自信を育てる心理学 「自己評価」入門

  • 春秋社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393366400

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  • 正しい自己評価とは、自己認知→自己受容→自己理解の流れで行うものであると解釈した。

    自己認知:自身の振る舞い、言動、成果を客観的な事実のみ知ること
    自己受容:それらの事実を、感情の着色なく事実のまま自身で受け止めること
    自己理解:その事実がどうして発生したのか要因を探ること


    自己評価を高めるためには、意識的に生きること、自分の人生に責任をもつことが重要。
    意識を向ける/責任を持つ先は、過去と未来の時間軸で分けられると解釈した。

    過去:自身の感情(喜怒哀楽)が生じた/行動を起こした要因を考える
    未来:今後どうなりたいのか、何をしたいのかを考える

    低い自己評価(長所に対する過度な謙遜、短所に対する過度な思い込み)は、自身の人生に対する責任を放棄している。意識的に生きられないことへの正当化。

    低い自己評価を辞めることは勇気がいるが、その場限りでなく長期的に幸せになるためには必要。

    自己評価を下げる最大要因は、自分を偽ること。
    自分の中だけの本来の自分と他者の中の自分が一致していないと、自負心を持てなくなり、自尊心が削られる。
    まずは本来の自分の考え/想いに気づくこと。その上で他者の中の自分を偽らないこと。

    相手の自己評価を高めるためには、
    ①尊敬すること
    -一貫して相手を尊重する態度を持つ
    ②批判しない
    -共感する、自分なりに相手の気持ちを解釈し、代弁してあげる、相手の気持ちに寄り添う
    ③共感するが、同情しない
    -相手と同じ感情を味わおうとしない、あくまで自律した者同士であることを自他ともに忘れないようにする
    ④相手に気づきを与える
    -相手の言動や感情の発端や状況、それらの解決策を問い、考えさせる
    ⑤相手の可能性を信じる
    相手の否定的なイメージをそのまま受け取らない、まずは他者から受け入れられ、尊敬されていると感じさせる

    自分の成長に積極的にかかわるために利己的であること、高い自尊心/自負心を持つことは悪くない
    他人の目的のための手段として生きているのでなく、自分自身の人生の目的のために生きるべき

  • エピソードやワークとともに進んでいくので、読みやすかったです。「意識して」「責任をもって」行動することを心がけて生きていきたいと思います。

  • 罪悪感受容自己評価

  • 強く響いた本。今まで、心理学や哲学について、いくつか本を読んできたが、この本からの学びは多かった。

    恥ずかしくて、受け入れきれていない過去があること、そして、自分の感情を消し去っていることについて気付かされた。

    日々の意識を変えることで、
    自己評価を高めていきたいと感じた。



  • 自己評価という概念がよく分かる本でした。セルフエスティームとは…自尊心や自己肯定感と聞くと起きる勘違いを払拭してくれる本でした。自分に責任をもつこと、一つ一つ刺さる文章でした。

  • 159

  • 心理療法家が書いた自己評価を高めるためのヒント。

    自分に自信を持ち、自分を尊重できるような(自己評価が高い)人は、逆境に強く、想像的で、人間関係に恵まれ、人生に満足感を持つことができ、幸せになれる。

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