人が病気で死ぬワケを考えてみた

著者 :
  • 主婦と生活社
4.19
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本棚登録 : 111
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391140415

作品紹介・あらすじ

人はなぜ病気になって、それをこじらせて死んでしまうのか――わかっていそうで知らないこの“メカニズム”を、「くすっ」とする笑いとともに、看護師&医学生に大人気のねじ子がマンガ図解。人が死ぬメインの病気である、感染症、ガン、生活習慣病をそれぞれ解説していきます。健康情報が医者目線で理解でき、「生きる」ために役立つ知識が満載です。

〈本書の構成〉
序章 人はなぜ病気で死ぬのか
1章 パラサイトされて死ぬということ~感染症~
2章 自分自身に殺されるということ~ガン~
3章 日ごろの不摂生がたたって死ぬということ~生活習慣病~

感想・レビュー・書評

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  • Okamoriさんのレビューを読んで気になった本です。

    図書館で借りて一気読み。めちゃくちゃ面白かった。
    医師で漫画家の森皆ねじ子さんが、人が病気で死ぬワケについて、本質的にわかりやすく言葉と絵で説明してくれる本。

    いまはやりのウイルスについては、そもそもなんなの?とか、特効薬はあるのか?とか、どうやって戦うのか?とか、抗体って何?とか、理解しやすく書かれています。

    ガンについても、もともとは自分自身であること、や、何で死んじゃうのか、や、あらがう手段や、余命ってどうやって決めるのか、や、なんでできるのかなど、知ることができます。

    死にたくないけど、人の致死率は100%
    この本読んで、本当にほんの少しだけ「死」を身近に引き寄せることができた。
    同じくらい、生きていくことの幸せさの実感も上乗せされた。

    良書でした。

  • 感染症についてはまさに今
    コロナを理解するのに役立ちました
    菌とウイルスやら
    敗血症とはなにか
    なんで抗生物質はきちんと飲まないといけないのか
    明治のペスト対策まで
    本当に目から鱗がぽろぽろ こぼれ落ちます

    人の体は本当によくできている
    よく出来すぎて 逆にバランスを崩すと
    自分で自分を攻撃してしまう
    その巧妙な作りに唸ってしまいます

  • タイトルから哲学的なハナシかと勝手に想像していたのだが、そうではなくて病気と体の仕組みの話だった。予想とは違う内容だったものの、これがすごく面白くてあっという間に読んでしまった。
    本書では感染症・癌・生活習慣病の三つを取り上げて、これらの病気によってどのように人が死に至るのかをわかりやすく具体的に、イラスト付きで解説している。たとえるなら物凄く見やすいまとめノートを見ている気分。もともと知っていたことも知らなかったことも、すっきり整理されて頭に入ってきた。
    基礎的だけれども重要な知識、考え方が書かれているので、医学書入門として最適なのではないだろうか。
    中学レベルの生物の知識があれば読みやすいだろうが、忘れてしまっていても十分読めるだろう。

    ところでレビューの冒頭で「哲学的なハナシかと思っていたら違った」と書いたが、直接的にそういう話が書いていないのは確かなのだが、自分で考えるきっかけになると思う。そういう意味であとがきは興味深い。私は個人的に、ああ人は死ぬようにできているのだなあ。経年劣化からは逃れられない、諸行無常は真理。と思った。

  • 2時間ぐらいで読めた
    マンガを読むように気楽に読めた
    子供や一般の人に人は死ぬということを説明するために参考にしたかった
    感染症との戦い、サイトカインの役割、結核のことなどよく分かった

  • おもしろかったです。専門用語ありません。でもよくわかるイラストかわいい、かなり深い内容。
    人間は致死率100%。普段意識しないけどね。
    あとは、今後の生活どうしていこうかな、食べることとか運動とか、それは自分で決めることだもんね。

    とりあえず、とにかくたばこはダメらしい…。

  • ねじ子の医療絵図 人が病気で死ぬワケを考えてみた|かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-
    http://igs-kankan.com/article/2014/11/000934/

    人が病気で死ぬワケを考えてみた | 主婦と生活社
    https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-14041-5/

  • 医療の啓蒙書として白眉。真摯な姿勢と面白くわかりやすく説明出来る技術が同居している稀有な本。高いレベルで理解できているから可能な、自分の言葉で語る解説。漠然としか把握していない敗血症・結核などのメカニズム、抗生物質を最後まで飲むことの重要性、感染症、がん、生活習慣病。

  • イラストも可愛く、読みやすく説明していた。

    『「病気」や「死」は病院のコンクリートの中に閉じ込められ、世の中はまるで病いも死もないかのように、明るく華やかで若々しいもので埋め尽くされている。でも「死」はなくなったわけではない。』

  • ↓こちらのURLをクリックすると富山大学蔵書検索画面に飛び、所在を確認できます。
    https://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17548151

  • 漫画になっていてサクサク読めた!

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著者プロフィール

医学生時代からイラストレーターとしての活動を開始。卒業後、医師として病院に勤務しつつ医学生向け月刊誌等でマンガやコラムを執筆。著書は『ねじ子のヒミツ手技』シリーズ(エス・エム・エス)、『ねじ子のぐっとくる体のみかた』『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』(医学書院)、『人が病気で死ぬワケを考えてみた』(主婦と生活社)など。『マンガでわかる微分積分』『マンガでわかる統計学』(サイエンス・アイ新書)ではマンガ部分を担当。ブラックジャックもいいけれど、むしろ手塚治虫先生にあこがれる女医兼マンガ家。現在の夢はモーニング娘。に加入することと、キュアドクターとしてプリキュアになること。

「2020年 『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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