- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784380170065
作品紹介・あらすじ
非正規・貧困・格差・分断 ……
生きること、働くことについて考えるプレカリアート・コミック!
仕事してる時間は、 自分の人生じゃない…ような気がする…
働くって、よいことだと思うのだけど…
お金もらえても、一度きりの人生を浪費されてる感じがして…
感想・レビュー・書評
-
大企業の正社員のような立場からではなく、むしろ派遣や非正規、失業者やホームレスなど、周縁化された立場から、働くこと(働かないこと)について考えるためのマンガ。
断定的な物言いや、「正しさ」について議論するというよりも、「もっとよくなるためにはどうしたら良いんだろう」ということをベースに、様々な思考を巡らせている。
「働くってなんなんだろう」(+社会の形はどうあるべきなのか)といったことを考えるヒントになるだろう。
友人にプレゼントしたくなるような本だった(けど、1400円はちょっと高い…!)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分の悩んでいることと重なる部分もあり、自分の悩みが自分だけじゃないと知って安心した本だった。
確信をついたり、答えを導くような内容ではなかったが、働くことやお金を稼がなきゃ価値がない…って脅迫みたいに思ってしまう自分に、もう少し優しくしてもいいのかなと思えた。 -
良かった。ストレスが限界突破している人達ばかりで、生きているのが不思議なくらい。普通なら過労か自殺で亡くなってそう。私なら間違いなく死んでるくらいの労苦を背負ってる。皆さん生きててほんとに凄い。彼らと比べると、私の生活なんて恵まれてる、なんて思ってしまう自分の傲慢さ、自尊心の高さをダイエットしなければと思いつつ、同じ境遇になった時に生きていくための予防注射を打った気分になった。
-
仕事、会社、働き方の切実な問題がつまっていて、時々胸が潰れそうに辛くなったりした。
やはり知識を得ることも大切なんですね。職場に限らず大人になってから良い仲間に出会えるのは本当に幸運なことだ。
自尊心が奪われるような環境にはいてはいけない。厳しすぎるよ大多数の職場の現状。 -
マンガで分かりやすく現代社会の問題が書かれている。多くの人に読んでもらいたい。
-
働くこと=生きることではないという事がこの国に浸透するまで犠牲になる人たちは増え続けることだろう。
働かない、働けない人が悪という社会にならないように何から始めればよいのか、そのスタートラインにもつけない世の中で少しでも著者のような人が生きやすい世の中になってもらいたい。 -
2018/06/13読了
現実。
働き方改革を唱える人は、この本を読んでくれ、、、
人の波と、生き方がこわい
あれこれ考えて身動きが取れなくなる。
派遣もこわい。心を強く持てない
今もやもやしている仕事についての考え方が、この本にまとめられている、と思う。どうしてこんなにつらいのかも。
天職 にありつけるかどうかは、所詮自分次第なのだ。 -
「働く」ことをテーマにしたコミックをベースにした本。様々な現場で働く人たちへのインタビューや実態をベースに構成されています。
現代の労働に関わる本質的な問題を提起していると思いました。コミックというとっつき易さもあり、読み手に「自分の働く」について考えるきっかけを与える力をもっていいます。一番はじめに、「ヘルパー」の人の話が出てくるのも自分に近い問題として考えさせられました。
「格下の市民」「仕事中は人権制限される」という言葉は、深い指摘だと思います。
政府は「働き方改革」と称して様々な施策をすすめようとしていますが、それらの本質を考える上でも読んでみてはいいかなと思いました。
お勧めです。 -
やりたい仕事に巡り会えて、お給料をもらえていることがいかに幸せなことか。
仲間にも恵まれ、目標に向かって、目的に向かう。やりがいのある仕事。1日を大切に過ごしたいし、一つ一つの仕事も相手を思い丁寧に行なっていきたい。
内容は重たい内容だけれども、イラストがそれをいい意味で緩和し読みやすくなっている。