すぐそこのたからもの (幻冬舎文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427099

感想・レビュー・書評

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  • 読友さんのレビュー「自分の心が疲れてきたり、トゲトゲチクチクしてきそうな時に読み返したい」に惹かれて。ご紹介ありがとうございます!

    よしもとばななさんの”母”としての切なさが心に沁みました。息子チビちゃんの何気ない言葉を、かけがえのない宝物のように大事に記録して。日ごろの些細なこと、時間がかかること…でも、その積み重ねが広がって何かの土台を作っていく。大切なことを教えてもらいました。

  • 子育て中の、ばななさんの沁みる
    言葉満載の、育児エッセイ。

    息子である、チビちゃんの感性豊かな言葉使い…
    全く、バナナさんの分身の言葉でした。

    子どもが、赤ちゃん 幼児の頃は、あっという間で、吐き出される、
    ダイヤモンドの様な「言葉」たちは、
    心して書き留めておかなければ、
    覚えておかなければ、
    消えて、無くなってしまうのですね。

    1日の中の、ほんの短い時間でも、
    じっくり、その子供だけに向き合えば、
    絆は、深まってゆく、かもしれませんね。

  • ばななさんのお子さん・チビちゃんへの愛情がいっぱい感じられるエッセイ♪
    チビちゃんの大人びた物言いや大人が「ハッ」とするような発言の数々。どのエピソードも微笑ましくて幸せな気持ちになった。
    子どもの直感や感性ってすごいなぁ。読後、我が子をギュッと抱き締めたくなりました。

    可愛いエピソードに自然と優しい気持ちになる。「いつのまにか」、「チビちゃんのホテル」、「かわいい声で」、が特に好きでした。
    もう二度と訪れない子どもとの愛おしい瞬間が詰まった一冊。

  • 自分のことを母が愛してくれていたことを感じる本。涙が出てきた。自分が母になった時に、また読みたい。

  • ばななさんのお子さん、チビちゃん何気ない言葉や、チビちゃんを通してばななさんの感じる言葉が、人として大切なことばかりだなとシンプルに感じて、疲れた心身に染みわたるようでした。

    カバーイラストと挿絵もとても素敵でした。

  • 心が動く。
    また読みたい。
    吉本ばななさん好きだ。

  • 2018.2月。
    吉本ばななさんの子育てエッセイ。なんて優しい。そう。今って宝物みたいな時間なんだ。かけがえのないもの。いずれ終わってしまう今だけの眩しい夢のような。バタバタしたりイライラきたりクヨクヨすることも多い毎日だけど、そういう時間を今特別に過ごさせてもらってるんだということをちゃんと心に置いておこう。この本がそう教えてくれた。

  • ふらっと買ったよしもとばななの「すぐそこのたからもの」。
    シンプルな子育てエッセイなんだけど、詩集のような、子供のレンズで見た世界を再構築するような、うつくしく切ない世界観に2度ほどグッときて泣きそうに。

    限られた時間ならではの感性のうつくしさとと、いつかそれを失っていく予感に満ちた、よしもとさんの願いのような祈りのような本。

  • あ〜あ、子供産みたいな…という思いが募ります…

  • あっという間に読了。

    チビちゃん天才!!

    表紙も挿絵も白黒なのに、文章読んでると脳内がまぶしいくらいに色鮮やかでキラキラモードになる。

    子どもってみんなあんなに天才なの?!笑

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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