- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344028210
作品紹介・あらすじ
鍼灸医・菜摘は、「妻敵討ち」の旅から戻った養父・佐十郎と十年ぶりの再会を果たす。しかし帰藩した佐十郎は不治の病に侵され、妻敵討ちは何者かに謀られたものだと口にした。弟・誠之助、彼に思いを寄せる千沙とともに真相を探る菜摘は、やがて哀しい真実に突き当たり-。炙り出される組織の不条理、人間の業と欲。人を信じることの忍耐と苦悩。若者たちは何に人生の光を見出したのか?
感想・レビュー・書評
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菜摘にとって優しかった義父だが最後まで読んでしまえば、なんだ自業自得じゃないか!と呆れた。出世欲や恋愛の嫉妬が絡むと、いい人間も歪んで道を誤ってしまう。タイトルの「風かおる」はこの物語の内容に見合っているのか疑問に思う。重かった。
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2020.08.28
最初から今までの作品とは違うなあという違和感があった。最後の若い二人は良いけど、物語のラストとしてはスッキリしない•••。 -
女性にお薦めの一冊です。ホッコリしながら読んでいられる面白い一冊です。著者の葉室麟の作風が出ている小説で安心して読めました。
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後半まで引き延ばした、楊梅の正体。結局は、古典版イジメとその隠蔽。何時もの爽快感が無かったと感じた人は多いのでは。
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嫉妬、出世争い、果たし討ち・・・。ドロドロしそうだが、若い4人のおかげで、なんとなく「軽い」感じ。
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時代物はあまり得意ではない(特に登場人物の名前が難解で覚えにくい)が、これは意外と読みやすかった。
少し話題になっている作品らしい。 -
時代物が苦手なのですが、すごく読みやすかった。真実は何だったのか 知りたさにいっきに読み終えた。
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L
枠的にはミステリーになるのだろうか。病床にある養父が果し合いをしようとするのを止めたいが一心で、養父の謎に迫る娘とその仲間たち。
ミステリーには名探偵が必須。名探偵がいないとどこまでもぐだぐたになるという、ある意味お手本になるような内容。グダグダ過ぎて、関係者が出てくるところ以外はゲンナリするという具合。やっと最後に唯一締める人が現れてちゃんちゃん。という感じ。特に読了に感じるのは、なんだったんだこの話は。的な。主役と仲間たちに光るものがなかったどころか、あーやっぱりね、的なお人が最後のボスでした。救われるところ、あった?