- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393333617
作品紹介・あらすじ
テレビ、映画、広告、音楽、美術…。今や政治家や企業は、「文化」を武器に、競うように大衆の感情に訴えかけようとしている。大統領選挙キャンペーンの戦略から都市開発、企業の社会貢献事業まで、世論を巧みに動かす仕組みを、歴史を参照軸に考察する。
感想・レビュー・書評
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面白かった!最近読んだ、傷つきやすいアメリカの大学生たち、を読んだときと同じ何やらもやもやする気持ちが残る本。今日もSNSというレスバの戦場に思いを馳せるやつ。そもそものマスコミ→SNSの流れを歴史的にという訳でなく、丁寧に振り返りつつ考察してます。そして暗澹たる気持ちになる。
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トピックの拾い上げ方はすごく面白いし、いろんなヒントをもらえましたが、掘り下げがちょっと物足りないかな、という感じがしました。トピック食い散らかし的な。あと本というよりは、新聞ハコモノっぽい文章のような印象です。
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CULTURE AS WEAPON:
THE ART OF INFLUENCE IN EVERYDAY LIFE
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-33361-7/ -
文化とは情動で、水のようにあらゆる形をとって奔流する。ことにネットワークで繋がる社会となった今、その影響力は飛躍的に増し、本書はそこにスポットを当てている。プロパガンダがあなたを支配する、というネガティブな副題があるものの、反面発信も容易に出来、大きな享受もあるポジティブ面との表裏一体な点は踏まえておきたい。技術の進歩と「文化」の拡散との密接な関係は昔からの話で、だけにやや警鐘めいたタイトルは、今が丁度(繰り返されてきた)過渡期の1つという事を表しているように見える。あと人類に対し最も強力にアメリカ文化を伝播してきた映画産業について殆ど触れられなかったのは、若干奇異にも感じたが、恐らく、気付かないほど当たり前過ぎる話題だったからだろう。
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東2法経図・6F開架 KW/2018//K