本音の飲食店

著者 :
  • 柴田書店
3.20
  • (2)
  • (7)
  • (11)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 83
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784388153237

作品紹介・あらすじ

飲食店はもう二度とやらない。ゼットン社長による本音の飲食店論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 飲食経営、心構え
    まとめたから残しておかなくてもいい

  •  先日、あるTV番組で初めて知ったゼットンの稲本氏の著書。ゼットンはマリンタワー、国立西洋美術館をはじめ、公共施設併設のレストランのリニューアルも数多く手がけている。
     稲本氏の生き方の「Style」が凝縮した一冊だ。読んでいてなるほどな~と思ったのは、この一言。『やるべきこと』より『やらないこと』を決めること。よく一日のTo Doを挙げるけれど、やるべきことって自然とカラダが反応する。それよりかは、やってはいけないことを挙げておいて動いていった方が、フレシキブルに動けるし、無駄な時間を減らすことになるように思う。
     「店づくりは街づくり」と掲げて活動されている稲本氏。まちに居心地のいい店が増えれば、家族水入らず過ごせる場所がまちの中で増えていけるし、友人との語らいの場所や、作戦会議ができるアジトも増えていく。そして、まちが活性化していく。

  • アロハテーブルを主宰するゼットンの社長、稲本健一さんの著書。飲食の魅力、むずかしさ、そして楽しさを教えてくれます。http://ameblo.jp/kopetaro/entry-11353517042.html

  • 飲食店を経営する事の大変さ、そしてそれを本気でやる覚悟が伝わってくる本です。飲食店の仕事をしていない方でもこの本を読むと、お客様側からみた視点ではなく、お店側の考え方が分かり、飲食店に対する見方が少し変わるような気がします。

    この本の中で、「街のにぎわいは飲食店だけにしかつくれないと言い切りたいと思う。」というところがあるのですが、まさしくその通りだと思います。僕らは何かある時、いつもそこには飲食店があります。これからも変わらないでしょう。この言葉も本気でやって来た人にしか言えない言葉だと思います。このように飲食店に関する事だけでなく、その経営から学んだ人生論までと、内容は多岐に及んでいます。

    稲本氏が著書でこう言っています。「夢なんか持たなくていい。夢が持てないって悩む暇があったら、目の前の仕事を一生懸命にしましょう。隣にいる親や友人や恋人を、少しでも幸せにしましょうよ。」経営者としてたくさんの人を見てきたからこそ分かることのような気がしました。僕たちは口ばっかりで結局何も行動出来ていないことが多いように感じます。今僕らに足りないのは、とにかく目の前にガムシャラに取り組むこと。目の前のことにガムシャラに取り組んでいるうちに、自分の探す物が見つかるよと稲本氏が教えてくれました。

  • ゼットン代表取締役、稲本氏の自伝+日記的書籍。

    創業の経緯や経営や事業への思いが赤裸々につづられる。
    飲食業への「愛」と「経営に対する強い想い」が感じられる。

    この会社や飲食業に興味がなくてもブログ感覚で楽しめる。
    飲食業に興味ある人には為になると思う。

  • 飲食店系列、ゼットンを展開する社長の本。

    社長の思いを受け取るには最適の本だった。
    こんな風に自由に楽しくばりばり仕事できれば幸せなんだろうと思うが、サラリーマンには難しそうだ。

    しかし、生涯スポーツである「トライアスロン」は自分も初めてみたいと思った。
    自然と一体になり運動することで、なにかの気づきやコミニティもひろがりそうだ。

  • 稲本さんの飲食店、飲食店経営に対する考えがすごくわかる一冊。

    「目標に固執しすぎると、目的を見失う」というフレーズがとても印象的でした。目標も大切だと思うのですが、それだけに目が向きすぎていると悲しいですよね。

    1つのテーマに対し、2〜4ページの構成になっているのですが、テーマが結構変わっていくので少しだけ読みにくさも感じました。

  • 名古屋、東京、ハワイなどで飲食店を経営する株式会社ゼットンの社長、稲本健一氏による書籍。

    Amazonで大変評価が良かったので購入したが、稲本氏の過去の経験から学んだ知見や、ビジネスに対する姿勢、人としてどう生きるべきか…etc普通のいち起業家の成功本である。この手の書籍を何冊も読んだ事のある者であれば、特に真新しさは感じられないと思われる。また、大手飲食店経営者による書籍であるが、決して飲食店の経営のテクニック等は一切書かれていない。あくまでも議論されている事はマインドに関する事柄のみである。

    本書のどこかで、やりたい事があると会社を去る者を批判されていたが、本来会社を辞めるかどうかは、本人の自由であるはずだ。
    会社が社員の力を借りて利益を捻出し、目的を達成するのが悪い事ではないのに、社員がスキルアップ等の目的のために会社を利用する事が悪い事なはずが無い。
    経営層側の目線による勝手な考え方だと私は感じた。

    しかしながら、「夢を追う事を現実から逃げる理由にしてはいけない」という言葉は聞いた事がなく、新しさを感じた。

全9件中 1 - 9件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×