破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎 (2019年11月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344429161
感想・レビュー・書評
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読むと、勇気と元気が出るノンフィクションのお仕事小説です。
倒産寸前のメガネチェーン店を買収し、現在のOWNDAYSに発展するまでの田中社長とその仲間のストーリー。
人の裏切りや資金不足による倒産危機に対して、力強く乗り越える田中社長を見ると、自分の仕事の悩みが小さく感じて、前向きな気持ちになれました。
ドラマもとても面白かったです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
向かい風がこれでもかと吹く中で、攻めの姿勢を貫いた社長の姿は痺れる。本人にとっては、生き残るために必然な選択の連続でしかなかったんだろうけど。
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<総評>
1つの会社を立て直していくことの難しさとそのために必要な気持ちや心構え、楽観的な考えや仲間を巻き込む力など、いろんなことを学べた。
人は人の行動を見てしか動こうと思わない、思えないんだろうな。
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ちょっと自分の社長になった経緯と重なる点も。社長は常にチャレンジせねば。
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このストーリーが完全なフィクションだったら、作者はおそらくここまでの波乱万丈は描かなかっただろう。なぜなら「そんなのあり得ない」の連続だから。しかし、この物語は事実に基づいている。わたしは大波を何度も乗り越えるオンデーズのオンボロ船の一員になったような気持ちで一気に読みすすめてしまった。
「メガネを医療器具ではなくファッションアイテムに」を旗印に、次々と訪れる困難に立ち向かっていく田中社長とメンバー達。
マーケティング的には、メガネの定義を変えることによって、ブルーオーシャンを開拓する戦略だが、ことはそう簡単ではない。
ブルーオーシャンは凪ではなく、競争相手が手を出さない未開の海なのだ。
ブルーオーシャンは、見つけたもの勝ちではなく、未開の海を突き進むだけの胆力、信念を貫く力、そして泥臭く進み続ける圧倒的な行動力を発揮する人にしか攻略することはできない。
物語は特に大事なエピソードが抜粋されているのだろうが、そのエピソードを呼び込むまでの行動量、信じられる仲間と出会うまでの行動量、そしてチャンスやピンチが訪れたときの行動量、その全てが圧倒的だ。これらは(おそらく地味なので)ほとんど描かれてはいないが、文章の端々から窺い知ることができる。
特別な才能、人並み外れた強運、これらはたしかにある。しかし、その力を使うためには、信念を持って行動しまくることが必要なのだ。したがって、才能や運は持って生まれたモノではなく、努力と行動の副産物だといえる。
カッコよく、スマートなサクセスストーリーではない分、田中社長は誰もが目指すことのできるスーパースターなのかもしれない。その道は恐ろしくハードではあるが… -
人は新たな希望を逃すよりも、既に手に入れているものを失うことの方が、遥かに怖い。自分も無理かな。それをわかってて挑戦を続ける田中修治(OWNDAYS)は、やっぱり凄いわ。そんな人だからこそ、周りに人もお金も寄ってくるのかなぁ…
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実在するメガネ会社「Owndays」。倒産寸前メガネチェーンを買収し、破天荒な施策で再建をはかる社長とその仲間たちの話。
企業を経営するにあたって、いかに資金繰りが大変かっていうのを教えてくれる物語。CFOとしてのキャリアを悩む知り合いに読ませてあげたいな。 -
文庫本以外で一度読んでから再度読みました。ここまでピンチが訪れるのかっていう展開とよくぞここまてま耐えたという気持ちで読み直しました。銀行めって思いながら読んでました(笑)