- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393366271
作品紹介・あらすじ
家族、子供、友達、同僚、お年寄り…身近なあの人の「悩みの悪循環」をほどく、イタリア発のシンプルな「聴く技術」。力になりたいあなたをセラピストが7ステップでガイドします。
感想・レビュー・書評
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対人コミュニケーションに、苦手を感じているので、最近は傾聴の本をよく読みます。図書館の書棚に、珍しく外国人作家の本著があったので拝読しました。自分の特に苦手なノンバーバルなコミュニケーションについても言及がありましたが、物足りない。それでも、コミュニケーションについてあらかじめ言及しておく「メタコミュニケーション」の考え方には救われました。これなら苦手でない「ことば」で表明できるので、いいものですね。苦手を解消するのも大事ですが、得意を活かすことも考えよう、と思えました。
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深い、かつ明快。聞き手としてのあるべき姿、やってはいけないけどついやってしまうタイトルについて紹介されていて、自分自身の聞き方を見直すキッカケになった。なぜ深く聞くことで、人の気持ちが解放され、自然と歩み出すことができるのかについて語られている。そしてそうする理由を納得させられる一冊。
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とにかく聞く。割り込まない、解決しようとしない、悩んでいるその相手自身から全ての答えを引き出せ。
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とっても深い傾聴のやり方、心構えを解説している本。
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医学部分館2階心理学:146.8/LIS:https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410163459
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難しいですが、読む価値あり。
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具体的でわかりやすいカウンセリング技法の解説が魅力的。
第二部では、実際のケースの逐語録が載せてあり、ケース検討ができます。 -
さすがカウンセラーは傾聴する技術もすごい。まるで腫れ物に触れるように、丁寧に丁寧に聞くもんだ。素人には到底ここまで出来ない、と思わせながらも役に立つ技術がいっぱい出てくる。なかなか面白い。
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2012年99冊目。
■「問題を深堀するとき」と、「解決をはかるとき」のタイミングの見極め
■「解決のワーク」では、5W1Hをはっきりさせる
■話し方について話す「メタコミュニケーション」 -
メンタルケアの講義でも繰り返し言われること、それは「聞く」ではなく「聴く」ということ。。。
人は話しを聴いてもらうという行為を通して、人と人との暖かな心の関わりを取り戻し、自己存在を再認識し、心の整理をし、自分が本当に求めている答え=生き方を見出すのかもしれない、と思います。
それはまさしく、本書の帯に書かれていることそのまま、「アドバイスより大切な事」。
悩みの答えは、実はそれぞれの中にすでにある。。。
「聴く」ことでその気持ちを引き出し、肯定し、その人自身が自分の足で人生を歩んでゆけるように寄り添うことを通して、何より聴く側の私達自身が豊かに成長してゆくことに気づかされました。