いちばん危険なトイレといちばんの星空: 世界9万5000km自転車ひとり旅 2 (幻冬舎文庫 い 30-2)

  • 幻冬舎
3.99
  • (53)
  • (83)
  • (45)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 566
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415027

作品紹介・あらすじ

世界一周旅行で見つけた「美人の多い国」「こわい場所」「メシがうまい国・まずい国」など、独断で選んだ“マイ世界一”の数々。抱腹絶倒の失敗談や出会いのエピソード満載の痛快旅エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自転車で世界一周した著者が、色々な世界一を独断で選んでいく旅行記エッセイ。
    語られる世界一の項目は、例えばありがちな「こわい場所」「メシがうまい国」というものから、「笑えるお札」「キツイ便所」といったものまで多種多様であり、各項目ごとに数ページの長さで語られていく。

    著者の前作「行かずに死ねるか!」同様に、本書も良い意味でも悪い意味でも”軽く”読める。
    この”軽い”という意味は、ある読者にとっては”軽妙で気軽に読みやすい”と感じるだろうし、逆に”何か物足らず印象に残らない”と感じる人もいるだろう。

    私自身はどちらかというと後者だったので、この著者の他の本はもう読まないだろうなと思った。

  • 何も考えず軽く楽しめるエッセイ。旅行記、それも世界一周ものが好きなので楽しく読める。ベトナムに行った時チェーを食べなかったので、それがこの本を読んで今更心残り。チェーを食べるためだけにベトナムいきたい。

  • 「行かずに死ねるか!」続編。
    世界9万5000km自転車ひとり旅Ⅱ
    となっているように、著者の
    “独断による世界一”をエピソードで綴ったもの。
    どの本を見ても著者のまっすぐな、でもやんちゃさもある
    旅がつづられていて、こんな旅したいなーと
    思わせてくれる。いいことも悪いことも。
    好きです。サイン本です。

  • 前作の「行かずに死ねるか!」の次回作にあたる本です。
    正直、前作のようなワクワク感などはあまり感じず、次回作というより、前作の「補足版」みたいな感じの本です。
    ジャンルごとに分けてあるのでスラスラ読めますね。

  • 自転車で7年半かけて世界一周旅行をした、石田ゆうすけ氏の著書、第2弾。前作は時系列で7年以上の旅をダイジェスト版で1冊にコンパクトにまとめてあったが、本書はテーマ別に心に残る景色や出会いやエピソードが綴ってある。
    第1作の『行かずに死ねるか!』よりも、筆がこなれていて、面白おかしくまとまっており、こちらの方がエンターテイメント性が高いと感じた。
    そもそもこの本を出すことになったのは、著者が世界一周をしたことを知った人から、「どこか一番良かったか、どこの食事が一番美味しかったか」と繰り返し質問されるから、ということだ。本書の醍醐味はやはり、普通の旅行者が行かないであろう地方の現地の人の様子が手に取るように分かることである。臨場感のある感想は正直であり、好感が持てる。いいところばかりではなく、一番不味かった食べ物、嫌いな国、トラウマになった出来事なども隠さずに書いてある。
    いくつか興味を持った町・景色を記録したので、今後の旅行の計画を立てる際に検討してみようと思う。

  • 行かずに死ねるか(本編)、洗面器でヤギごはんの順に読んだ。
    最初ほどの驚きはないが、本編と繋がってるのであの場面ではこうだったのかとより深く知ることができる。

  • 他的世界一是不错,パラパラ漫画也:峡谷是ヨセミテ在カリフォルニア,バランカ・デ・コブレ在メキシコ。滝是イグアス在アルゼンチン和ブラジル。菜是チャージョー和チェー(スイーツ)的タッカー(全部盛)在ベトナム。bar是BAL在スペイン。

  • 著者の世界一周記の第二弾にあたる本。前作では旅行の日記という形であったが、今作は旅の目的でもあった"世界一すごいもの"を探して自転車をこぎつけた結果を纏めた本かなと思う。今作はけっこう笑える要素が多い。

    いろいろな国を周ったいろいろな世界一だけあってかなりの趣き深かさがある。それを伝える文章力もかなりのものなので一気に読んですごい楽しかった。
    この人の作品は、終わりがきてほしくないなぁと思いながら読んでいた。前作にない話があるものの前作を見てから見た方がいい。次で最終版かぁと思いつつ楽しみ。

  • 7年半かけて自転車で世界を一周した著者の旅エッセイ。訪れた国、87か国を筆者の主観で選んだ「my世界一」を紹介。前作がその世界一周の紀行物で、同じ体験から切り口を変えて、二匹目のどじょうというところ。
    同じく旅ものとして、グレートジャーニーの関野さんほど教養はなく、高野秀行さんほど軽妙な文章でもなく、作家としては中途半端。将来大丈夫ですか??

  • 世界9万5000km自転車ひとり旅Ⅱ~こわい動物はカバ・象。危険なトイレはブルキナファソの小さな村の豚トイレ。峡谷はメキシコのバランカ・デル・コブレ。飯は中国(刀削麺)・ベトナム(チャージョー・春巻)・メキシコ(タコス)。まずいのはガーナ。ビールはアイルランドのギネス。ビールのない国はイラン。ドイツはスイーツ好きで、ベトナムのチェーが絶品。高美女率はエストニア。美しい町はイタリアのフィレンツェ、ウズベキスタンのブハラ。親切な国民はトルコ・シリア。若いイラン人がむかつく。モニュメントバレー・ペイト湖・フィッツロイ山・キリマンジャロ・ザンジバル島・ナミブ砂漠のソフスフレイ~ あとがきの「世界を参集した」という表現が好印象だね。ひとからよく聞かれるもう一つは「ご両親は、なんて?」だそうだが、そりゃそうだ!

全60件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1969年和歌山県生まれ。旅行エッセイスト。大学卒業後、自転車で世界一周を達成し、その体験を綴った初の著書『行かずに死ねるか!』
(実業之日本社)がベストセラーに。世界一周自転車ひとり旅シリーズの3部作は中国、台湾、韓国でも翻訳出版され、
国内外で累計30万部を超える。現在は旅、自転車、食を中心に執筆活動を行なっている。
著作はほかに『洗面器でヤギごはん』(幻冬舎文庫)『大事なことは自転車が教えてくれた: 旅、冒険、出会い、そしてハプニング!』
(小学館)など。

「2020年 『自転車お宝ラーメン紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田ゆうすけの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×