なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
3.51
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本棚登録 : 295
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983557

作品紹介・あらすじ

「昔は優しかったのに、キレやすくなった」と嘆く男性は多いが、実は妻の性格は出会った当初から全く変わっていない。恋人が可愛く思え、短所さえ許せたのは10〜20代に盛んに分泌される自らの男性ホルモンの仕業に過ぎないのだ。故に、分泌が減り冷静になった時「こんな女だと思わなかった」と後悔するのは自然の理。男にとって女はエイリアンにも等しい異なる存在なのである。夫婦は上手くいく方が奇跡で、男女お互い様だ。600人の夫婦問題を解決した著者が、夫婦生活を少しでも賢明に過ごすための「家庭内マネジメント」を提言する。

感想・レビュー・書評

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  • タイトル(エイリアン妻)からは、いわゆる「鬼嫁」が連想され、女性を敵視し、その傾向と対策に関するものかと思えるが、内容は全く異なる。本書は、本質的に存在する男女ギャップに着目した上で、夫婦関係の構築を指南するというもの。全体の5分の2は定年後の夫婦生活についてであり、中高年の男性向けの書だが、妻と共生するための15の戦略は具体的で広い世代に役に立つと思う。

  • あまり期待しないで図書館で借りたが、良かった。
    買って手元に置いておきたい1冊!
    結局、男と女は違うんだよと説く本は多いけど、具体的にどう妻と生きていけばよいかを指南する書は少ない。
    この著者は知らなかったけど、「男性更年期外来」を開設しているお医者さん。現場の声をよくご存知。

    ・・・ただ、面白いんだけど、どうしても我が家の事例には即決で実践できないんだよね。
    そこは自分で考えねば。

    あと、タイトルで損していると思うんですよね。
    わかりにくい。

    私ならこうかな?

    『永遠に理解できない異性の思考回路~定年後の家庭円満サバイバル』

  • 他の本をKindleで購入したところ新刊書の欄に表示それでいて思わず(?)購入してみた本(笑。
    何とも、ここまであからさまに言っては身もフタもないのでは?というくらい「正直な」(?)本。何せ、大前提が「全ての結婚は間違いである。男も女も性ホルモンの働きで「気がおかしくなって」いるときにするのが結婚だから」というもの。(笑
    しかし、内容はいたって真面目、マトモ。決して女性のことを糾弾するような内容ではないし、その逆でもない。とても現実的・客観的な内容で、男女ともにこれを読んでおけば、夫婦仲もよりよく過ごせるのではないかと思う次第。
    後半は特に定年後の男性へのアドバイスに費やされています。

  • 2015/3/1図書館から借りてきた。
    実は、妻は結婚当初からまったく変わっていないのだ。
    女性は誰でも、生まれからズーッとわがままである。
    すべての結婚は「一時の気の迷い」である。
    妻たちの体調不良の原因「夫源病」
    さらに深刻な「復讐うつ」全て原因は夫にあり。

  • タイトルを見て、思わず手に取ってしまった一冊(笑)。サブタイトルに「エイリアン妻」とあるが、何もこれは一部の特殊な女性にのみ当てはまるのではない。男と女は人間とエイリアンほど思考や行動がかけ離れているのであって、わかりあうことなどそもそも不可能ということらしい。
    結婚後、妻は変わり果ててしまったと嘆く夫は多いが、実は、妻は結婚当初からまったく変わっていない。女性は誰でも、生まれからずーっとわがままである。すべての結婚は、10代後半から20代に過剰に分泌される男性ホルモンの仕業による「一時の気の迷い」に過ぎないのだ。では、夫はどうすればいいのか。冒頭に示される結論は「あきらめなさい」である……。
    具体策として、結婚前後、出産〜育児、定年後の夫婦生活を「互いに心穏やかに過ごすための家庭内マネジメント」を著者が提言する。
    一読して、とりあえずの心構えができました。これからは何かあった時、そのつどこの本を開いて対策を講じていこうと思います(笑)。

  • なんか前提がダサいから、いちいちダサい。団塊世代以上がターゲットなんだろうけど、それにしたって、その世代の女性は今の社会に適用するため進化してると思うけど。この本を信じて実行努力するオジサンたちが気の毒なような・・・

  • サブタイトル『エイリアン妻と共生するための15の戦略』が笑撃的で手に取ってしまいました。予想を違わず、笑いながら読んでしまいました。男性の皆さんは一読の価値ありです。女性が読んだら怒るかな?

    男性は、女性は、と決めつけてしまうのは注意が必要ですが、今までの経験に当てはまることが多く、めちゃくちゃ役立ちそうです。

    この本の良いところは、男性から見て気になる女性の行動を、性格のせいではなく、ホルモンや人間本来の生存本能からきていることを説明してくれるところです。
    パートナーのことを嫌うことなく、アドバイスを実践してみようと思えました。
    まずは自立と無駄なプライドを持たないことから始めようと思います。

  • 夫婦なんて所詮は赤の他人なのだから、そこそこうまくいけばいいのであって、一緒に暮らす以上はお互い多少の妥協は必要だが、無理をして、ストレスをため込んでまで努力して仲良くする必要はないと思う。

    「お互い一緒にいて都合の悪いこともないし、それならこのまま一緒にいようか」と思える程度の、ぼちぼちな関係でいいのではないか。

    二人でいたって大してプラスにならなくても、「お互いそばにいて気楽だし、マイナスにもならない」というなら、十分、夫婦関係を続ける理由になる。

    「100%理想通りで、嫌いなところはゼロ」という相手など存在しない。相手に対して「嫌なところもたくさんあるけれど、可愛い面もあるし、まあ許せるから一緒にいられる」くらいの気持ちがあれば十分だ。

  • みんな、おんなじようなこと書いてる。。

  • 有りガチな内容。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1982 年三重大学医学部卒業。1991 年大阪大学博士(医学)。循環器科医師。国立循環器病センター、大阪警察病院、米国メーヨークリニック リサーチフェロウを経て、1998 年大阪大学医学系研究科助手、2004 年より准教授、2013 年より2017 年まで大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部教授。男性更年期外来を市内で開設。夫の何気ない行動や言葉が強いストレスになり、妻の身体に更年期障害のような変調を引き起こす病気を「夫源病」と名付ける。「一般医-精神科医ネットワーク(通称G-P ネット)」を立ち上げ、大阪を中心に自殺者を減らす活動や料理教室やHP(孫育のグチ帳)を立ち上げて孫育の推進のための活動をしている。

「2020年 『病む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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