破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

著者 :
  • 幻冬舎
4.25
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  • (10)
  • (6)
本棚登録 : 2138
感想 : 275
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344033504

作品紹介・あらすじ

著者、『カンブリア宮殿』出演(2019年8月8日)! 
村上龍氏も絶賛!! 
企業とは、働くとは、仲間とは何か――。
実話をもとにした、今大注目のビジネス小説。

(内容)
2008年2月。小さなデザイン会社を経営している田中は、ひとつの賭けに打って出る。
それは、売上20億円に対し、負債14億円を抱えた瀕死状態のメガネチェーン店「オンデーズ」の買収。
新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていたが、社長就任から
わずか3か月で、銀行から「死刑宣告」を突き付けられる。しかしこれは、この先降りかかる試練の序章に過ぎなかった――。

度重なる倒産の危機、決死の資金繰り。無謀に次ぐ無謀。裏切りに次ぐ裏切り。
何度も死にかける怒涛の展開にページをめくる手が止まらない!


今や年商180億円、12か国300店舗を展開するメガネチェーン・OWNDAYSの
死闘の日々を田中修治社長が自ら描く、ノンストップ実話ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • メガネ販売のオンデーズを再建した社長と仲間たちの物語です。

    内容は確かに破天荒です。稲盛和夫さんの著書を読んだ直後なので、こんな経営の仕方をしたら怒られるだろうと心配してしまいましたが、経理担当やオンデーズ本部の面々のフォロワーシップと少しの運により、困難を乗り越えていく様は痛快です。

    若干のデフォルメ感はありますが、前向きになれる本です♪

  • いやあ。めちゃくちゃ面白くて勉強になる一冊でした。
    メガネのオンデーズの復活ストーリを通じて、経営視点での問題解決を学べる。

    20億の売上で14億の債務状態を抱えるオンデーズをいかに立て直すのか?キャッシュフローがギリギリの中での究極の意思決定の連続。

    例えば、絶好調の大手3プライスメーカが業界騒然の追加レンズ無料を打ち出す中で、体力が劣るオンデーズも追随するべきなのか?

    例えば、国内での業績が好調に変換したが、まだ債務超過が続く中で、まだ競合が未開拓の海外に先手を打つべきか。

    社長として、どういった目線で経営を行うのか。何をするにも、どんな目線で考えるべきなのかも勉強になる。

    こんな勉強になる本を自分だけ読んでいてはつまらない。
    例えば、この本のように、面白い本をテーマに、週1回くらい輪読会をZOOMとかオンラインでやったら面白いかなーとも思いました。
    もしご興味ある方いらっしゃたらご連絡ください。

  • 読んでいて久しぶりに100ページくらいで断念した本。
    主人公の無鉄砲さ、楽天家な面、そのくせハッピーエンドになるんだろうという非現実的なストーリー構成に虫唾が走って、読むのをやめた。
    さぞかし低評価なのだろうとブクログレビューをチラっと見ましたが、ビックリ。かなり評価が高いではありませんか!!笑

    もうちょっと我慢して読むべきだったかも(笑)
    まぁ、もう二度と買いませんが。

  • 面白い!!小説感覚で読んでいける。
    まだ途中で400ページを超す大変だから時間かかるけど頷きながら読み進めていける。
    ただやっぱり経営者たるリーダーは常に前に立って背中を見せるべき存在でありたいなと思わせる。
    仕事が忙しいが読んでしまったら最後、一気に読み進めなきゃいけない本です笑

  • 経営は、人・挑戦・提供価値。
    破天荒で崇高で最高なフェニックスの世界へ
    さぁ行こう。
    喜怒哀楽に学びありのまさに波瀾万丈物語。


  • 2022/02/18

    勢いと面白さがすごい!!!
    約500pをすぐに読み終わってしまった。

    アフリカの言葉で、
    「早くいきたいなら、1人で行け
     遠くへ行きたいなら、みんなで行け」と

    あるように、自分を中心に周りをどんどん巻き込んでいくストーリーは寝る間を惜しんで引き込まれました。

    結果を出しているのが素晴らしく
    カッコいい男っていうものを感じました。

    「人生は死ぬまでの暇つぶし」というように、こんなにもクレイジーで、こんなにも充実した物語は、死ぬ間際でも充実しているだろうなと思いました。

    出会えて良かった本です。

  • 最後まで読み終わった時にフィクションだとわかった。
    なのでフィクションとしての評価としました。
    小説として単純に面白く、最後まで集中して読破することができた。
    とても面白い企業小説でした。

    この本に出てくる田中さんが本来の姿であれば経営者としては行動力と決断力が異様に早く、並の経営者ならブレーキを踏んでしまうような場面でも、アクセルを踏める経営者。
    しかし、同じような状況下で無一文になってしまった経営者の方が多いのだろうなぁと思うほどの修羅場を行動力ととてつもない運の良さで切り開く。

    この本によってオンデーズを身近に感じたので近くの店舗でメガネを買ってみようと思った。
    そう思う人が増えるだろうなと思うほど、書籍としても面白く、オンデーズの今後にとって大きな武器になったのは間違いない。そんな本。

  • 新しいことや、人と違うことをやろうとした時、多くの人は反対したり、うまくいかないと否定したりする。確かに失敗することもあるかもしれないが、そういう挑戦の先にしか、成功はないんだということを、これでもか、というくらいめちゃくちゃなピンチ、荒波を乗り越えてきたオンデーズから学ばせてもらった。

    自分が悩んでること、気にしてることってほんとちっぽけだなーと思わせてくれたし、勇気と元気をもらった。
    とてもじゃないけど真似はできないが(笑)前向きに挑戦し続ける自分でいたい。

  • 読み物としても面白いし、経営、企業再生を体験するものとしても面白い

  • ドラマ化されているのは見たことがあるのですが、まあ、ドラマと同じことが書いてあるのですが。これ、本当に、眼鏡屋の社長が書いたのか。実際に経験したことだから書けるのだろうけれど、うますぎる。涙がこぼれそうになります。本当に文章うまい。次から次へと難題、いろいろあります。新店舗開店の際には自分もその開店に立ち会っているような気がしてドキドキします。そして感動します。この本はすごい。企業再生の中で、東日本大震災のくだりも、涙が出そうになるくらい感動した。オンデーズの被災地支援で被災地に乗り込む部分を読んで、逆に、自分は新潟県や山梨県へ避難したのですが、到着した時、日常のごく普通の生活が営まれてるのを見て、愕然とし、ほっと安心したこと思い出しました。まったく逆の体験ですね。そして、社長はともかく、人を惹き付ける特効薬は「結果」と感じるほどに、従業員それぞれが情熱を持って仕事しているのは素晴らしいと感じました。ドラマを見てあらすじは知っていたのですが、だから、この本は内容知っていると読まない選択をしなくてよかった。

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著者プロフィール

10代の頃から起業家として活動。2008年に巨額の債務超過に陥り破綻していたメガネの製造販売を手がける株式会社オンデーズに対して、個人で70%の第三者割当増資引き受け同社の筆頭株主となり、同時に代表取締役社長に就任。2013年にはオンデーズシンガポール法人、2014年にはオンデーズ台湾法人を設立し、同社代表取締役社長に就任。2020年3月現在、12か国340店舗を展開し、独自の経営手法により、事業拡大と成長を続けている。

「2020年 『大きな嘘の木の下で 僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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