アンダーカバー 秘録・公安調査庁

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 161
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344032699

作品紹介・あらすじ

公安調査庁の分析官・芳野綾は、現場調査官である沼田から、武装した大量の中国漁船が尖閣諸島に向けて4日後に一斉出航、6日後の早朝には上陸して実効支配するという報告を受ける。しかし関連省庁はいずれもその情報を否定し、沼田に情報提供した協力者にしてもダブル(二重スパイ)の疑惑が掛けられる。そして綾の必死の分析を嘲笑うかのように、巧みに仕掛けられた壮大な陰謀がカウントダウンを始めた!『ZERO』の麻生幾が放つ、ノンストップ諜報小説!書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 描写は詳細でリアリティという点では申し分ないが、氏の本のほとんどがそうだが、伏線が多すぎて非常に読み難く、通読を断念…面白そうな雰囲気ではあったのだが、残念。

  • 昔はこの作家さんの作品が好きだったけど、最近は専門用語の羅列で、小説の面白さが感じられないことが多いので、久しぶりに手に取ってみた。
    今作はあくまでも公安調査庁の物語であり、警察の公安事件ではないことを冒頭で主張している。
    その公安調査庁の中でも、現場ではなく、分析官を主人公にしているので、現場の緊迫感ではなく、現場から上がってきた情報を分析官がどう読み解いていくかに重点を置いているので、その場で情報が明かされない手法がとてもイライラする。
    対中国との緊迫したやり取りや、何重にも張られた諜報活動など、扱っている材料が面白いだけに、もっと違う描き方が出来たのではないかと、かなり残念。
    主人公の独りよがりなシーンも多く、優秀な人材として描いている割には感情的で、それもかなりマイナス要因かも。

  • 公安調査庁で、現場がもたらす情報の真偽や重要度などを精査する分析官の芳野綾。彼女のもとに、中国が尖閣諸島に上陸し、実効支配を企てているとの情報が届く。情報提供者は信じられるのか、そして多方面から裏をとった情報の確度は信頼できるのか。芳野綾は、何を、そして誰を信じればいいのか・・・
    専門用語や登場人物も多く、話を先に進めたいとおもいつつもページを戻すことも。麻生氏の取材力は毎回感心させられ、勉強になる。ラストはかなり意外だった。

  • 面白かったけど、理解力が足らないのか今ひとつすべてのパズルが自分の中で埋まらなかったです。

  • 猛烈に難しかった。専門用語と登場人物が極めて多いので、正直完全に理解できたとは思わない。ストーリーとしては本来ならスピード感があるのだろうが、噛み砕くのに時間がかかるのでむしろスローテンポに感じてしまった。公安調査庁は今まで読んだ作品において、あまり存在価値を見出していないものばかりでおざなりに書かれていたが、緻密な取材でかなり具体的であろうと感じさせてくれた今作だった。

  • ふむ

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153162

  • 1

  • 海士長

  • 展開に付いていけん

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著者プロフィール

大阪府生まれ。小説デビュー作『宣戦布告』がベストセラーになり映画化。以後、『ZERO』『瀕死のライオン』『外事警察』『奪還』『特命』『銀色の霧』『QUEEN スカイマーシャル兼清涼真』など話題作を発表し続けている

「2022年 『トツ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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