禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423329

作品紹介・あらすじ

心が穏やかで大きく、人から愛され、毎日が充実している人ほど、その"所作"はさりげなくて美しい。正しい所作は、人生を輝かせる基本。「呼吸と姿勢を整える」「美しい言葉を使う」「朝起きたら窓を開ける」「箸や器を大切に扱う」などシンプルなことから始めれば、正しい所作は身につくのです。世界で活躍する禅僧が説く、本当に役立つ禅の教え。

感想・レビュー・書評

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  • 心を整えるっていろんな本で命題になっていますが、この本を読むまでは、よく理解できませんでした。まず、心を整える前に、日常の型をきちんとするのですね。美しい所作を、意識していきます。

  • なぜ読もうと思ったか?
    ふと、私は考えた、マインドフルに人生生きるには行動をまず見直さないとだ。なぜかって?一つ一つの行動が私は汚いからだ!朝起きてぼーっとしてから二度寝をするし、トイレで手を洗わない時もあるし、椅子にあぐらかいて座るし、見ててさぞかし不愉快だろう!ただ私は変わるのだ!所作を身につけて、姿勢良く生きて、すべて茶道家のようにビシッとバシッと動くのだ!流れるような動き!してやるぜ!見せてやるぜ!痺れさせてやるぜ!

    感想
    しょっぱな現代人は効率的な生活を求めすぎているとお叱りを受けたぜ!痺れるー!
    ただ効率性を求めた方が気持ちいいし時間のロスが少ないしお金がかからないからそれには従わないぜ!
    ただそれが行きすぎてマルチタスクになったら非効率だからバランス見極めてですね!師匠!

    印象的なことが多くて眩い光が私の脳に差し込んでいる。今日から私は変わるのだ!姿勢を正してカツカツと、お花を飾って日常に美を、手渡すものだけでなくその袋、外見にもこだわり風呂敷を使う、
    そうまるで雨の一部になったかのように、自然に、伝統に、歴史に溶け込むのだ!

    科学的な根拠とかが出てこないのは想定済みだ!この所作を科学と結びつけて効果を目に見える形にするのも大事!師匠、俺、頑張るよ!

  • 全部実践できなくても、守りたい・続けたい生活態度が満載だったので、以前から読みたかった一冊が、文庫で発売したので即買い。
    禅宗の言葉はとても興味深いけれども、ひとつひとつを調べつつだと前に進めず、途中で断念。

    守りたい、続けたい事柄をメモにして常時持ち歩くことに。ひとつどうしてもできないのは、食事の後片付けを翌朝に回してしまうこと。。。。できるようになりたい。。。

  • 主に女性向けに書かれた日々の生活の中に禅仏教の教えを取り入れるための工夫を書いたもの。
    さすが桝野先生と思うほどわかりやすく書かれていて参考になる。

    しかしちょっとどうしてもお手軽になりすぎてしまうので、もっと深く知りたい人は他の書籍も当たるのが良いだろう。

  • スルスルと読んでは流れてしまった‥もう少しコアな本を読んで和について学んでみたいと思った

  • 実行は難しいと思う記載はあったものの、呼吸を整えること、姿勢を正すことは、普段の生活でも意識しようと思えた。

    個人的には、後片付けを次の行動の準備と考えることは目から鱗だった。
    この考え方だけでも、後片付けの億劫さが変わったので、私の暮らしにとって大きな収穫だった。

  •  枡野師の本をいま集中的に読ませていただいています。
    ですが、こういう禅を生活にいかす系の本は、なかなか自分の生活に落とし込めない(笑)。

     どうしてかとつらつら考えるに、やっぱり今までの自分の自堕落な生活習慣を訂正するのは、すごく難しいからじゃないかと思うんです。
     すごく強烈なモチベーション付けとか、なにかないと、難しいと感じています。

    例えば、
    ・食事中に、いちいち箸を箸置きにおいて、咀嚼する。
    これはダイエットにもよいということを聞き、わざわざ箸置きを買っていつも置いているんですけども。やっぱりいざ食べる段になるとわさわさ食べてしまう。
    どうしたらいいんでしょうか。

     あと、習慣づけたいこととして、
    ・朝一日いっぺん、腹から声を出す
    というのが本書に書いてありました。これはタイミングをはからないとやや近所迷惑ではありますが、やってみたいと思っています。

     youtube で枡野師のインタビューなど拝見しますと、やはり所作が美しいと感じます。お礼をするときなど。
     しかし、これは長年の僧侶としての修行の積み重ねでもあろうと感じます。

  • ムダをそぎ落とした清廉な暮らしや禅に興味を持ち、この本にたどり着きました。
    所作の綺麗な人は上品で美しい。
    調身調息調心、姿勢が整えば呼吸も整い、心も整ってくる。
    私も呼吸を整え、体幹を鍛え、意識を「現在」に集中して暮らしていきたい。
    修行と言うと、山伏の格好で険しい山に登ったり冬の朝に水垢離をしたりというイメージがあったのだけど、空気を入れ替えて掃除をするだけでも、正しい姿勢で座るだけでも修行になるのですね。それなら日常でできそう。
    調べてみると町内でも座禅体験できる禅宗のお寺があるようなので行ってみたいと思います。
    桝野さんのこんな本で、もっとシンプルにエッセンスだけを集めたような読みやすい本があるといいなぁ。
    また時々読み返したい本です。
    図書館で借読。

  • 禅(曹洞宗)の教えを現代の生活に照らし合わせて、日々の生活の改善点や見つめ方を”所作”を通して教えてくれる。
    マインドフルネスやヨガなどとも通じるところがあって、色々と自分の振舞いを顧みさせてもらえた。
    この気づきを活かしていきたい。

  • 日々の過ごし方を美しく整えるための動作や心構えがたくさん紹介されている。

    とにかく基本はどんなときでも心を乱さず落ち着いて、丁寧に行動すること。
    当たり前なんだけどつい疎かになりがちなことが書かれているので、時々読み返しては心に刻みたい。

    〜以下、個人的に読んでいて参考にしたいなと思った内容〜

    ・「調身、調息、調心」
    姿勢(=所作によって成り立つ)が整うと呼吸が整ってくる、呼吸が整うと心が整ってくる。

    ・頭のてっぺんと尾てい骨が一直線。腹式呼吸がしやすいのが正しい姿勢。

    ・話を聞くときは相手につま先を向ける。

    ・頭のてっぺんと尾てい骨が一直線。腹式呼吸がしやすいのが正しい姿勢。

    ・人を見て、いいな、素敵だなと思うことは10日続ける。

    ・物を大切に扱う。音は立てない。

    ・眠る前に心配事はしない。

    ・身につけるものは長く大切にできるものを選ぶ。

    ・過去のことを悔やまない。将来を不安に思わない。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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