お殿様、外交官になる 明治政府のサプライズ人事(祥伝社新書) (祥伝社新書 522)

感想・レビュー・書評

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  タマセツさんの感想

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  2023年1月22日

  明治初代の主要国公使（主に元藩主達）は人物の有能無能は第二として、明治政府の「財政難」対策が為に「財産持ち」であるがゆえに選ばれたとある。更に多くは幕府時代に密航留学の経験者＝罪人（外国語堪能）であり、後年は榎本武揚のような実務・実力・実績を求められる役割へと変化する。現代、外務大臣の鶴の一声で民間からの大使採用は厳しく、過去伊藤忠元社長の中国大使となった丹羽氏と極少ない。

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