M 愛すべき人がいて

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344034914

作品紹介・あらすじ

浜崎あゆみさんが激白!エイベックス会長、松浦勝人さんとの恋愛……!2019年8月1日刊行、衝撃の激白小説。

それでもマサ、私は歌っているよ。浜崎あゆみを生きているよ。歌姫誕生に秘められた、出会いと別れの物語。

「二人で作り上げた“浜崎あゆみ"は、マサにも、あゆにも、手に負えないモンスターになってしまったね」

博多から上京したありふれた少女・あゆを変えたのは、あるプロデューサーとの出会いだった。やがて愛し合う二人は、“浜崎あゆみ"を瞬く間にスターダムに伸し上げる。しかし、別れは思いのほか、早く訪れ……。

感想・レビュー・書評

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  • TVであゆをよく見ていたけど
    ぜんぜん気付かなかった。
    いわゆるアイドルとちがい、不良っぽい影のある人だと思っていたけど。

    プロデューサーとアーティストという関係だったから、恋に落ちたんだと思います。
    クラスメートとか同じ部活とか合コンで知り合ったとかでなく。
    彼はあゆの中に煌めきを見つけたし、あゆも彼を信じて頑張った。
    また、あゆは幼い頃にお父さんを失っているから、年上の男性に惹かれたのだと思いました。

    「私が大好きだったのは、どこにも出掛けず家にいて、マサと話をすること」

    でも、マサは破滅的なペースで仕事をし、同時に毎晩毎晩意識を失うほど酒を呑むようになります。

    「私は、私の歌が空気のように流れている街に出る度に不思議な気分に包まれる。浜崎あゆみは私自身だと脚に力を入れた日から数年が経って、この、あゆというアーティストが、本当に自分自身なのかと不安になって、でも、それを求めつくり出しているのは愛するマサだから、どんなに怖くても我慢しなくちゃ、と、自分に言い聞かせて。」

    そして二人の”成功”が別れへとつながっていくのです。

    でもマサの今の奥さんて、あゆにそっくりなんですよね。
    奥さんこの本のことどう思っているかな。

  • 気になるけど買うほどではと思っていたら、Kindle unlimitedの対象だったので読んでみた。
    中学生の頃、浜崎あゆみの大ファンだった。今でもDutyまでの曲は全部歌える。
    なので、結構知ってる話もあったし、出てくるあゆも割と印象通り。これまでのイメージを補完していく感じで読んだ。
    そう言えば、フォトブックでもmax matsuuraへの気持ちめっちゃ書いてたなぁ。
    当時の私は「この人、あゆの恋人なのかな?」と思ったけど、結構な年上だと知ってじゃあ違うかと思っていた。でも、やっぱ恋人だったのね。
    昔の曲の歌詞とか、また違った感じで読めるのも新鮮。

    ストーリーの感想としては、松浦氏がちょっとひどい。。19歳の女の子にこんな思いさせちゃだめだろ。全体的に最低。

    あ。★4つなのは思い出補正です。

  • ー ただ、もしも誰かに「今回の人生で一生に一度きりだと思えるほどの大恋愛をしましたか?」と問われたなら私は何の迷いもなくこう答えるだろう。
    「はい。自分の身を滅ぼすほど、ひとりの男性を愛しました。」と。 ー

    一度きりの人生の中で、こんなことが言える恋愛経験をしてみたい。結果的に2人は結ばれず精神的にボロボロになったとしても、誰かを本気で愛したという事実は自分の資産になると思う。

  • 全盛期の浜崎あゆみといったら社会現象になるくらいの力があってそれはそれは凄かった。
    そんな歌姫の誕生秘話が書かれた話。

    文字が大きくて歌詞が贅沢に書かれてたからサクサク読めた。内容はそこまで濃くなくてドラマを見れば読まなくてもいいと思う。

    懐メロ歌手にはならずに新しい浜崎あゆみを作り続けようとしてて凄いなと思った。母目線での歌とか出してるし、あゆならやっていけそう。

  • ドラマを観てからの読了。
    ドラマはキャストもよく面白かったが本の方は話題先行の出来。

  • あゆ時代なので、ドラマも見て、小説も読みました。

    これを読むと改めて当時の歌の数々の詞の意味がしみます

    どこまでが真実で、どこがフィクションなのか
    曖昧なのがまた軽い感じでさらっと読めます

    輝かしいあゆしか見てこなかったけど
    裏では色々苦労や努力が合ったんだなと


  • 内容は濃いのかもだけど、読み応えはすごく薄い。関係者はMAX松浦もアユもわがままが酷すぎると評判だが、美談の小説。おもしろかった。おもしろくないけど、読まずにはいられない小説。

  • 以前から読みたいと思っていて、文庫本が出たので買ってみた。
    浜崎あゆみと松浦勝人が出会いから恋愛をし、そして別れの時がやってくるまでのストーリー。
    事実に基づいたフィクションとのことでどこまでが本当の内容かは分からないが、浜崎あゆみは一番に松浦勝人のために歌い続け、そして歌謡界のトップとして駆け抜けてきたんだなと思うと、平成の歌姫も本当は普通の恋をする女の子だったんだなぁと感慨深かった。とても美しく描写された物語であった。
    過去の歌の歌詞をもう一度よく感じながら歌を聞いてみたいと思った。
    いつかまた松浦勝人とずっと一緒にいれたらいいのにね。

  • 稚拙な文章で、普段本を読まない人間でもすぐ読み終わる ファンではないのでこのぐらいで丁度よい

  • 90年代後半から2000年代前半、音楽シーンに旋風を巻き起こした浜崎あゆみが一人の男性と出逢いデビューしてゆくまでの過程とデビュー後、売れっ子になってからの心の葛藤について描写した作品。

    読了後、彼女のヒット曲を聴くと、それまで持っていた浜崎あゆみ・曲のイメージが良くも悪くも変化する一冊。しかしながら何故、このタイミングで刊行したのかという疑問は残る。

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著者プロフィール

一九六二年横浜市生まれ。広告代理店
勤務などを経て八九年より執筆を開始。
主題は多岐にわたり、人物ルポルタージュ、
ノンフィクション、インタビューなどの作品を発表。
著書に『YOSHIKI /佳樹』『全身女優 私たちの森光子』
『五郎丸日記』『それってキセキ GReeeeNの物語』
『虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡』
などがある。

「2020年 『M 愛すべき人がいて 愛すべき人がいて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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