- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424593
作品紹介・あらすじ
すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラーカードをつかめ」「人たらしになるな。『人さらい』になれ」「結果が出ない努力に意味はない」など、出版界の革命児・見城徹による、仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉を収録。文庫完全版!
感想・レビュー・書評
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熱狂、圧倒的な努力、漢は、自らの試練を課す
気になったのは次のとおりです。
■本との出会い
・孤独を抱えた絶望的な状況の中で、本だけが僕にとっての唯一の友だちだった。
・この世での孤独感と寂しさを癒してくれるのは本だけだった。
■考え方
・圧倒的な営業力というものもまた受験勉強では培われない
・人材の良し悪しは机上の履歴書では測れない
・誰も見たことのない価値を創造する。そんな仕事を常にやっていなければ、僕は気が済まない
・上司や同僚ができることをやっても面白くもなんともない
・朝から晩まで仕事について考え抜き、骨の髄まで仕事にのめり込む。そして上司や同様ができない仕事を進んで引受け結果を出す
・人が休んでいる時に休まずに動く。どこから手を付けていいのかわからない膨大なものに手を付けてやり抜く
・毎日辛くて、毎日憂鬱な仕事をやり切った時、結果は厳然とあらわれる
・もうダメだ からが本当の努力である
・できるかできないかではなく、やるかやらないかだ。
・苦しめば苦しんだだけ結果がでる
・仕事にするからには、一休みするという発想は捨てて常に熱狂していたい
・どうせ生きるならば、仕事に熱狂し、人生に熱狂しながら死を迎えたい
・今いる場所で悩み抜き、圧倒的努力をしてほしい。
・本気で向かわなければ、何も生まれない。
・結果とはなにか、一番分かりやすい結果は利益をいくら上げたかであり、それを曖昧にしてはダメだ。
・僕にとって一日の終わりは毎日が後悔だ。何もかも自分の思い通りになった日などこれまで一日としてない
■信頼
・この人を裏切らないと心に決めた人との信頼関係は、何があっても死守する
・ひとたび成功体験を得れば、壁を突破するための方程式が見えてくる
・いい気になっておごり高ぶる傲慢な人間は必ず堕ちていく
・努力を積み重ねて価値を集積していけば、ビジネスパートナーや得がたい戦友は向うからやってくる
・癒着というのは、圧倒的努力をした者同士による、ギブ・アンド・テイクである
・人脈は一朝一夕でできあがるが、癒着は決して一朝一夕では成立しない
■仕事
・小さな仕事を疎かにする人もまた、大きな結果を手にすることはできない
・神は細部に宿る
・GNO(義理・人情・恩返し)を大切にしない人間は何事もうまくいかない
・自分で汗をかきなさい、手柄は人にあげなさい、そして、それを忘れなさい
・スランプの原因をごまかさず、徹底的に落ち込む。落ち込んで落ち込んで落ち込み抜き、自分と向き合う
・「すべてはプロセスである」という人生哲学だ。
・結果が出たらゼロに戻せ、圧倒的努力で得た結果も一度ゼロに戻す
・数字を曖昧にする人間はビジネスの成否をごまかしている
・起業家に理念なんて必要ない。無我夢中で働ける仕事に懸命に取り組む、圧倒的努力を費やし結果を出す
・儲かることは善である
・矛盾によって板挟みに遭いながら苦しみ、七転八倒しながらそれでも匍匐前進する
・ビジネスにおいて、成功と失敗の分かれ目を測る基準は数字だ
■今日
・君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても生きたかった大切な明日だ
・死という視座から現在を照射すれば、今自分がやるべきことが鮮明に見えてくる
目次
はじめに 755の軌跡
第1章 仕事に熱狂する
第2章 圧倒的結果を出す
第3章 企業は甘くない
第4章 切なさを抱えて生きる
第5章 トップを走り続ける男たち
第6章 悲しくなければ恋愛じゃない
第7章 人生を豊かにする遊び・買い物・食事
特別収録 母校の創立50周年記念誌に寄稿
おわりに 血染めの旗を掲げよ
文庫版あとがき
解説秋元康
ISBN:9784344424593
。出版社:幻冬舎
。判型:文庫
。ページ数:328ページ
。定価:650円(本体)
。発売日:2016年04月15日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幻冬舎社長 見城 徹の生き方、熱さが詰まった本。
とにかく熱い。熱狂して生きてきた生き方が語られ、読んでいるこちらも熱くなってくる。
やる気を出すのに良い。自分の人生がもっと変わればと思ってる人はハマると思う。 -
一つ前の読書は、会社で働くことに馴染めず、絶版本を再び世に送る出版社を一人で始めた人の話だった。
打って変わって本書は、幻冬舎を設立した社長の話であり、内容的には完全に真逆。
角川書店で書籍売り上げを更新し、取締役編集部長になりながらも退職して幻冬舎を立ち上げた。
熱狂の中にいる男、濃い。熱い。
その熱さは常に、人は一秒一秒死に向かっていることを深く理解し、常に昨日とは違う明日を目指している。
仕事に熱狂する。
圧倒的結果を出す。
トップを走り続ける。
まさに圧倒的努力に基づく仕事論。
これの前に読んだ本との高低差がすごい。
つまり、仕事に正解はないが、自分にはこれが必要だと思える仕事をすることが大事なのではないかと。
続いて、本書を編集した箕輪厚介の本をチョイス。 -
幻冬舎の社長で、角川書店でも敏腕編集者として腕を振るった見城徹社長の働き方、生き方またまわりのすごい人たちについて語った本。
常に、約束を守る、見た目と違ってとても繊細な方だということ、そして四六時中、それこそ起きてから寝るまで気を抜かない、常人じゃないと思った。
最後に秋元康さんの解説の中で、見城徹さんを「ボディービルダー」と評する部分がある。(実際にジムに通いかなり体も鍛えている)
仕事や恋愛など、いろいろなものに悩む人は、このストロングさの1%でも見習えば、周りからの見られ方も変わるのではと思った。 -
このエネルギー量は凡人では腹の底から出てこないと思いました。
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オーディオブック(http://ow.ly/YIy630ncFaK)で読了。
角川で一時代を築き上げ、幻冬舎を立ち上げた傑物、見城徹がSNS755で投稿した内容を編纂した本である。
昭和のモーレツさを色濃く残した仕事論、人生論はともすれば現代の若者に疎まれる可能性があるが、それを圧倒的な熱量と巧みな言い回しで上手く伝えきっている。
・No pain , No gain 痛みのないところに前進なし
・圧倒的努力(中略)で仕事をねじ伏せる
・憂鬱じゃなければ仕事じゃない
・自己検証、自己嫌悪、自己否定なき所に成長なし
・「早起きは三文の徳」と言う通り、惰眠を貪る豚であってはならない。
・身を切り血を噴き出しながら戦うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。
などなど、ひたすら熱い、というか暑苦しい。僕は嫌いではないけどあわない人もいると思う。
個人的にはネイティブアメリカンに伝わる「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちが、どうしても生きたかった大切な明日だ。」という言葉が凄く良かった。一日一日を大切に生きる為に、この言葉は胸に刻みたい。 -
幻冬舎の創業者である見城徹の自伝。
角川で角川春樹の元で仕事をし、後に独立して幻冬舎で成功するまで、とにかく本人がいうところの圧倒的努力によってなしえた人脈と仕事の成功譚がまぶしかった。 -
この熱に心惹かれました。