多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428607

作品紹介・あらすじ

堀江貴文のビジネス書の決定版! !

一つのことをコツコツとやる時代は終わった。
これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の〝タテの壁〟が溶ける。
このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ。

第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない

Iotという言葉を最近ニュースでもよく耳にすると思う。

これは、ありとあらゆる「モノ」が
インターネットとつながっていくことを意味する。

すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果〝タテの壁〟が溶けていく。
この、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる
「多動力」なのだ。

この『多動力』は渾身の力で書いた。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信しているからだ。

感想・レビュー・書評

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  •  何かと話題のホリエモンの書籍を初めて読みました。結論として本書は非常にシンプルな結論になっています。
     中でも「猿のようにハマり、鳩のように飽きろ」という点は飽き性という疑念を好奇心というプラスなものに置き換えて説明がされており、気に入っています。
     ただし、私の仕事に生きるかというとまだまだ難しい点も多いように感じました。会議は無駄だ。電話ではなく、メールで要件を伝えろ。経費の精算は他人に任せろ。こういった点は活用できる会社とそうでない会社で別れると思います。
     そういった意味では万人にウケるというよりは、人と仕事を選ぶ考えだと感じました。
     とはいえ、内容はどれも一級品でした。内容は非常にシンプルですが、学びはそれ以上に大きい。ホリエモンに憧れる人が多い点も本書を読み納得がいきました。

  • 今後の生き方の指針となっていきそうな本です。
    ホリエモンはいつでも時代の先を見据えているからこそこういった本を生み出せるのだと思います。

    この本の中でも語られている通り、これから重要になってくるのは
    いかに「ムダなことをやらないか」です。

    だれでも出来るようなことはしない。
    タスクの効率化に努める。

    そして、余った時間は好きな時間にすべてつぎ込み、
    時には大恥かくようなことも恥ずかしがらずやってみる。
    それでやっと「あなただけの人生」というものが出来てくるのです。

    生かされるのではなく、好奇心に満ち溢れていた三歳児にタイムスリップすることで自分も世の中ももっと楽しくなるという人生の指針を享受できた本です。

  • 「多動力」とは何か ― それはいくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う
    しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着かない
    これからの時代は「多動力」こそが最も必要な能力だ

    IoT:ありとあらゆるモノがインターネットにつながっていくことを意味する
    つまり、テレビなどの家電はもちろん、自動車も家もありとあらゆるモノがインタネットにつながるということだ
    すべての産業が、水平分業型モデルとなり、結果、”タテの壁”が溶けている

    時代は大きく変わろうというのに、日本人は、石の上にも3年に代表されるような、1つのことをコツコツやる、という価値観からまだ脱せられていない

    1つのことに1万時間取り組めば誰でも、100人に1人の人材にはなれる
    ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか 「100人に1人」×「100人に1人」のかけ算により、「1万人に1人」の人材になれる、これだけでも貴重な人材だ
    繰り返すが、肩書をかけ算することでレアな存在になり、結果的に価値が上がる

    全部自分でやらなきゃいけない症候群にかかっている人が多すぎる
    自分の貴重な時間は、自分の強みが一番発揮できる仕事に集中させるべきだ
    何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう

    「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追い込まれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。

    準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい
    準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても満足のいくものはできないのだ。やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。

    何か、”1つのこと”にサルのようにハマる

    飽きやすいということをネガティブに捉える人もいるが、実は成長が速いということである
    どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる

    1日24時間の中から、ワクワクしない時間を減らしていくことだ

    電話をかけてくる人間とは仕事をするな、仕事をしているときに電話を鳴らされると、そのせいで仕事は強制的に中断され、リズムが崩れてしまう

    他人の目を気にし過ぎて、自分の時間を生きていない人が多い

    おかしなヤツとは距離を取る

    「自分の時間」を生きるためには、仕事を選ぶ側にならなくていけない、いやだと思ったらやめればいい、と割り切ったほうが自分の人生を生きることができる
    無意味な仕事、割に合わない仕事、生理的に嫌な仕事に付き合わされそうになったら、無視してしまえばいいし、それで文句を言われるようならやめてしまえばいい

    今の時代を生きる人は、「無駄な時間」を我慢できない

    たとえ専門外の領域だとしても、わからないことはどんどん質問してしまえばいい
    聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、というが、そもそも聞くことを恥ずかしがる必要もなし、ググれば一瞬で解決だ

    質問力というのはビジネスを進めるうえで必須の能力だ。「質問」が下手であれば、本質的なアイデアを引き出せず相手も自分も無駄な時間ばかりを過ごすことになる。

    無駄な会議をやめるには以下の三原則を守ること
     解決しない問題を明確にする
     必要な情報を集める
     感情論を排し、ロジカルに判断する

    大量の仕事をこなすために、必要なのは、速度ではなく、リズムだ

    ヒマな人ほど返信が遅く、忙しい人ほど返信が速い

    よる寝るは基本、多動力を発揮するために、睡眠時間を削るのは本末転倒だ。よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすができる

