ぼくときみの半径にだけ届く魔法 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 559
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344429703

作品紹介・あらすじ

売れないカメラマンの仁はある日、窓辺に立
つ美しい少女・陽を偶然撮影する。難病で家
から出られない陽は、日々部屋の中で風景写
真を眺めていた。「外の写真を撮ってきて頂
けませんか?」という陽の依頼を受け、仁は
様々な景色を届けることに。写真を通して少
しずつ距離を縮めるふたり。しかしある出来
事がきっかけで、陽が失踪してしまい……。

感想・レビュー・書評

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  • ピュア
    この言葉がぴったり!

    心の病の子が愛する人に出会って治っていく
    モデルを見つけてプロの写真家になっていく

    って言う話

    心の病をも治してしまう写真。
    そんな写真撮りたいし。撮られたい。

  • 凄く読みやすく、ほぼ一気読みできました。
    読んでいて文章から映像が頭に浮かんでくるのは
    上手く表現されている証拠でしょうか。
    ただタイトルと内容がもっとマッチして欲しかったかな!

  • 最後まで甘々だけど、それでいいんです。最後の1行が目に入っちゃったけど、そこに至る紆余曲折はあったけど、それでいいんです。

  • 設定は純粋なふたりのラブストーリーだけど、病気の背景は現代人のメンタル的に抱える問題点みたいなものを考えさせられるリアルさを含んでいて、どうなっていくのか…気になって一気に読んだ

    最終的にはふたりのお互いを思う気持ちから、病気の全容も解明して乗り越えられたけれど、現実の世の中でもこういった理由で起きている病は在るのかもしれないと考えさせられた…

  • 読んだのはかなり前ですが、途中で登場したケーキの表現がすごく心に残っています。
    小説はすごく温かみのある最後でした。
    全体的に温かさと冷たさ両方を感じ取れました。

  • 『若きカメラマンと難病の女性との運命的な出会い』……。人はもろくて弱いけれど人との出会いによっては優しく強くなれる、そんなステキなラブストーリー✨二人にまつわる登場人物も人に元気や優しさを与えてくれ、読んでいて全く嫌味が無く、スゥーっと心に入ってくるストーリー展開だったと思う✨ 爽やかな二人のラブストーリーが感動的でした

  • 2023/06/30
    この人の小説は、ラストで死に別れたりどうしようもない別れが訪れたりでハッピーエンドにならない小説ってイメージを持っていたので、この本は純粋にいい終わり方でよかったなーって思います。(ネタバレ…?)
    二人に立ちはだかる困難をちゃんと二人で克服していこうとするまでの展開がとても続きが気になって読み進められる本でした。
    小説を読んでると脳裏によぎるのは「実写化するとしたらどんなキャストだろう?」とか「このシーンはどんなふうに表現されるんだろう?」とかそんなことばかり考えてしまいます。
    とても読みやくておススメです。他の本も読んでみようと思いました。

  • カメラ好きな人が読むと響くところはあるかもしれない。情景の描写、表現が美しくてハッとさせられる。
    内容自体はありがちな病気の女性と男性の出会いから始まるラブストーリーで、この話はハッピーエンド。非常に読みやすいので、さくっと読みたい人におすすめ。

  • ただの恋愛だけを描いた物語ではなく、家族の愛もしっかり丁寧に描かれていて良かった。信じることは怖い、だけど無条件で信じられるのが本当の愛なのかなと思った。

  • ありきたりな難病の彼女とカメラマンの男が結ばれる話。途中はくどくて飛ばしてしまった。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。『Astral』(電撃文庫)でデビューし、ライトノベル、一般文芸などジャンルを超えて幅広く活躍。第3回京都本大賞受賞作『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社文庫)はミリオンセラーとなり話題を集めた。他の著書に『君にさよならを言わない』(宝島社文庫)、『ケーキ王子の名推理』(新潮文庫)などがある。

「2021年 『100万回生きたきみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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