプレッシャーを与え続けてくるからどんどん疲労してしまいます。
    ●時間を細分化せずに、仕事を細分化させて、立ち上がりの時間を短縮する。
    ●専門家を目指す。初対面の人に会う必要が減る。熱中できる。
    ●「ながら瞑想。」歩きながら瞑想。足の裏の感覚や、腕を振る感覚など、簡単な事だけに意識を集中させる。
    ●「何もしない」という大切な予定を入れる。
    ●副交感神経系が優位になる内向型は、飲んだり騒いだりのストレス発散は余計に疲れる。静かな環境でひとりで過ごすと回復する。

  • 内向型の脳は外部から入ってきた情報を処理するための経路が複雑で長いとか、交感神経より副交感神経のほうが優位などの内向型の生物学的特徴の分析は非常に興味深かった。

    しかし、仕事の細分化やアウトプットの大切さなどは内向型、外向型関係なく共通する事柄だと思うし、内向型はこうするべきっていうアドバイスに納得できないことも多かった。内向型でも様々な人がいて、それに対して型をはめすぎているように感じて最後まで違和感があった。

  • 内向型の特徴を的確に表現していると思います。

    内向型がどのように生きていけば良いのか、仕事や独立への応用の仕方などが書かれています。

    「時間を細分化せずに仕事を細分化する。」

    「不安を感じるときは①何に不安を感じているか②どんな情報が足りていないか③どうすれば動き出すか④いつまで動き出すかを明確にして行動する。」

    この二つが内向型の行動指針の本質だと思いました。

  • 自分のことを内向的だとは思っていたが、この本の最初にある内向型テストで30点満点を取ってしまったことには驚いた。そんな内向型の人にとって、とても役に立つ本である。
    内向型って一体何?という自分がどういうものなのかを知ることにこの本は非常に役立つと思う。
    そしてその内向型という性格はそんなに問題ないということもこの本は示してくれる。
    世の中、外向型性格がもてはやされるばかりで、内向型にとっては苦しい時代ではあるが、この本がそういった内向型の人にとっての応援歌になってくれると思う。

    以下、注目点
    ・目標を一つに絞る
    ・内向型人間は静かな環境で1人で過ごすとストレスが回復できる。パーっと騒いでも回復しない。
    ・準備をしてから取り組む

  • 自分の性格がどのようなものか詳しく理解できた。内向型人間は考えまでに時間がかかることや相手の言葉を深読みしてしまうことには思い当たる節があった。また疲れやすいのには刺激を他の人より受けやすいことは初めて分かることができ良かった。自分を理解する良い本になった。

  • 内向型の人間が自身の特性を認識し、どのように生きていけば良いかの道標を示してくれる本

    書かれているアドバイスはどこかの自己啓発や仕事術の本で見た内容ばかりだったが、「内向型向け」という文脈で読むと途端に腑に落ちることにびっくり。

    外向型は自分の「外」にからモチベーションを得るのに対し、内向型は自分の「中」にモチベーションを求める傾向あり。年収とか社会的地位とか、物欲には興味が湧きづらく、自分の興味関心や目的や意義に納得できないとやる気が出ない。自分がやりたいことでないとモチベーションが上がらない。という部分は特に共感した。

  • 自分のトリセツのよう。
    役立つアドバイスがたくさんあった!

  • 内向型と外向型が生まれつきの脳神経の違いという着眼点は面白かった
    ただ、筆者自身の経験則による意見がメインでやや信頼性にかけていて、専門的内容を期待していた分、評価が下がってしまった。また人の特徴を無理やり内向型/外向型の切り口で書かれていて違和感があったが、書いてあるアドバイスは参考になった

  • 外向型と内向型は生まれ持った特徴であり、克服するものではと知って気が楽になった。
    無理に周りにあわせるのではなく、自分に合ったやり方を実践していくことが大事だとわかった。

全25件中 1 - 10件を表示

カミノユウキの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
凪良 ゆう
リンダ グラット...
伊坂 幸太郎
アンデシュ・ハン...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×