- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344901223
作品紹介・あらすじ
ルネサンス、印象主義、象徴主義、モダンアート…34人の巨匠を紹介、鑑賞のヒントから画家のプロフィールまで、基本がわかる。
感想・レビュー・書評
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入門書ではあり、詳しく突っ込んでいるというものではないが、これだけ明快に解説してもらえれば、頭の中はすっきりと整頓されて気持ちがいい。
「西洋絵画とは、古代ギリシャ・ローマの美術を、ゲルマン民族が、キリスト教化して作り上げた絵画です」といういきなりの宣言、いいねえ。読み進めていくと、それぞれの項目でもっといろんな要素があるはずだけど省略しているなというのも感じられるが、これでいいのだ。そういう本だから。ピカソの女性関係を図表化しているなどゴシップ的なところもあり、それぞれの画家の通知表の言葉の欄みたいなのもあって、なかなか洒落ている。 -
西洋絵画は、リアルで濃くて裸好き。ギリシャ神話からキリスト教へ→古典の完成→外界の模倣から内面表現へ→何をどう描いても自由な時代に。
山田五郎さん、博識だし表現がうまいなぁ。各画家について、履歴書形式でまとめられている経歴が、見やすくわかりやすいです。 -
知識ゼロとは言わないが、やみくもに美術展を観て回るだけだった私としては、頭の整理になった良書。時代背景とトレンド、そこに登場する画家。そうしたことが少しつながった気がする。
絵画の特徴と画家の人生や性格は関係しているんだなと、改めて気づかされた。まあ普通の人ではなかったんだろうけどね。
これからの美術展が楽しみになった。他の入門編も気になるところ。 -
各時代の解説はあっさりしていて少し物足りなく感じた。しかし数点の有名な絵に関しては、絵の見方や書かれた背景、そして画家の履歴にまで踏み込んで解説してあるので、読み応えがあった。
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学校教育現場で読ませてみるのもいいかも。
絵画好きが確実に増える。 -
西洋絵画の変遷がよくわかった。
前の時代で隆盛になったものへのアンチテーゼの繰り返しというのが興味深い。 -
西洋絵画史入門を先に読んでしまったが、こちらの方が早い出版だったのね。
先日の読書会で、今年訪れた美術展の図録を持って行き、山田五郎さんのオトナの教養講座を絶賛していたところ、顧問が貸してくれた本その2。
こちらはルネサンスからシュルレアリスムまでの、西洋絵画の巨匠34人の生涯を代表作とともに紹介してくれる…まさに西洋絵画に興味を持った私みたいな人にとっては痒い所に手が届く入門書。
先に読んだ西洋絵画史はもちろんそうだったけど、こちらも時代ごとに西洋絵画がどのように移り変わってきたのか、何がターニングポイントだったのか、どういう脈絡でこの流れになったのか、が画家を切り口にわかりやすく解説してあるのでめちゃくちゃ勉強になる。
私の好きな画家もちゃんと掲載されていて、有名な絵ではあるけどその背景を改めて読むとさらにいいなぁ…と思えてくるもんだ。
来年春にモネの連作展が大阪に巡回するんだが、実はこれを読むまで、
「モネはいいかなー」とか思っていた。
けど、やっぱり行きたくなるな。
来年ぐらいから、
趣味は美術館で絵画を観ることです!
って言えるようになるかもしれない。
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いわゆる名画を1枚ずつ、見どころと画家について解説する、読みやすい構成。山田五郎の解説がとても分かりやすいし面白い。
山田五郎さんなら、さぞかし分かり易く楽しく講義してくれそうですね。
今度探してみます。
goya626さんは図...
山田五郎さんなら、さぞかし分かり易く楽しく講義してくれそうですね。
今度探してみます。
goya626さんは図書館で借りましたか?