経営の行動指針―土光語録

著者 :
制作 : 本郷 孝信 
  • 産能大出版部
4.17
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本棚登録 : 384
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784382053373

作品紹介・あらすじ

本書は、編者が今まで秘蔵していた未公開の新語録を軸に、混迷の時代に血肉となり指針となる書に再構築。旧語録の解説改訂も実施して現代に応えた、前著を凌ぐ名著。

感想・レビュー・書評

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  • 今だに新しい。
    真のリーダーの言葉は、いつの時代にも通じる
    のだろう。

    座右においておきたい。


  • 土光さんの格言を切りよく100個記載してある本。
    見開きで一つづつ書かれていているので、
    2ページの文章でしかない。
    いいことを書いていあるのだけど、ちょっと短すぎて
    理解しずらいところもある。
    けどいくつか頭に残ったこともあった。

  • トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長吉越浩一郎さんおすすめの本。リーダーを目指す女性に。

  • 良書。土光哲学、がんばっている人へのアドバイス。

  • 目から鱗がたくさん。
    ①幹部は偉い人でなく、辛い人だと知れ
    ②常に将来のビジョンを描け
    ③「自分は聞いていない」「そんなこと言ったかな」「誰かがやってくれるだろう」の3つの言葉ほど危険なものはない
    ④トップは100%職責権限を委譲し、それでもトップには100%職責権限が残る
    ⑤真のリーダーは火種のような人

  • 数々の大手企業の社長や経団連会長を歴任された、故・土光敏夫(どこう としお)氏。

    人としての基本や、組織のトップはどうあるべきかなど、経営の本質に迫るメッセージが「土光語録」としてまとめられています。

    本書は改訂前も含めると昭和45年に発表されており、約50年にもわたって読まれていることになります。

    本書の中から、私が特に感銘を受けた内容を紹介します。

    " 結果をつくるのは、能力よりも"こだわり"
    やるべきことが決まったら執念をもってとことんまで押しつめよ。"

    "問題は能力の限界ではなく執念の欠如である"

    チャレンジにつきものである困難や失敗を乗り越えるために必要なのが"執念"であるといいます。

    私もメンターから『誰でもできることを、誰もがやらないくらいの量をやる』といつも教わります。

    特別な能力ではなく、絶対に成果にするぞ!という"結果・成果へのこだわり"が大切だと学びました。


    【60パーセントOKなら、GOだ!】
    時機を失すれば、たとえ百点案でも五〇点の結果になってしまう。

    仮に六〇点案でも時機を失せず自信をもって行動すれば、八〇点の結果を生みだすかもしれない。

    私が起業を決意したときにも体感したことですが、何か新しい一歩を踏み出すときに、状況や環境が整うことはないと思っています。

    いまの事情から選択するのではなくて、将来への可能性からいまの行動を選択する。

    少しでも可能性があるならまず行動を起こし、そして動いた後に素早く軌道修正することが大切だといいます。

    自分が真剣に仕事に打ち込むから、人がついてくる
    うしろ姿が立派であれば、黙っていてもついてくる。

    組織のトップが情熱をもって仕事に取り組み、成果をあげる姿を自らの背中で示すことが大切だといいます。

    私も「組織は自分の鏡である」 と教わり、24時間365日、いつでも誰かに見られていると思って仕事をする、と教わったことを徹底しています。

    でもそれは強制させられているわけではなく、家族、仲間、大切な人とともに豊かになるためなので、負荷をかけて仕事をすることがとても面白いと思えるようになりました。


    歴史を感じさせる1冊でしたが、大きな成果をつくるために大切なことは、今も昔も変わらず同じなのだなと感じました。

    だからこそ、いつもメンターから教わった基礎基本に立ち返り、さらに大きな成果に変えていきます。

  • 昭和45年に初版が発刊されていたという土光さんの名言集。

    この本を読んでも、土光さんが何をされた方かはわからないが、
    どういう考え方の方かはわかるだろう。

    [more]
    (目次)
    すべてにバイタリティを
    社員は三倍働け、重役は十倍働く
    幹部はえらい人ではなく、つらい人だと知れ
    常に将来へのビジョンを描いておけ。それが人々に希望を植えつける
    経営に活気をみなぎらせるために幹部がなさねばならぬことは、ビジョンを明示し、目標を高く掲げることである
    全社員が共通の価値観で結ばれること、これこそ期待される会社像だ
    当社が日本の一角にあるとの観念を一擲せよ。国境を意識するな
    これから期待される社員像は「変化に挑戦しうる人」である
    組織は上下のヒナ壇ではなく丸い円と考えよ
    自分の立場と相手の立場を交換して考えよ。そうすれば正しい行動が生まれる〔ほか〕

  • 書いてあることは普通なのになぜかすごい説得力がある。これは必読の一冊だね!

  • スピード主義。60点でどんどん進む。
    役職昇進がダメなら、仕事昇進をさせて能力を発揮させる。
    物事をとことんやらせないと、成功による自身は生まれない。
    役職に応じて、真意をブレークダウンさせて伝えること。
    暇がなければ考えられないは嘘で、適度の忙しさから考える力は生まれる。
    反対教育を行う。教養50%、職業的技術25%、革新的創造力25%。ジョセフバジール。

  • 初版が1996年とのことですが、むしろ今の時代を先読みしたのかと思わせるほどの内容です。それだけ普遍性があるものなのだと思います。
    現在の自分の立場に照らしてみて、自戒したいのは以下の指針です。
    ・幹部はえらい人ではなく、つらい人だと知れ
    ・自分のビジョンや目標といったものを持たない人は、考え方が現状維持的になり、行動が保守的になりがちである。
    ・コミニュケーションの要諦は、いかなるときでも、どんな場所でも、こまめに連絡すること 「廊下コミ」
    ・会議にひとりで出る自信がなければ、代理者ひとりをだせばよい
    ・問題は能力の欠如ではなく執念の欠如である
    ・管理者はまず自分自身を管理せよ」
    ・一生かけて毎日のようにカベを見つけて破ってゆくところに、人生の進歩があると信ずる。

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