- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344984639
作品紹介・あらすじ
体長わずか数ミリメートルの昆虫を求めて、アマゾンの密林や広大なサバンナへと世界を旅する著者は、数々の恐ろしい目に遭ってきた。ペルーでは深夜の森で、帰り道の目印にと置いた紙片をアリに運ばれ遭難しかけたり、カメルーンではかわいい顔をしたハエに刺されて死の病に怯えたり、ギアナでの虫採りが楽しすぎて不眠症になったり…。「昆虫こわい」と半ば本気で、半ば興奮を戒めるためにつぶやく著者の旅を追ううちに、虫の驚くべき生態や知られざる実態がわかる、笑いと涙の昆虫旅行記。
感想・レビュー・書評
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いゃあ 抱腹絶倒であり
しかも 興味深々であり
しかも あっ晴れである
「好奇心」はここまで人を動かすのだ!
それも「学問」という理論武装をしている分
大胆に 繊細に
その道を究めていく!
この世に
丸山宗利さんという昆虫学者が
いてくれることに
大きな安らぎを感じてしまいます
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好きなものに熱中している人がそれについて語る様子が好きなのですが(アメトークとか)、この本もまさにそういう楽しさがありました。「ぎゃああああーーー!!!アッタプセニウス!!!!」って、どんな昆虫なんだかもうさっぱりだけど、その喜びようがおもしろい!珍しい昆虫を求めて世界のあちこちに行くのは懐かしのウルルン滞在記っぽさもあり、昆虫+旅日記としてとてもおもしろかったです。本当は昆虫得意ではないんだけど、興味は持ち続けていたいなあ。
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本当に虫が好きな人の話。ハネカクシなんて初めて知りました。蟻に似せてアリの巣で生活してるなんて、驚きです。さらにそれだけではなく、他にもたくさん養ってる蟻って、懐深いと思ってしまった。そして、虫が光になぜ集まるのか、教えてくれて、今度自慢げに誰かに話そうと思っている
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科博の別館で アカハナビワハゴロモの標本をズート見続けて動かなくなった子供が、
そのまま虫だけ好きだー!とならなくて良かったと、胸を撫で下ろしました。
そのまま、虫好きだー!と大人になった人の話しです。
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昆虫学者である著者が、南米やアフリカ、東南アジアなどで行った昆虫の研究やそこでの日々が、とても楽しく綴られています。子供の頃にこの本を読んでいたなら、私も昆虫学者を目指したかもしれません。
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000898038 -
ツノゼミというセミではない奇妙な昆虫が楽しい。
色々の形をした多くのツノゼミがいるんだ。 -
彼らの昆虫愛が伝播する、ワクワクドキドキする作品
こんなに熱中できる何かを見つけた人、あるいは今なお夢中になり続けられる人が羨ましい -
専門家の色々な物語が面白い。昆虫についても分かった。
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昆虫大好き、丸山先生大好きな息子と一緒に
夜寝る前に少しずつ読んだ。
丸山先生の虫愛たっぷりの内容です。
虫ふつうの私でしたが、だんだんと好きになりそう。
でも大きいのはやっぱり無理かな。