国家の命運 安倍政権 奇跡のドキュメント

著者 :
  • 幻冬舎
3.86
  • (6)
  • (8)
  • (6)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 72
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024014

作品紹介・あらすじ

悪化するデフレ、中国・韓国による領土侵犯、迫りくる国難の数々。安倍政権はぎりぎりで間に合った奇跡の政権である。総裁選をめぐる秘話、故・三宅久之氏との絆ほか、初めて明かされるエピソード満載!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • きついなあ。
    改めて思った。
    第二次安倍政権誕生の時期であり、その後まさかこんなことになるとは。
    面白かったのは特に、出馬に至る、自民党内での調整というか力関係というか。
    いかに、周囲も待望し、民間人も含めて、安倍さん擁立に本気で取り組んだか。
    民主党の、ぐだぐだの本を読んだばかりというところもあって、熱い。

    応援者による筆なので、もちろんある程度割り引いて読まなければいけないが、こういうことって、マスコミさんとか、マジに報道しないね。
    亡くなって日も浅いからあれだが、政治の総括もなければ、それこそ「好意的」に取り上げる特集もない気がする。

    叩く方はかなりあった気がするのに。

    著者は文芸評論家ということもあって、専門でもない経済論への言及はちょっかなと思った。

  • 安倍晋三は日本の国そのもの。民主党政権でガタガタになった日本を立て直す切り札だ。加藤清隆氏曰く「戦後でも一、二を争う名宰相」第1次政権では、10年分の仕事を1年で成し遂げた評価はすでに定着。復活の総裁選では期待しない人80%。だが、三宅久之氏の命を懸けた怒りに感動!マスコミの報道も相変わらず。衆議院選挙でも第3極、俄か仕立ての政党の乱立、中身のないショーに国民を煽り、面白おかしく。モリ・カケなどピントはずれの安倍叩きをしているヒマがあったら、安倍総理の政治理念についてもっと建設的な議論をしてみてはいかが?

  • 2012年12月に第二次安倍政権は誕生した。翌2013年は20年ぶりの伊勢、60年ぶりの出雲の両遷宮、熊野の120年大祭、熱田では1900年大祭というまさに時代の節目を感じさせる年に始動した。民主党政権があれほどひどくなければ安倍総理の出番はなかった。自民党総裁選が決選投票で決着したのは40年ぶり、決選投票での逆転は60年ぶりであった。日本人の危機感が順当な候補者達を差し置いて安倍政権を誕生せしめた。
     第一次安倍政権は1年で10年分の仕事をしたという評価も聞かれる。中国の台頭と国力毀損により日本は存亡の危機にある。保守本流、安倍総理の復活は日本にとって計り知れない僥倖であった。もはやどこの誰かも分からないような者たちに国政を任せておけないではないか。
     就任後、丸2年以上が経過した現在、とくに消費税増税以降、デフレ脱却は道遠いにもかかわらず、TPP参加や、構造改革の邁進は外国人の投資を拡大し、貧富の差を広げ、多くの国民に厳しい競争を強いるものである。”美しい国”とは相容れないとも思うが、今は国防第一で耐え忍ばなければならない時期なのかもしれない。
     日本に何が出来るかではなく何をしなければいけないかを常に考えているといわれる。代わりが務まるものはいない今、安倍総理を信じ支えるしかないのだろうと思っている。

  • 阿部政権礼賛本。だけど、阿部さんの演説読んでると泣けてくるので、これもよし。

  • 著者前作の『約束の日』の続編的な本。

    筋金入りの国家感を持ち、理念を貫く政治家、安倍晋三総理について書かれている。

    マスコミを敵にまわしたために全く報じられることが無かった6年前に成し遂げた多くの仕事、昨年末の自民党総裁選の戦い、アベノミクス等、総理就任後に仕掛けた仕事の数々が書かれている。

    今回は、彼を支えた周辺の人たちについても詳しく書かれている。

    死の間際まで安倍を自民党総裁選に勝たせるために自らの命を削ってまで発破をかける三宅久之氏。

    自民不遇の3年間を真面目に支え続けた当時の自民党総裁谷垣氏を裏切る形で総裁戦に出馬を決めた石原氏に対し、不快感を隠そうともせず、『平成の明智光秀』ときってみせた安倍氏の盟友、麻生副総理。総理当時は漢字も読めないとバカにされっぱなしだったが、こういう人間は見方につけると心強い。

    特に前半部分は臨場感があり、まるでドラマを見るように楽しむことができる。

    先日の参院選で衆参のねじれも解消した。そろそろ日本を取り戻してもらいたい。

  • 安倍晋三が自民党総裁選に勝ち、現在に至るまでを描いたノンフィクション。

    著者は、元々安倍総理誕生に向けて動いていた人物であり、根っからの安倍ファンである。それを差し引いて読んだとしても、やはり安倍総裁誕生までの過程は胸を打つものがある。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。昭和42年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。専攻は音楽美学。論壇を代表するオピニオンリーダーの一人としてフジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞受賞。アパグループ第一回日本再興大賞特別賞受賞。専門の音楽をテーマとした著作は本作が初となる。
著書に『約束の日 安倍晋三試論』『小林秀雄の後の二十一章』『戦争の昭和史』『平成記』ほか多数。

「2019年 『フルトヴェングラーとカラヤン クラシック音楽に未来はあるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川榮太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
山口 敬之
石原 慎太郎
池井戸 潤
百田尚樹
ウォルター・アイ...
池井戸 潤
古賀 茂明
佐藤 優
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×