ピアニストの毎日の基礎練習帳

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393935590

感想・レビュー・書評

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  • 二周目。ピアノ独習者(*他の楽器の経験者ではあるが。とりたてて言う必要もないとも思ったけれど、まったくのピアノ初心者と他楽器の経験者とでは、意味するところが大きく違うということは明記しておきたい)にとってとてもためになった。というのも、一流のピアノ教師とのエピソードが満載で(著者の父親も含めて)、素人にも、直感的に、イメージから、ピアノ奏法のコツを伝授してくれる。

  •  大変参考になりました。毎日指練習、基礎練習を30分位やることが大事だそうです。

  • 毎日のピアノ練習のヒントをくれる本。少しずつできる部分から取り入れたい。

  • 『効率の良い練習をして早く上達したい! 』
    ピアノ学習者の永遠のテーマです。
    少しでも真似出来ることがあればと、この本を手に取りました・・・
    頑張りたいです!!

  • 「家で一人でピアノに向かうときに、どんな練習をするか。実はそれが、ピアノが本当に上手になるかどうかのカギをにぎっているのです。」

    時間がなくても、効果的でやりがいのある練習ができれば、無理して退屈な練習を続けるより、ずっと楽しくピアノが弾けるよ、という本。レッスンで言われていることのおさらいと印象に残った箇所。

    <基本の重要性>
    ・ピアノに向かう姿勢(座り方)
    ・腕と手の位置
    ・足の位置
    ・指はどのくらい曲げて弾くか
    ・手のひらはどのような形にするか
    ・指のどこで鍵盤にタッチするか

    こうしたことに、毎日の練習でいつも気を配り、良くないなと思ったら、自分でケアできるようになりましょう。

    <基礎練習の重要性>
    スケールの練習を毎日の練習に取り入れることに決めた本。(ハノンの39番の各調のスケールが12あるので、週1休みで2週間サイクルですべての調整のスケール練習が可能。いずれやらなきゃいけないんだから、日課にしてしまおうと。)

    <初見力の重要性>
    一つの曲を細部をとことん注意深く見ながらじっくり勉強するアプローチと並行して行うことで、曲数をこなしていくと、ハーモニー感や、曲の構成、曲想を直感(勘)で把握できるようになる。

    *初見で気を付けること*
    ・ざっと目を通す→何拍子?調性は?表現記号は?テンポは?
    ・いざ弾き始めたら、間違えても止まらない。
    ・「音取り」だけでなく「音づくり」の気持ち、意識を持つ


    その他、著者が関わって来た名音楽家達の音楽への姿勢が書かれていて、とても音楽欲の上がる本だった。

  • テクニックを解説した本でなく、毎日の普段の家での練習法を教えてくれています。普段の練習をいかに充実させ、効果的なものにするかのコツがたくさんのっています。自分も、取り入れられるところはさっそく取り入れていけたらいいな。また、名演奏家とのエピソードや各国を旅した時のお話も興味深く読みました^^

  • 20年ぶりにピアノに復帰したのですが、なまっていた指を取り戻すのに右往左往しているときに、この本を見つけました。
    優しく、読みやすく、ここから始めたらいいのかな、と思わせる本です。練習法に迷っている方におすすめです。

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著者プロフィール

倉敷市出身。桐朋学園大学、ハートフォード大学、ジュリアード音楽院、キジアーナ音楽院で、井口秋子、井口基成、J・ラタイナ、ベネデッティ=ミケランジェリ、S・ロレンツィ、I・フロインドリッヒの各氏に師事。1967年ミュンヘン国際音楽コンクール二重奏部門第3位。68年ブダペスト、70年チャイコフスキー国際音楽コンクールで伴奏者特別賞を受賞。以来、国内外でイヴリー・ギトリス、ウート・ウーギ、ミッシャ・マイスキー、モーリス・ジャンドロン等著名なアーティストと共演の他、20年間にわたり、毎夏、シエナのキジアーナ音楽院でリッカルド・ブレンゴラー教授と室内楽のクラスを担当。76年から「岩崎淑ミュージック・イン・スタイル」主宰。79年から18年間にわたり「沖縄ムーンビーチ・ミュージック・キャンプ&フェスティバル」、97年から「沖縄国際音楽祭」を弟の岩崎洸と企画開催。89年「岩崎淑ミュージック・イン・スタイル」の成果に対し芸術祭賞を受賞。また99年1月ノルウェー王国功労勲章叙勲。3月には国際交流基金の音楽使節として、岩崎洸とイスタンブール、アンカラ、ローマへ演奏旅行。現在、演奏活動の他、イタリアのヴァルセジアム・ムジカとカントゥ国際音楽コンクール審査員、99年より2008年3月まで桐朋学園大学院大学教授を務め、また、くらしき作陽大学、尚美学園大学大学院でも教鞭をとる。倉敷市文化振興財団アドバイザー。近著に『アンサンブルのよろこび』(春秋社)がある。

「2009年 『音楽さえあれば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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