D坂の殺人事件 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 170
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301547

作品紹介・あらすじ

「私」はD坂の大通りにある喫茶店「白梅軒」で、明智小五郎と知り合いとなった。ある9月の蒸し暑い晩、私と明智は「白梅軒」の向かいの古本屋で、店の女房の絞殺死体を発見する。犯行時に古本屋から逃亡した者はなく、犯人を目撃した学生の証言は曖昧で、警察の捜査は難航する。危うく犯人にされそうになった明智小五郎が解き明かした驚くべき真相とは?初期の名作として評判高い表題作のほかに「何者」「一人二役」「算盤が恋を語る話」「恐ろしき錯誤」「赤い部屋」「黒手組」中・短編6編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸川乱歩作品を読むのは初めて。超短編集と言ってもいいほど短いのですぐに読めるが、どの話もしっかり謎解きになっていて、こんな昔からミステリーは存在していたんだなぁと感心しながら読んだ。

  • 初っ端の容疑者オマエなんかーい

  • 稚拙 ああ~ぁあ犯人が自首して一件落着


  • 読みやすいけど〜!読みやすいけどオチが弱い!

  • とても短く、20分あれば読み終わる作品。

    トリックというトリックは一切なく、事件解決の鍵になりそうな証言は、錯覚という衝撃で終わる(急いで見ると記憶が曖昧になるからと意見が食い違うのだ)。

    朝の通勤時間に読んだのだが、楽しめたという理由で3つ星。また無料だったから3つ星。

    これが有料で、大切な読書タイムに読んだ一冊なら1つ星だろう。

    それくらい別に大して面白くないと思った作品だった。

  • 今更初めて読む推理小説の古典。
    謎解きメインだが、誰の心にも必ずある闇の部分に焦点を当てた内容が多めのような…

  • 江戸川乱歩氏の作品は初読み。前々から興味は持っていたものの、大正~昭和に活躍した作家の方なので文章が難しく読みづらいと思って敬遠していた。氏の有名なキャラ「明智小五郎」が登場する短編がいくつか収録されているが、読んでいて印象に残ったのは「一人二役」、「算盤が恋を語る話」の二編。特に後者の方は内気な会社員が知恵を振り絞って意中の女性に遠巻きながらアプローチをする話が微笑ましく思えた。細かいトリックは相変わらずわからないけれど、面白さは感じられたので、他の作品もチャレンジしてみたいと思う。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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