- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344825284
感想・レビュー・書評
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読みはじめは「え?誰がどう清澗寺と絡んでくるの?」って気持ちが先走っちゃったせいでちょっと読みにくかったんだよね。
名前(貴)は確かにそこにあるけれど、なんというか一族の淫蕩さは見えないし、かといってお相手の帝もなかなかそういう雰囲気をみせなかったからさ・・・読みながら翻弄されちゃったね。
でも、これがあの冬貴につながるのか~と思うとゴロンゴロンしちゃいましたよ。 -
外伝でしたが、面白かったです!冬貴と伏見の出会いも
もなるほど~と思えて、感慨深かった。しかも嵯峨野の家にも触れてあったので、さらに楽しかったです♪また、平安の都が丁寧に描かれてあるので清閑寺を知らない方も時代ものとして楽しめると思います^^ -
清澗寺、そして冬貴のルーツ。内容は後付け的な感じは否めずちょっとつじつま合わせに感じたけれど、暁成と貴将の求め合う熱が徐々に高まっていくところは萠。暁成が冬貴と和貴を+して2で÷った感じで、可愛さと妖艶さに貴将が魅せられたのが分かるな〜。でも露草が一番冬貴らしくて露草がこの狂おしい夜の始まりなんだと、あの美しさに隠れた闇の部分はまさに冬貴そのものだったと思う。円陣さんのイラストの露草の美しさ貴将の凛とした姿素晴らしい。きっとこのシリーズが好きなんだろうな、力が入っているのを感じる。
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無垢な花だと思っていた御主が手折ってみればじつは禍々しい芳香を放つ闇の花だった様に思いました。
見目麗しく人外の物のようであった貴将が肌を重ねて一夜明けた朝、違う人にも見えた。
人外であったのはどちらだったのかと。。。
「清かん寺」を与えた朝の御主の顔つきにはもう幼さはみられずあるのは淫蕩な魔物の顔。
御主の行動や言葉遣いが冬貴と何度も重なりました。
初めて肌を共にした朝に届いた知らせ。
それは清かん寺家誕生には相応しい知らせだ、と思いました。
時代物は和泉先生ですね。
長いお話ですが引き込まれて一気に読み漁りそして酔いしれました☆