ピンヒールははかない

  • 幻冬舎
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344031333

感想・レビュー・書評

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  • 著者の周りにいる強くたくましく生きる女性の話。
    いろんな生き方があると思うけど、違う文化圏なのでいまいち感情移入できずに流し読みして終了。

    覚えておきたいフレーズ。
    「選んだ道が最善の道よ」別の道を選んでいたら...考えがちな悩みですが、その別の道を選んでいたらどうなっていたか、という仮説に対する答えは永遠に謎。自分の選んだ道をベストにしていくしかない。

  • 佐久間さんの周りにいるニューヨークに暮らす女性たちの生き方について書かれたエッセイ集。

    自分の人生はこれで良かったのだろうか、選んだ道は間違ってなかったのだろうか、と不安に思ったら、わたしは迷わずこの本をもう一度読む。

    シングル、特定のパートナーがいない、子どもがいない、体調を崩して働けない、最愛の人を失った...自分が置かれた状況について周りと比べてしまう人が読んでも、きっとすごくラクになる。

    他人と自分を比べない。等身大でいる。選んだ道が最善の道。肩の力を抜いて生きていこう、と思える本だった。

    印象に残った英語のフレーズ
    ➤時間は短く、やりたいことはいくらでもある。だから自分の足を減速させる靴は履かない。「I Don't Wear Pumps(パンプスははかない)」
    ➤自分の存在に過剰に不安になったり過剰に自信を持ったりせず等身大の自分でいる「comfortable in your own skin」
    ➤元夫の母親に最期に言われた言葉「Promise me not to miss out on any fun.(どんな楽しいこともやり逃さないって約束して)」
    ➤怪我をしたり、元夫が亡くなったり、友達に悲しいことがあったとき、何度も耳にした言葉「We have each other.(私たちにはお互いがいる)」

  • 逞しく、明るく、前向きに、
    もがき苦しみ、悩み、闘う女性たちの、それぞれの人生が、
    さらりと描かれる。

    深刻な重いテーマもあるが、
    どこか、あっけらかんと軽やかに、お喋りが繰り広げられていく感じ。
    友人達は、相手が同性だからこそ、それこそお喋りを愉しむように
    自分の人生を語り、癒されているのかもしれない。

    著者は女性だからこそ、女性の生き様を、
    温かく、冷静に、時に批判的に、語れるのだろう。

    女は、喋る生き物だ。
    万国共通なんだなと、なんだかホッとする。

    私も力強くしなやかに生きていこうと考えさせられる。

    この著者だから、周りに素敵な友人が集まるのだろうか。

    或いは、ニューヨークという街が、女を強くするのだろうか。
    この街に住んでみたくなった。


    一年半程前に本屋さんのトークイベントで、お話を直接お聞きし、ファンになった。
    歯に衣着せぬ物言いで、明るく可愛らしい方。
    その後、買って帰った本を一気に読了。
    他の作品も読んでみたい。

  • 今の自分にとって、吐きそうなくらいずっしりくるものがあった!人生の可能性を狭めてるのは、自分だなと思った。日本の文化や社会のせいもあるかもしれない。知ってるのと知らないのとでは、全然違う。人生のこれからにまだまだ辛いこともあるんだろうな、頑張れ自分!(笑)

  • 講演会で豆塚エリさんが紹介されてた本です。面白かったです。
    前作「ヒップな生活革命」より後のアメリカを舞台に、作者がご自身や周りの女性たちについて書かれたこちらの本のほうがわたしは好みでした。前作は違う世界の話の印象を強く持ってしまったので…。
    「自分の進む道は自分で選ぶ」、当たり前のようで難しくて、今でも(これが正しいのかわからん)と思ってしまいます。でもこう進むと決めたので全うするしかないです。進みたい道やりたいことが変わったら、軌道修正かければよいです。あの時ああすれば〜みたいなのは考えても仕方ないのでそれはしないし。
    「コミットするシングル生活」、大事。幸福も継続しないなら不幸も継続しないので、折り合いつけてこれからも生きてゆきます。読めて良かった本でした。

  • これ読んだ時ちょっと衝撃を受けた気がする。

  • ニューヨークの温度がリアルに伝わってくるのはとてもよかった!
    ただ、わたしは多分どうしても英語圏に住む日本人の書く日本語があまり好きではない気がする。
    日本語の質感が違うのだなあ。

  • 私の心はまったく動かず、最後は飛ばし読み。
    それぞれの考え方があるということは分かった。

  • ニューヨークに住んで、やりたいことやって、自由に生きる。幸せ、だけじゃない現実。強く生きる女性の過去、悩み、妬み、傷。たくさんの葛藤と仲間の存在。この先、何を選んでも、自分らしく生きていける方法がきっとある。

  • この本はわたしのバイブルみたいな本になった
    30歳になる目前で出会えてよかったな
    選んだ道が最善の道 という言葉が良かったな
    自分をハッピーにできるのは自分しかいないね
    人と比べることは悲しいことだ
    Don’t miss out on any fun

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著者プロフィール

ニューヨーク在住歴20年。政治経済や社会問題から、ファッション、ライフスタイルまで幅広いトピックスについて執筆する。著書に『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。www.sakumag.com

「2018年 『My Little New York Times』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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