- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344028876
作品紹介・あらすじ
五年前、東シナ海島嶼上陸訓練で姉を亡くした沖縄新聞記者の山本秋奈は、姉の死の真相を明らかにするため周辺取材を続け、とうとう「冊封使録」の存在に辿り着く。その中の一冊「羅漢」が、姉の死に関わっているというのだ。尖閣の領有権を主張する根拠として中国がたびたび言及するこの古文書には、一体どんな意味があるのか?折しも沖縄では米兵による女子高生強姦殺害事件と、その後の県警の不適切な対応が世論を激化させ、さらに白昼オスプレイが墜落。現場に急行した秋奈が目にしたのは…。米国の思惑と背後に見え隠れする中国。その時、日本政府は??圧倒的リアリティと情報量の大型エンタメ小説。
感想・レビュー・書評
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青木作品全般に言えるが、テンコ盛りの内容の割に短い。スピーディーな展開を狙ってるのかもしれないが、背景や人物の描写が物足りなくなる。本作も1.5倍ぐらいの文量で書いてほしい濃密なストーリなので勿体ない。現代政治ショーと琉球の地政史を主軸にしたミステリーを面白く書くならやはり短いと思うな。
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沖縄の方たちの耐え忍ぶ思いを我々はどこまで知った気でいたのだろう。色々と複雑な問題はあるだろうが
この本が映像化される事を期待する。 -
比較的面白かった。生々しくて映画化は無理かな!?
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あり得ないと思いながら、でもあり得るかも、と思ってしまう。琉球国独立!
ここに書かれている明への冊封のようなことは琉球王国は、同様に八重山群島にしていた事実は忘れないようにしないと。 -
沖縄が独立するとしたら。
本書は、その一つの方法を描いている。
日本、中国、米国を巻き込んでの独立への戦い。
大きな陰謀がそこにあった。
わくわくしながら読んだけど、読後はちょっと物足りなさが残った。 -
著者の処女作と言う事で多少文体が今一歩といったところもあった
しかしストーリーはとても面白く沖縄の置かれている立場や尖閣の大切さがよくわかった
魂は小説も良いと感じた -
尖閣諸島の領有権が明確になる冊封使録「羅漢」をめぐる陰謀と野望が、今の沖縄や尖閣諸島の国際状況を背景にリアリティーをもたせて書かれた近未来小説で、現時点では興味深く読める。
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おもしろかったです(^o^)
が、タイトル変えた方がいい。
沖縄ゲームか、琉球ゲームに。
または、オキタキ、でもいい。