十五の夏 上 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 207
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430068

作品紹介・あらすじ

1975年夏。高校合格のご褒美で僕は
ソ連・東欧を旅した。費用は48万円、3年間の
授業料の10倍もかかる。両親には申し訳ない
が好奇心を優先した――。カイロ経由でチェ
コスロバキアからポーランド、ペンフレンド
のフィフィ一家が住むハンガリー、ルーマニ
アを経て、ソ連入国まで。様々な出会いと
友情、爽やかな恋の前編。

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻に!

  • 東ヨーロッパでの一人旅を綴ったエッセイ小説

    勇敢な少年だけでなく、現地の人々の優しさや宗教観に触れることができる作品だった。
    読むと絶対に旅に行きたくなる。

  • スイス 南回り ハンガリー 

  • こんな高校一年生がいるのか、昭和はすげぇなというのが第一印象。佐藤優ってこんな文章書く人だったっけと思いつつ、短い文章と簡潔な会話にページが進む。これが紀行文という文体なのだろうか。ほとんど馴染みのないジャンルなので不思議な感覚で読み進める。433頁をこのペースで読めるとは思わなかった。

  • 「外務省のラスプーチン」こと佐藤優が,なんと十五歳の時にたった1人で東欧とソ連を旅した紀行文.
    感想は下巻にて.

  • 作家の佐藤優が、高校1年生、つまり15歳のときに単身でポーランド・ハンガリー・ソ連等の当時の社会主義国を旅行したときのエッセイ。
    日記をつけていたんだろうけど、よくもまあこんなに細かく覚えているなと(会話内容まで事細かに記載している)感じる。

    当時のガイドブックで読んだ内容や周りから見聞していた社会主義国の評判(暗くて、人は無愛想)とは裏腹に、旅先でさまざまな人と出会い、楽しくコミュニケーションを取っていた旨が記されている。

    観光地よりも現地の生活が見たいんだ、という趣向を15歳にして持っていたところがまず渋すぎるし、人に対して興味を持って色々と質問をしていける度胸がすごいなと感じた。あと、現地のちょっとだけ年上の女の子と良い感じになったりするのがなんか微笑ましい笑

    コロナ禍で海外に行けないが、いつかまた行ける日が来たら、東欧地域に足を運んでみたいな、と思った(できれば現地の知り合いも作りたい)。

    下巻を読むのも楽しみ。

  • 個人史を克明に綴ったもの。佐藤優さんの父母が旅行を許した理由やハンガリー動乱について関心をもった。

  • 先生と私の続編!

  • 高校1年生で東欧に個人一人旅。それも1975年の話。すごすぎる。佐藤優についてはコワモテの外観から少し敬遠していた。初めて読んだが、不思議なぐらい感情移入できている。私は大学時代だが海外一人旅をしており、同じような境遇を体感しているので共感できる部分は多い。旅した年齢があまりにも若いので、沢木耕太郎の深夜特急以上のインパクトがあり、深夜特急と双璧、もしかしたらそれ以上の作品かもしれない。旅する年代というのは間違いなくあるので、すごく羨ましい。東欧やロシアに旅したくなった。これからの下巻もとても楽しみ。

  • 中学生の時に読んでいたら人生変わっていたと思う。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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