    多動でいるためには、健康第一だ。その最大の秘訣は、睡眠、そして、もう一つは、ストレスのない生活を送ることである

    リーダはバカでいい、いや、バカだからこそ、リスクを変えずに手を挙げられる

    目次
    はじめに
    第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
    第2章 バカ真面目の洗脳を解け
    第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
    第4章 「自分の時間」を取り戻そう
    第5章 自分の分身に働かせる裏技
    第6章 世界最速仕事術
    第7章 最強メンタルの育て方
    第8章 人生に目的なんていらない
    おわりに
    解説 箕輪厚介

    ISBN:9784344428607
    出版社:幻冬舎
    判型:文庫
    ページ数:240ページ
    定価:550円(本体)
    発売日:2019年04月10日初版発行

  • 先日、職場で社内図書を設立したのだけど、そこに寄贈されたていたので読んでみた。
    ようは好きなことはとことん突き詰めてやって、好きじゃないことは短時間ですませるようにしているということなのだろうなと思う。
    多分ここで、「そう単純なものじゃないでしょ仕事って」って感想を言ったら、「バカ」と言われるんだろうなと思うような内容の本だった。
    意外だったのは、1万時間の法則の話をしていたこと。そういうの信じてなさそうだし、この本を読んでもホリエモン自身は1万時間も同じことに時間をついやしていると思えないのだけど、なんでレアな存在になるためにその例をだしたのだろう。
    もう一つ、ちょっと意外だったのが、睡眠時間は長めにとっているということ。だいたい、短くても6時間、普段は8時間ぐらい寝ているらしい。やっぱり、頭のいい人でもショートスリーパーになるのは難しいのだろうな。
    幼稚園時代はよく百科事典を読んでいたという話は、いかにも東大出身の人の話のようだった。幼稚園児でも読める百科事典って、どんな百科事典なのだろう。
    簡潔な文章を書く練習をしようというのは、自分も反省しなきゃいけないところだろうなと思った。昔からメールを書くと長ったらしいうえに分かりにくいとよく注意されるのだけど、短くすればいいというものではないので難しい。

  • サクッと読めた。結構、刺さる言葉がありました。
    一番は⇨
    「多動になるための最大のハードルは他人にどう見られているかという感情。いな、あなたに興味はない。好きなように生きて、思いっきり恥をかこう!!」

  • 今までテレビやネットで見る堀江さんは横柄で自分勝手なイメージがあって苦手だったが、この本を読むとみえ方が変わる。

    ちょっとやり過ぎな気もするけどおっしゃることは腑に落ちることだらけ。

    3歳児のように毎日何かを発見し、24時間ワクワクすることだけを詰め込む

    そうすると無駄なことに割く時間がもったいなくなり、このスタイルに落ち着くのか。できることから真似したくなる本でした。

  • 全業界の壁がなくなり曖昧になった今の時代の処世術。とにかく動け。トガっては飽きろ。やりたい事徹底的にやれ…共感度高く煽られる良本だが、解釈次第で中途半端な人間が生まれそう。世間は責任取ってくれないよ!よければ頑張れ。

  • 世の中は面白いもので溢れてる、ホリエモンがそういうなら本当にそんな気がする。楽しい、ワクワクを異常なほどに追い求めて、それ以外の時間は徹底的に無くす。
    人生は有限ってみんな頭ではわかってはいるけどホリエモンのように徹底的にそれを極めることは簡単なことじゃない。どこかで妥協してしまうと思う。
    でも準備なんかいらない、見切り発車で。
    たくさん失敗して恥をかいてそしたら修正していく。三歳児のように楽しい!と思ったらすぐにとんでいくということを徹底して繰り返して行動してきたホリエモンだからこそ、今のホリエモンがいるんだなと思うし、世界の面白いにたくさん出会える。
    有限だからこそ本当に効率的にやりたいことだけをやる。自分の今の1時間にはどれくらいの価値があるかわかってるにゃ!?自分!

    とりあえずここまでに準備して〜はのんせんすー!!!準備が整ったから出発じゃない!見切り発車であとから修正する!その方がクオリティだって高くなるよ!



    2022.7.11

  • 原液作れる人間になりたい。
    そのために自分のワクワクすることをどんどんやり、誰でもできること(指示できること)は人にやってもらうのが大事だと思った。
    まさに多動力をやっている人が近くにいてその人のことかと思った…

  • ■この本からの学び…
    ・目指すべきは「完璧」ではなく「完了」である。
    ・「自分の時間」を生きる。
     「他人の時間」を生きている限り、時間はいくら経っても足りない。自分の人生を生きる前に人生が終わってしまう。
    ・「他人の時間」を生きるのは自分の人生に対して失礼だ。
    ・「お前にあげる時間はねえよ」と叫べ!
    ・仕事の99%はスマホで完了する。
    ・救命救急医療同様、仕事は全て「トリアージ理論」で仕分けするのである。
    ・守ること→7-8時間睡眠。仕事に生活を合わせるのではない。生活に合わせて仕事を効率化するのである。
    ・今この瞬間から周りの目を気にするのは辞める。
    ・何歳になっても思いっきり恥をかこう。
    ・あなたに守るものはなにもない。身軽に、丸裸で、常にやりたいことに集中すればいい。
    ・命が果てるまで、1秒の残らず、人生を楽しみきるべし。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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