逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です(祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114121

感想・レビュー・書評

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  • この方の本は初期のが良い。青学初優勝直後の一冊。

    本書の後にも多くの著作があるがだいたい内容は焼き直し。本書が1番シンプルなように思う。

    中国電力の営業マンから青学の監督へ退路を断っての転身。よく決断したし奥様もついてきたと思う。青学OBでもなければ箱根駅伝の経験もない原氏を監督に推薦した方と学長等への原氏の伝説のプレゼンの方がその後の青学の躍進を考えると凄いことだと思う。

    どちらかと地味な個人競技の陸上を明るいものに変えスポットライトを当てた原監督の功績は大きいとだろう。

    原氏そしてチーム青学の何が強みかか良く分かる本。あらためて読んでも新鮮です。

  • 青学原監督3冊目。
    執筆された順としては本書が最初かと思われる。
    前半は生い立ちから大学時代、中電に入社して陸上を引退、そして営業マンとしての苦労が語られる。他書で大体は知っていたが、本書が一番詳細だ。営業マンとして一からスタートし、商品の特性を理解し、そもそもの売り方から考える。逆境から始めたのも、陸上と決別したのも退路を断つ、に繋がっているように思う。退路を断つのはつまり、決意の表れ。決意の強さは情熱の強さとも言える。
    がむしゃらにするのも大事だが、明確な理論と意志で実現する事、という事だろうか。

  • 実際に結果を出した人の言葉は妙に納得出来る
    結局、駅伝もビジネスも、受験も就活も、もっと言えば生き方そのものも…一緒なんだろうなぁ~

  • ・退路を絶つ
    ・男気
    がキーワード。
    何事も一生懸命取り組む姿勢が素敵で見習おうと思った。

  • 痛快。組織を強化し、成熟させていくために監督者がしなければならないことが凝縮されている。しかも難しいことや特別なことがない。修行僧的なリキみもない。押し付けがましさもない。実績を上げているだけに説得力がある。

  • 趣味のランニングの方の興味から選んだ本。
    内容は組織づくりや目標達成へのプロセスなど結構ビジネスにも共通するような部分も多く、成功体験としても興味深く読み進めた。
    また"情"や"男気"など、精神的な側面にも触れられていて、その辺のバランスも良いなと感じた。

  • ◯要は集まったメンバーの間で意思の疎通をはかり、心の絆を作ればいいのだ。(91p)

    ◯青学らしいカラーの選手を採用する(103o)

    ◯目標管理シートや練習日誌などを書くことによって自分の頭で考え、部員たちの前でしゃべることによってみんなに自分の考えを伝えるとともに決意を強くする。さらに、みんなとグループトークすることによって考えや決意を共有し、チームの和を広げていく。(120p)

  • いつも青学の選手は笑顔で楽しそうに走っており、つい応援したくなる。今年の駅伝で印象に残ったのは、原晋監督の声がけである。原監督は「〜大学との差が何分だぞ〜」というよりも、「1km〜分で走れば、区間新だぞ〜」と言っていた。テレビで見える限りでは、だが。もちろんチームとしての勝ちも大事だが、選手一人一人の目標達成を応援しているように感じ、やっぱり原監督は違うなと思った。
    つい、アマゾンでポチッと押してしまった一冊。
    前置きが長くなったが、他の人も書いている通り、「メソッド本」ではなく、自伝に近い。メソッドとしては、1あきらめないこ、2悔しいと思える自分を持つこととして正直にまとめられている。細かなこととしては、
    ・「目標管理」が大事。
    ・合う合わないはあるかもしれないが、目標は明るい方が良いのかもしれないと気づいた。「笑顔の襷リレー」「ワクワク大作戦」などなど。
    ・良い出会い。本の中には、中国電力を辞める時の上司からの言葉がある(退路を絶って挑む)。こういう人の支えがあって、決断し、今の原監督がある。

    多くは自己啓発本にはよく書いてあることで、特に新しさはない。要するに実行するか否かが大事なのだなと改めて痛感する。とりあえずワクワクするような目標管理シートでも作ろうと思う。

  • 箱根駅伝で青学を初優勝に導いた監督の自伝である。
    自称「伝説の営業マン」を語るだけあってビジネスでも
    一味違う情熱と理論をもって成功し、駅伝でもその手法を十分に生かして指導していることが本書からうかがえる。箱根駅伝の舞台裏、各区間に配置される選手の特性がかかれており、今後箱根駅伝を見る際には2倍楽しめることと思う。

  •  2015年の箱根駅伝、世間を驚かせた青学の優勝。
     それは、同校の監督である著者が、営業マンとして身につけたビジネスのノウハウを駆使した結果です。
     著者は、「駅伝で優勝することもビジネスで成功することも要するに人間のやることだから、実はプロセスにおいて全く同じだ」と述べています。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=6393

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著者プロフィール

青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督。青山学院大学地球社会共生学部教授。1967年、広島県三原市生まれ。世羅高校では全国高校駅伝準優勝。中京大では全日本インカレ5000mで3位入賞。89年に中国電力陸上陸上競技部1期生で入部するも、故障に悩み、5年で競技生活を引退し、同社でサラリーマンとして再スタート。新商品を全社で最も売り上げ、ビジネスマンとしての能力を開花。
2004年に陸上競技部監督に就任。09年に33年ぶり箱根駅伝出場、15年に同校を箱根駅伝初優勝に導く。18年まで箱根駅伝4連覇という快挙を成し遂げる。20年には大会新記録で王座奪還を果たし、22年には大会新記録を更新して6度目の総合優勝するなど駅伝強豪校に育て上げる。

「2022年 『「挫折」というチカラ 人は折れたら折れただけ強くなる(マガジンハウス新書)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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